狙い馬 競馬

覆面調査詐欺の話と2025函館記念

先日、飲食店の覆面調査のバイトを請け負った。飲食代2000円まで補填され、報酬としても8000円いただけるおいしすぎるバイト。

2000円ギリギリの料理をセレクトということで、1990円のうな重(2倍盛り)を選んだよね。調査のバイトだから店内の様子、店員の所作などつぶさに観察して、トイレの清掃具合やドリンクバーのグラスなどの整頓具合もしっかりチェック。

 

 

終わった後は、これで8000円~♪(ルンルン)ってな幸せ気分でレポートを送信。

そうしたら、その日のうちに担当の方から電話があって、「さっそくありがとうございます。こういった調査は以前にもやられたことがあるんですか? 詳細までしっかり記載してくれていて、依頼者の先方も喜ばれていたので、経験があるのかと思いましたよ」と。くすぐってくれるよねぇ。

続いて「今回のお仕事はどうでしたか?」との問いかけには、「飲食代を出してもらえた上で報酬までいただけるなんて、ありがたいバイトだと思ってやらせてもらいました」と率直な回答。

そうしたら、「そうですか、でしたらなみへいさんはきちんとお仕事してくださったので、次にまた案系があったらぜひお願いしたいのですが」

私「こちらこそお願いします!」

我ながらなんてお目出たい人なんでしょう。詐欺師が内心、「かかった!」とほくそ笑んでいるとも知らずに、また美味いもん食って報酬もらえたらいいな~なんて思っていたなんて😅

そう、結果的に、これは詐欺だったのだ。

この2~3日後に、次の案件の依頼が電話であって、今度は銀行などのオペレーターを覆面調査するお仕事。1件につき15000円もらえて3件やってもらうと(内心ガッツポーズ)。

それを始めるにあたり、銀行への口座登録用のアカウント作成のために、免許証のコピーを提出しなければならなかっが、ちょうどその日が土曜日で、こちらは競馬で忙しいから、後日になってもいいですか?と尋ねたところ、なるべく早めに提出して欲しいとしきりに急いてくる。

この担当者は土曜日だろうが日曜日だろうがレスポンスが早く、土日なのに仕事してんの?と思ったりもしたが、結果的には今すぐにでも罠に嵌めてしまいたいという思いが強かったんだろう。

しかしその焦りが裏目。ちょっと怪しさを感じていろいろ調べてみたところ、詐欺だったことが発覚した次第。

この担当者は(株)アスマーク高橋と名乗っていたが、実際の(株)アスマークのサイトにいってみたら、弊社を語る詐欺が横行しているのでという注意喚起がなされていたのだ。

そこで、実際の(株)アスマークに電話したところ、「高橋と名乗る男ですよね、他に被害に遭われた方からも連絡があるんですよ」と担当者。

「誰に対しても高橋で共通なんかい、仮名ならもっとバリエーションもたせろよ」と思わなくもなかったが、この高橋にガツンと言わせたいこちらとしては、「そちらの会社の評判にも関わってくることですよね。警察沙汰にはしないんですか?」と問うてみたが、どうやらその気はないらしい。おそらく警察に掛け合ったところでどうにもならんと分かっているのだろう。

ただ、腹の虫が収まらないので、私自ら警察署に電話することにした。

飲食店の覆面調査のこと、報酬は翌月の25日払いと言われていたことを伝えたところ、「では、支払いは7月25日ですね」と。

「いえ、もうこの件は詐欺ということが分かっていて、来月になっても報酬が支払われることはないんです。本物の(株)アスマークにも連絡しましたが、既に詐欺に遭われている方も大勢いるみたいです。僕自身は自分でうなぎを食べたと思えばそれでいいんですが、現時点で詐欺師はこちらを騙せていると思っていますし、相手の電話もメールも繋がっているので、何とか逮捕できないんですか?」と。

警察「とりあえず記録として残させてもらいますね」

まぁ以前にサイバー詐欺に遭った時も同様の対応だったので、今回もこんな感じとは思っていたけど。覆面調査詐欺で動くほど暇じゃないってことだろうね。

こちらとしては、実質被害を被っていないし、こんなことでもなければランチで2000円使うという偉業(?)を成し遂げることもなかったので、まぁ良いきっかけをもらったと開きおなってはいるんだけど、電話などで親切丁寧だった高橋の裏の顔を思うと腹が立つし、実際に騙されてしまった人もいると思うと、何とか取り締まれないものかとの思いが強く。

飲食の覆面調査をきっかけとして、ペイデイでiPhoneを購入させる詐欺に繋げる手法もあるみたい。私の場合は銀行オペレーターの覆面調査だったけど、そこからどうやって搾取されるかは気になるところだったけどそこは不明。免許証のコピーを何かに悪用するつもりだったのか。

