ダービーも終わっちゃいましたね。
なんて言いながら、個人的には、「だから何?競馬は続くよどこまでも」というタイプの人間ですが、6月から新馬が始まり、9000頭近い中から世代のトップが決まったのだから、ひとまずは一区切り。ダービーにゲートインした18頭はそれだけで立派だし、その頂点に君臨したロブチェンはやっぱり素晴らしいの一語です。しかもそれがワールドプレミア産駒というのがまたをかし。
ディープインパクトが存命の頃は、こう言ってはなんですが、猫も杓子もディープ、ディープ、ディープ、その前はSS(サンデーサイレンス)、SS、SSだったじゃないですか。今はそこからの流派でどの種牡馬にもチャンスがあることが証明されて群雄割拠。これからはますます面白い時代になりそう。
個人的にはインディチャンプ産駒とソウルラッシュ産駒に注目していて、一口馬主でインディチャンプ産駒がいれが出資したいのだけど、私の入っているクラブにはインディチャンプ産駒がいないんだよなぁ。ソウルラッシュはまだまだ先ですが、あっという間にソウルラッシュの仔たちが走る時代もやってくるんだろうな。競馬民の時間の流れは他の人たちより早く流れているから(そんなこたない)。
こんな時代に岡田繫幸氏がご存命なら燃えたんだろうなぁと思ったりもします。実際、ロブチェンはノーザンファームミックスセール(セレクトセールより一枚落ちる)で2100万で落札された馬。2100万といえば、一般的には超高額でも、馬の世界では安価な部類。その価格帯からでもこうした馬が出るということが証明されて、相馬に自信のある調教師や馬喰たちも目をぎらつかせているのではないかなぁ。
私もひと頃、セリに参加していたことがあります。馬体は見られないので、血統からの視点で走る馬を見出す血統調査団的な位置づけで。でも、血統の良い馬は必然高いし、まず買えない。逆に血統が良い割に安価な馬はだいたい何か裏があるんですよ。世の中だいたいそんなもんです。只より高い物はない。安物買いの銭失い。よく言った格言です。
クラブでもこの血統でこの値段?という手頃な馬がいるじゃないですか。だいたい訳アリだと思いますよ。ただ、そういう馬でも脚が曲がったまま2冠を達成したベガのような子もいるから、杓子定規に決まらないのも競馬であり血統の面白さなんですけどね。
話かわって、今夜夜半から台風で暴風雨警報が出ています。競馬民としては、週末じゃなくて良かった…とまず思ってしまいますが、雨の中でもバイトに行かねばならぬのでそこは少々憂鬱。まぁ雨のおかげで半休なので、午後には想定チェックを楽しめると思えば乗り切れます。皆様もお気を付けて。
それでは今週もよろしくお願いします。まずは安田記念。メンバーレベルに疑問符はつきますが、その分混戦で予想のし甲斐があります。頑張りましょう。
アドマイヤズーム(⤵)B
マイラーズCはこれ以上ないくらいの立ち回り。それでも重賞実績の乏しいドラゴンブーストや昇級戦のべラジオボンドあたりに詰め寄られており、どこまでの価値を見いだせるものか。相手強化、東京替わりでプラス要素はほぼない。ただ、そのように有利な位置から競馬ができることも本馬の才能であり、今回も同様の立ち回りができる可能性はある。マイラーズC組は安田記念との相性が悪く、過去10年この組から戴冠したのは、マイラーズCを叩き台に4着から巻き返したインディチャンプのみ。マイラーズCを勝ち切っていることもプラスには出ない。ただ、この組で好走した馬は全てマイラーズC2番人気以内の馬で、フィエロ、インディチャンプ(2度目)、シュネルマイスター、ソウルラッシュは全てマイラーズC1番人気馬。こうした馬たちも安田記念では3着なので本馬も3着なら。ネット競馬では想定1番人気だが、ネガティブキャンペーンで人気を落とすようなら3連系なら押さえても。
ウォーターリヒト(⤴)B
