狙い馬

2020.12.5(土)中山の狙い馬

いよいよ師走競馬だね。

個人的には東京よりも中山の方が断然好き(馬券的には)。

明日に関してはそこまでビビビッと来る馬はいなかったけど、開催中にチャンスがくるだろうから、あえて明日無理することもないしね。

そう言いつつも結構レースは挙げてしまったけども、いつも言うように参考程度に読んでもらえたら。

 

中山1

穴⑪ソニックブーム

モーリス×ディープで血統的にはダートの要素は薄いが、前走初ダートの行きっぷりはなかなかのもの。福島1150mという忙しい距離でやや立ち遅れ気味のスタートながら、ハイペースの流れに逆らう形でを徐々に先団まで押し上げた脚に見どころあり。逃げた勝ち馬が5馬身差で楽勝したが、4コーナーではそれを射程圏に入れる位置まで上がっていけたし、その形で最後に脚が上がったのも無理はない内容。ここもスタートがカギとなるが、スタートの巧みな木幡育騎手に乗り替わり、枠も悪くないのでスムーズなら前走以上があっていい。坂路の動きも、前走時と終いの動きを比較すれば明らかに今回の方が良い。

 

中山3

①フェアビアンカ

断然人気の前走で危険視して見立て通りに凡走はしてくれたが、直線では気の毒になるほどの不利を受けており、まったく力を発揮していない。エイシンフラッシュ産駒が当舞台で[2-1-1-42]複勝率8.7%と大不振なのは気がかりだが、本馬自身が2着しているし、この舞台を得意とした父の産駒がここを苦手とする明確な理由がなく、単に個々の馬の問題であろう。そもそもルメール騎手がこの舞台で64%の複勝率を誇っているし、ここは巻き返しを期待。

⑨タイムトゥヘヴン

前走はポコンと出遅れてしまったが、すぐに内から先団まで押し上げた。スローの少頭数だからこそリカバーできたが、それにしても鞍上の指示通りにスッと位置を上げるセンスの良さは感じられた。道中の追走も力みなくスムーズで、直線を向いた時の手応えも良かったが、最後は上位2頭に切れ負けの形。その2頭は戦前から有力視されていた評判馬だったし、本馬自身も戸田厩舎らしく(負荷の軽い)ポリ主体の調教だったので、叩かれての上積みは大きそう。実際、今週は馬なりで終い11.7(ポリ、先週はウッドで負荷)。思惑通りに上昇してきた印象だ。

 

中山4

⑨ナックイルーシヴ

札幌のデビュー戦ではキングストンボーイ(現2勝)とマッチレースを演じ3着馬に7馬身を付けた馬だが、速い上がりを使えないのが致命的で、その後3戦は3着内すらない。そういうジリ脚タイプの馬にダート替わりは奏功しそう。ハーツ産駒だが母系はダート色の濃いの血筋、馬体重も500キロを優に超す巨漢で適性は十分とみる。かなりの低レベルメンバーなので、初ダで人気の嫌なパターンに該当してしまいそうだが、それでも挙げておきたい。ルメ馬が被って人気的にいくらかでも妙味があるようなら(といってもルメ馬もだいたい来そうだが)。

 

中山8

⑧レンジストライク

 

中山10

②エクリリストワール

攻めは及第点程度だが、そこまで動くタイプではないし、休み明けは[2-1-1-0]と得意。前走は福島D1700の最内枠で動くに動けないポケットに入ってしまい3着も、直線だけで勝ち馬を追い詰めた脚は秀逸だった。今回のメンバーを見渡すと逃げそうなのはパイロキネシスくらいで他に先行馬も少なく、今回は本来の好位差しの形を作れそう。そうなれば崩れるシーンは想定しにくい。

③キタノオクトパス

人気の一角に支持されていた前走は、序盤は後方に位置していたが、スローの流れに掛かり気味の追走となり、3コーナーから一気に2番手まで上昇。直線入り口では逃げ切った勝ち馬よりも手応えが良く映ったが、直線向いてからは逆噴射と完全にガソリン切れ。気性的にも本馬の本質としても距離が長かったようだ(喉も影響したとか)。乗り難しさの付きまとう馬だが、今回は2走前に圧勝した舞台、鞍上も引き続き田辺騎手なら前走の二の舞は踏むまい。

穴⑫カナシバリ

3月の当舞台で行われた上総Sでは、エクリリストワール(3着)とタイム差なしの5着。追い込み馬ながらこの舞台を得意としており、ここで走った近6戦は連続5着以内。前走はいくらか長いと思われる2100m戦だった上、OPへの格上げ戦だったことを思えば善戦の6着。条件的にマイナス要素のない今回は妥当な高評価。

穴⑧ヴァイトブリック

3歳時には重賞でクリソベリルの2着があった馬。3勝クラスなら通用していいし、近走の走りを見ると復調もしてきた印象。近2走は全く前に行けなくなっているが、それが功を奏している感じもあるし、差しのハマる当舞台も案外合っているのでは。

穴⑤グラスブルース

前走は11番人気4着、一年前の同じレースでも15番人気2着しているように当コースを得意としている。また、稽古の動きが実戦に繋がるタイプで、この中間の稽古もまずまずなら押さえて損はない。好走しても人気しない点もいい。

 

中山11

②シルヴァンシャー

もう2年前の話となるが、距離を2400mに延ばして頭角を現してきた馬で長距離適性は高そう。当時はメールドグラース(本馬に負けた後、海外G1含む6連勝)を下しているように、本馬もまた重賞級の素材だろう。それが証拠に休み明けからガンガン重賞にぶつけてくるし、2走前のぶっつけ天皇賞(春)挑戦なども本来はあり得ない挑戦だ。それだけ期待されているのだろうし、今回は久々に順調に使える一戦。前走の京都大賞典では、3強にわずか及ばずの4着も、秋のG1戦線でも見せ場をつくるキセキやグローリーヴェイズに肉薄したとあれば、ここでは役者が一枚上だろう。

穴⑩タイセイトレイル

ハーツクライ×シンボリクリスエスでスタミナと持久力に富む馬で、この舞台はいかにも合っていそう。堅実だった昨年の勢いこそないが、ユーキャンスマイルと差のなかった前走を見る限り、まだ顕著な力の衰えはなさそうで。3000m級のレースで結果は出ていないがレース内容は悪くない。阪神大賞典ではテン乗りの福永騎手が押さえず気分良く行かせたことで(途中キセキの捲りなどもあって)展開的には苦しくなったが、それでもそのキセキや今回人気の一角ボスジラあたりには先着している。

 

中山12

穴⑤ヘイワノツカイ

前走は7着だが自身は33.8の上がりを使っていたように力は出していたが切れ負け。もともと1400mよりはマイルという馬だし、今は東京よりも中山ベターな印象も。休みを挟んだ前走でも体重が減っていたのは気がかりで、今回もさらに減っていると疑問符がつくが、メンバー的に好位からの競馬ができそうだし、本来の力を思えばもう少しやれていい。

穴⑧オータムレッド

デビュー戦でビアンフェに勝ち2戦目のOPも勝った馬で、当時の戦績はアテにならないとはいえ、2勝クラスならもう少しやれていいはず。今回は東京開催をスキップしてここに備えたそうだが、確かに稽古の動きは悪くない。近走行きっぷりが悪いが、スタートを決めてある程度の位置から進められるようならもう少しやれていいと思う。

 

 


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中山ではランキング欄に挙げるほどの馬がいないので、他場から挙げることになりそう。

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