コロナが明けつつあると思ったら梅雨入りも間近。ただでさえ難しい馬券がさらに難しくなる季節の到来(笑)。
ただ、その分、波乱の恩恵に預かるチャンスも大きくなるわけで、今春のG1が堅くて辟易としていた方にとっては楽しみかも。私も道悪での勝負は禁止事項としているけど、遊びで買う分にはかえって面白いかも…なて期待をもって挑もうと思うこれからのシーズンだよ。
その波乱の象徴ともいえるが、今週のマーメイドS。過去10年中8年で二桁人気が絡んでいるし、1~3番人気全滅の年も3年。人気の配列を見るからに難解そうだ。
ただ、5番人気以内の馬は必ず馬券になっているので、軸の選定という意味では、あてずっぽでも5分の1となるこのラインから選ぶのもいいかもしれない。現時点では人気も分からないので、とりあえず臨戦過程の良い馬をピックして簡単に見解を述べていこう。
エアジーン(↗)
[牡馬相手の3勝クラスで勝ち負けできる牝馬は牝限定G3なら通用。前走は超スローで流れに乗った2頭が上位を占める展開を後方から3着。勝ち馬は目黒記念も勝利、5着馬も次走を勝って目黒記念5着。2着馬レッドアステル、4着馬イェッツトも強い馬。このレースは1~5番人気がそのまま上位入線したように力のある馬が力を発揮したハイレベルの一戦。道悪で3着を外したことがないし、川田騎手騎乗も魅力]
シャンティローザ(→)
[相性の良いパールS組だが、今年は新潟開催なのがどうか。しかし、この7年、前走で1800mを使った組が2頭以上馬券になっており、どういった理由かは定かではないが、1800mを走った馬はこのレースで走りやすい要素を持っているのだろう。本馬はもともと阪神実績もあるし、ダノンシャンティ産駒ながら母系が重厚なので距離延長も問題なく、荒れた馬場も歓迎のクチ。6歳でこれ以上の上積みも見込めないが、一応好相性ローテでもあるし、穴ならといったところ]
センテリュオ(↗)
[おそらくこれが一番人気。エリザベス女王杯でラヴズオンリーユーとクビ差、クロノジェネシスには先着しているのだから能力上位は明白。ただ、近2走を見ると前に行けなくなっている点は気がかり。このレース自体、追い込みも決まるし、上がりの速い馬が強いので、その点では問題ないのだが、それが人気馬でとなると若干の不安要素にはなる。ただ、人気を裏切った去年は、休み明けを勝った後の2走目、今回は3か月ぶりの休み明け。休み明けが(2-0-0-1)の本馬にとっては去年以上の臨戦といえるかもしれない(1800mからの臨戦にもなるし)。波乱のレースで一番人気から行くのがどうかというのはあるが、人気を考えなければ普通に狙える馬]
マルシュロレーヌ(→↗)
[3走前にこの舞台でランブリングアレーに勝利。ランブリングアレーも次走を楽勝し、もしこのレースに出ていればそれなりに人気になっていたのでは。その相手比較から本馬も潜在的には牝馬のG3なら通用しておかしくはない。近2走は後方からの競馬となっているが、前走は出遅れ、2走前は3走前(少頭数のスロー)からのペースの違いに戸惑った印象。4走前に1勝クラスを勝った時がマイル戦からの距離延長だったので、短い距離を使われての今回の舞台という臨戦は悪くない。正直前走は負けすぎという印象はあるが、オルフェーヴル×フレンチデピュティなら断然コース適性は今回が○]
ミスマンマミーア(→)
[前走が3番人気というのは驚いたが、あっさり勝ち切ったことにも驚いた。大きく体重を増やしての快勝に充実ぶりも感じたし、もともと2歳時のコスモス賞ではステルヴィオとタイム差なしの競馬を演じていた馬で、遅まきながらようやく本格化といったところか。3走連続2400mを使われている点はマイナス要素。本レースが1800mからの臨戦馬に相性が良いということは、それなりの機動力やハイラップの流れへの対応力が求められるわけで、長距離からの臨戦馬は流れに乗れない可能性がある。ただし、前走がフルゲートの締まった流れだったことは幸いで、差しの利く流れになれば差し込みがあってもいい]
リュヌルージュ(→)
[2走前は14番人気の激走でフロック視されるが、差し馬優位の流れの中を番手から粘った内容は悪くない。それでも型にハマれば前に有利なコース(中山1800)ではあったし、今回は例えスムーズに先行できたとしても甘くはないかも。ただし、過去を遡れば時に前残りのレース質になることもあるし、2走前が不良での好走だったように道悪になればその点もプラス。穴を開けるなら前という格言もあるので一応は注意したい馬]
レイホーロマンス(↗)
[道悪の消耗戦になればこの馬というイメージの馬。今回も当初は本命でもと思ったぐらい。ただ、何気にこの2年以上で16戦して馬券になったのは4走前の1度のみ(3着)。牡馬相手に4着は4回あるので、決して力のない馬ではないが、この馬からいくという選択は何とも非効率。前走に関しては条件的にもペースも全く合っていなかったので、臨戦的には上向き評価となるが、そこからの上積みでどこまで差し込めるか。なんとなく5着前後くさいが、穴には押さえたい一頭]
書きながら、無難にセンテリュオで落ち着いてしまうのかなと感じた。ただ、このレースで一番人気から買うくらいなら買わない方がいいなとも思ったり。前走1800m組ではないけど、エアジーンが川田を配して抽選突破ならこっちの方がおもろいか。ただ、この舞台はハービンジャーに合いそうなのに、過去ハービンジャー産駒で馬券になった馬がいないという事実もあり。
なんかどの面々も帯に短し襷に長しといったところだね。このレースは予想を楽しんで、予想が終われば「はい、お終い」って感じかも(笑)
一応、重賞ということでざっくりとではあるけど、アップしてみました。
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。