昨年の安田記念は9着でも3着ソウルラッシュから0.3差。昨年先着を許したガイアフォース、シャンパンカラー、サクラトクジュールと再び対峙するが、充実の5歳を迎える本馬に対し、緩やかながらもピークアウトに向かいつつある年代の3頭との逆転は可能。以降凡走した中京記念、富士S、マイラーズCはいずれも、4角3番手以内の馬が2頭以上好走するような不適な流れ。OP以上で好走した時は当然それとは逆の状況(4角3番手以内の馬が2頭以上は好走しない)になっており、東京マイルのG1で先行馬に負荷が強くなることを想定すれば、本馬にとってはお誂え向き。昨年時にはなかったG1好走(マイルCS3着)の勲章も得たし、本レースにおいて重要な東京マイル実績もある。一発の可能性はありそう。
オフトレイル(→)C
マイラーズCはうまくインを突いたが、最後に詰まって5着まで。それでも前残りを32秒台の上がりで0.2差だから力は示した。不器用なキャラながらG2レベルなら常に上位を争える位置まできているし、昨年のマイルCSでは臨戦過程×の状況でガイアフォースと0.1差。過去に阪神カップでも臨戦過程×でナムラクレアの0.2差の走ったこともあり、潜在能力は相当に高い。思えば昨夏の関屋記念も臨戦過程×で勝ち馬と同タイム。能力の高さ、意外性からここでも狙いたい気持ちはあるが、いかんせん東京実績のなさがネック。過去10年東京実績のない馬で好走できたのはロマンチックウォリアーだけ。少なくともG3なら3着以内、G1なら入着以内の実績が欲しく…
ガイアフォース(⤴)A
7歳だが、昨年G1で連続2着したように今がピークの感すらある。年齢の割にキャリアが浅く(19戦)それも奏功している感じ。昨年の安田記念は香港マイルからの期間が短く、調整面に難しさを伴いながら2着。前走でロマンチックウォリアーを下したソウルラッシュや臨戦過程の良かったブレイディヴェーグに競り勝った点は評価大。マイルCSも決して良い臨戦ではない中で2着を死守。横山武騎手に替わってから以前よりも機動力が出てきたことも大きい。ドバイターフが相手が強かったこともあるし、デビュー以来初の逃げで勝手が違った。そもそも臨戦過程が悪く、戦前から好走の余地は少なかった。今回は臨戦上昇(重賞勝ちのあるベスト舞台に条件好転)。まともなら崩れる要素は少ないが、本馬はOP以上で1番人気に推された3戦全てで凡走している(菊花賞、AJCC、チャレンジC)。ほとんど1番人気に推されない馬が1番人気に祭り上げられた時に限って凡走。今回どこまで人気するかだが、1番人気だと若干不穏な雰囲気は出てくる。
サクラトクジュール(⤴)C
前走は9歳にして初ダート、しかもG1では大敗も致し方ない。前走で不適なダートを使ったことで今回は臨戦面の上積みが大きい。昨年の安田記念は3着ソウルラッシュと0.2差、今年の東京新聞杯はトロヴァトーレから0.3差で何気に着差は僅か。9歳はさすがに常識で買える年齢ではないが、これが7歳くらいと見立てれば普通にありかも?と思えてしまう。騙馬が常識を打ち破るのか。例年のレベルなら即消しレベルだが、今年のレベルだともしかして…?と思えてしまう。現時点で無視はしない。
シャンパンカラー(→)B
NHKマイル以降一度も3着以内がなく、この手のタイプが6歳になってG1で復活するケースは稀。ここで激走できるのなら、どこかで一度は3着以内はあったはずだから。ただ、本馬も無碍に消せない怖さがあるのは、昨年の安田記念で大きく出遅れながら3着ソウルラッシュと0.2差、今年の東京新聞杯ではトロヴァトーレと0.1差、ウォーターリヒトとは同タイムだから。この時の上がり32.8は堂々の一位で、ピークアウトした馬にこの脚は使えないはず。2走前中山記念は舞台不適で参考外、マイラーズCは展開も不向きならば、本馬としては位置を取るスタイルもマッチしなかった。溜めに溜めてどこまでといった感じで、おそらく今回も終いに脚は使うものの、結局は届かないといういつものパターンに帰結すると見ているが、それでも今年のメンツなら少々不気味さが漂うことも確か。
