今年のキーホースは大阪杯からの参戦となるレーベンスティール、セイウンハーデスだと思っていて、この大阪杯からの臨戦馬の過去10年を検証してみた。一見するとタフな阪神2000mからの臨戦は、同様にタフな東京マイルで優位に働きそうなのに、なぜか好走できたのはスワーヴリチャード1頭のみ。そのスワーヴリチャードも大阪杯を楽勝しての参戦ながら安田記念では3着までなので、ある意味人気を裏切った形。一見すると良さげに映るこのローテ、実は有利に働かないのだろうか…?との疑問からの検証。
この組は過去10年【0-0-1-16】となっているが、安田記念で10番人気以降の馬はどのローテにおいても厳しいので、一桁人気馬に限定して一頭一頭見ていくことに。
2017年
ステファノス 大阪杯2着(安田記念4番人気7着)
大阪杯激走後で反動懸念のあるローテ。過去、富士S勝利歴はあるが、4走連続2000m出走で中距離型にシフト。妥当な敗戦。
アンヴィシャス 大阪杯5着(安田記念5番人気15着)
2000mの大阪杯ですら4角13番手。2年半振りのマイル戦はさすがに忙しく妥当な敗戦。この一戦の大敗を最後に引退したので、能力以外の要素で凡走した可能性も。
2018年
スワーヴリチャード 大阪杯1着(安田記念1番人気3着)
大阪杯は2角15番手から一気に捲って3角先頭からそのまま押し切り。強い内容ではあったが反動の出やすいレース振り。この立ち回りからも序盤に脚を溜めたい馬が、初のマイルではその形を取れず。生涯マイルの出走はこの一度だけ。不適な舞台で地力だけで3着を死守したといったところ。
ペルシアンナイト 大阪杯2着(安田記念2番人気6着)
前年のマイルCSの覇者で2番人気も頷けるが、前年のステファノス同様に大阪杯で激走してからの参戦は決して良いとは言えず。東京開催のダービー、富士Sでも凡走しており、条件も暗転。妥当な敗戦。
2019年
サングレーザー 大阪杯12着(安田記念6番人気5着)
前年の秋天2着で実績は十分だったが、大阪杯は休み明けとは言え負け過ぎの感。内容も4角11番手でマイルへの短縮臨戦にしては前進気勢が乏しかった。それでも5着なら良く走った方か。
ステルヴィオ 大阪杯14着(安田記念5番人気8着)
前年のマイルCSの覇者だけに大阪杯大敗後でも5番人気は納得。ただ、さすがに14着からの巻き返しは容易でなかった。それに安田記念は出遅れて4角15番手。そこから8着ならむしろ健闘だし、これはローテが悪かったというわけではない感じ。
ペルシアンナイト 大阪杯11着(安田記念8番人気10着)
前年のマイルCSで2着していたが、その後の金鯱賞、大阪杯とひと息だったし、前年も安田記念は凡走したように、東京実績のなさは致命的。妥当な敗戦。
2020年
ダノンキングリー 大阪杯3着(安田記念5番人気7着)
大阪杯はスローで逃げての3着だが、展開不向きの11番人気カデナに0.1差まで詰められていた。3着とはいえ内容は平凡だし、2000mで楽逃げが打てたところからの東京マイルの忙しい流れは、楽⇒苦のローテ。
2021年
サリオス 大阪杯5着(安田記念3番人気8着)
大阪杯は厳しいラップを先行して5着。一方、安田記念はスローからの瞬発戦が合わず。この形で最内枠だったことも本馬にとってはマイナスに出た。
2023年
ジャックドール 大阪杯1着(安田記念5番人気5着)
大阪杯はマイペースの逃げを打って完璧なアシストを得ての勝利。うまく行ったレースの後というのはどんな場合においても臨戦下降で。
2024年
ステラヴェローチェ 大阪杯4着(安田記念7番人気9着)
大阪杯は4角10番手。そこから僅差まで差し込み内容自体は悪くなかったが、前走2000mならもう少し位置を取っておきたい。それに本馬は長期休養も挟んでいたし、もはやG1レベルの馬でもなく。東京マイルの瞬発戦というタイプの馬でもない。妥当な敗戦。
2025年
エコロヴァル ツ 大阪杯4着(安田記念7番人気7着)
中山記念2着→大阪杯4着から充実一途で挑んだが、そもそもG1ではワンパンチ足りずの馬で東京実績もない。妥当な敗戦。
シックスペンス 大阪杯7着(安田記念3番人気12着)
結果的には切れ負けだが、ここまで負けるとは意外。大阪杯の負け方も悪くないし、東京実績もある。最内枠が影響したんだろうか?
【結論】
結果ありきの検証にはなるが、妥当な敗戦だった馬が多い。ポイントとしては下記の通り。
①大阪杯で人気以上に激走×
②大阪杯で二桁着順はさすがに負け過ぎ×
③大阪杯で4角10番手以降×
④東京実績なし×
⑤前年マイルCS実績はアテにならず(むしろ好走馬は不振傾向)
今振り返ってもなぜここまで走れなかったんだろうと思うのはサリオス、シックスペンスくらい(上記4項目に該当せず)だが、この2頭は奇しくも最内枠だった。2000mからの短縮は体力、スタミナ面での優位性を生かしたいのに、最内の窮屈な立ち回りでそれを生かせなかったのではないかとの仮説。
事実サリオスは、翌年大外17番枠から3着に好走。この時は短縮臨戦ではなく1200mの高松宮記念からの延長臨戦ではあったが、のびのび走れる外枠が向いていたことも大きい。ハーツクライ産駒にとっては短縮よりも延長臨戦が向いていたという側面もあるが。
今年のレーベンスティール、セイウンハーデスは、大阪杯で激走というほど走っていないし、かといって二桁着順でもなく状態面も保証。4角で好位から立ち回っているように、マイルだからといって極端に置かれる心配もない。いずれも東京で重賞を勝っていて、全ての項目をクリア。後は最内枠など極端な枠に入らなければ十分勝負になっていいというのが私の現時点での結論。
後は追い切りと枠順を見て。
特別戦からの注目馬②

1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。
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