いずれにせよ、皆さんも(株)アスマーク高橋にはお気をつけあれ。

さて本題。函館記念。昨年ホウオウビスケッツが鬼門の巴賞→函館記念を連勝して、それが区切りとなったかのように施行時期が移動。巴賞好走馬の取り扱いを考えるのが楽しみでもあったし、馬場の悪い函館の馬場で施行されることも醍醐味だったので、開幕3週目の函館記念は未知数だけど、その分、バリエーションに富んだメンバーが揃った印象。

アルナシーム(⤴)A
中山記念は流れに乗れず、大阪杯は相手が強く、大外枠で流れに乗れず。近2走はいずれも酌量の余地あり。器用なタイプではないが、立ち回りは上手で小回り向き。中山金杯は完璧なアシストがあってのもので、あれを鵜呑みにはできないが、それ以前の戦歴からも地力は上位。内枠向きの気質で枠がカギ。

ヴェローチェエラ(⤵)C
前走がOPで伸び切れずの案外な内容。ペースのせいか道悪のせいか定かではないが、いずれにしても、近走は長距離で緩めのペースでも追走力が微妙。函館の馬場自体は合っているが、小回り2000mに変わって前進疑問。

キミノナハマリア(⤴)C
前走の阪神牝馬Sはマイル戦でスローからの上がり勝負と適性とは真逆の舞台。そういう意味から本馬自身は、函館2000mに変わることで大きくパフォーマンスを上げてくる可能性は高い。が、近3走とも牝馬限定戦でも足りなかった馬が牡馬混合でどうなのか?という地力面の問題はある。ハンデ戦だし可能性がないとは癒えず、ロスなく立ち回れる内枠でギリ押さえるかといったところだが。

グランディア(⤴)A
中山記念は相手強化の休み明け(休み明けでなくても通用しないレベル)、前走は枠が全て。昨年の2着馬でコース適性は高く、地力的にもG3のハンデ戦なら上位。内枠向きの馬だけに昨年同様に内を引ければ高評価。

ディマイザキッド(→)B
2勝クラスの勝ちっぷり、3勝クラスをノンストップで通過したレベルは紛れもなくOP級だし、重賞でもハンデのG3なら十分に通用。それでいて8着だった前走の新潟大賞典はいかにも展開不向き。不器用な馬だけに、往来の時期の函館記念なら良かったが、3週目の函館ともなると、追走に手一杯で厳しい印象はある。

トップナイフ(⤴)B
エプソムCはあまりにも厳しい流れの先行策。半年振りで息持ちの面からも妥当な敗戦。2走前はデシエルト、ロードデルレイに次ぐ3着で一介の早熟馬でないことは示しているし、前走で極端な先行策を取ったことも今回に生きてくる可能性がある。東京から函館替わりも好転でしかなく、能力的にもやれて不思議ないが、昨年の当レースで2番人気10着だったように全くアテには出来ないタイプ。

ハヤテノフクノスケ(→)C
春天はさすがにハードルが高かったが良い経験にはなった。3勝クラスの勝ちっぷりも圧巻で、OPレベルなら優に勝ち負けできそう。ただし、今回は小回り2000mが舞台。条件戦では2000mで勝っていると言っても地力が違ったし、長距離仕様につくられた今、一気の距離短縮に対応できるかとなると懐疑的な面はある。人気次第。

ボーンディスウェイ(→)B
自身の力は出し切るタイプ。G2だと家賃が高いが、G3なら入着レベルまでは駆けて来る。前走の新潟大賞典にしても、もう少し積極的に乗っていれば更に上位があったかもという内容。乗り慣れた木幡騎手に戻るのはいいし、持ち味発揮なら上位争いも可能。

マイネルモーント(⤴)A
金鯱賞は臨戦過程が良くなかった上に相手も強く参考外。中山金杯の内容からも能力は上位だし、当時が差し、2走前が先行と流れに応じた対応力がある点も強み。血統的に函館も合っているし、丹内騎手が最も力の入るのもこの地の重賞で。

マコトヴェリーキー(→)C
もともと中距離志向が強く、今回の条件にも対応はできそうだが、前走の阪神大賞典はいかにも展開が向いたという好走で、それで余計な人気を背負ってしまうと妙味がない。条件戦時代に中距離を走っていた頃も素軽さよりは持続的な脚を生かすタイプだったし、開幕3週目の函館だとスピード負けの懸念はありそう。走っても走っても人気にならないタイプはずっと追いかけても良いが、その手のタイプが一転して人気になるとポカりやすい。

ランスオブクイーン(⤴)B
オークス5着の勲章も色あせつつあるが、前走は少頭数の牝馬限定にしては相手が揃っていたので、勝ち切ったことは評価できる。器用さがあって函館自体は合っていそうだし、未勝利直後のオークスの走りからも相手なりのキャラ。ロスなく立ち回れる内枠ならば。

この馬が3枠以内なら本命という馬は心の中では決まっていますが、そういう馬に限って8枠というのがあるあるなので、まずは枠順確定を待ちたいと思います。

 

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