シックスペンス(⤴)A
昨年の中山記念までは、6戦5勝、うち3つがG2という並の馬には打ち出せない戦歴の持ち主。大阪杯は初の関西で大きく馬体を減らして参考外。5走前の安田記念12着が取捨を悩ませるが、この時は初のマイルG1で最内枠もベターとは言えなかった。このレースにおいて3番人気馬という高い支持を得ていた点に重きを置きたい。近4走中3戦がダートでこれは参考外、前走マイラーズCは14キロ馬体を減らしながら、大外枠から自己最速の上がり33.3を駆使。3歳の身で毎日王冠を制することは並大抵のことではなく、過去にその偉業を成し得た馬は、アリゼオ、カレンブラックヒル、ダノンキングリー(安田記念1着)、サリオス(安田記念2着)、シュネルマイスター(安田、マイルで複数好走)、エルトンバローズ(マイルCS2着)らがいて、10年以上前のアリゼオ、カレンを除けば後にマイルG1で好走(アリゼオは故障、カレンはその後G3を2勝)。本馬がここで復活しても何ら不思議はない。
スズハローム(⤵)D
近2走は予想だにしない強さ。デビュー当初は高く能力を買っていたが、ここで藤懸騎手とのコンビで復活するとは想像の域を超えていた。そのようにこちらの予想を上回る走りを見せるだけに無下に消しは良くないのかもしれないが、さすがにこの舞台だと適性微妙。前走も今回に繋がる勝ち方とは言えず再現性に乏しい。個人的には消し。
ステレンボッシュ(⤵)C
エプソムCで復活の兆し、今回人気の一角トロヴァトーレと同タイムなら本馬も評価するのが筋なのかもしれないが、マイルへの短縮は良いとは思えない。完成度の高さで桜花賞は制したが、本質的には中距離タイプ。ここは相手強化の上に自身はパフォーマンスを下げてくるものとみる。
セイウンハーデス(⤴)A
永遠にこすり続けられるエプソムCだが、この時は絶好の臨戦過程である程度走ってくることは読めていた(私も本命にしていた)。よってこの内容ばかり取りざたされて明らかな過剰人気となった中山記念は一枚評価を下げた。今回においても、このエプソムCの内容を評価される方も多いと思うが、この時の走りが出来るタイミングにあるのかないのかが肝要。結論から言うと今回は当時と同じくらい臨戦過程が良い。本質的には1800mがベターな点、G1で勝ち負けするには配合面でスケールが微妙という感じもあって、エプソムC時ほど安易に飛びつけない面はあるが、私が本馬を評価するのは、エプソムだけでなく、4走前の天皇賞秋。エプソムからのぶっつけで、道中はルメールの口笛で菅原騎手が引いてしまい、一度後方まで下げざるを得ない状況からタスティエーラあたりには先着。この走りを見て、あ、G1でも通用するかもと思った次第。今年のメンツなら一発あっていい。
セフィロ(⤵)D
臨戦過程の良くない前走好走は立派だが、今回は前走以上に臨戦下降。さすがにG1では厳しい。
トロヴァトーレ(→)B
芝のマイル前後で不発だったのは昨年の当レースだけ。当時は初重賞制覇の勢いを駆って参戦したが、さすがにハードルが高く、その後に諸々の経験を積んだことからノーカウントと見てよさそう。3走前の京都金杯はTBに恵まれない中でかなり強い内容、近2走も着差以上の強さを感じさせる。ルメールも2走前からG1でも通用すると言及しており、今年のメンツなら主役級の扱いも納得。ただ、過去10年において年明け3戦した馬は1頭しかおらず(モズアスコット)、その点では当初から安田記念を狙っていたというより、調子もいいし今の勢いなら参戦しましょうの感。例年ならこの程度(G3を連勝)の実績なら再び高いハードルに跳ね返されても不思議はない。今年のメンツだからこそ、押し上げられて人気になる点がどうか。個人的には本命まではどうだろう?という感じ。
ドラゴンブースト(⤵)D
復帰後芝で底を見せていないが、とはいえマイラーズCは絶好枠から絶好のアシストもあった。現状あそこまでが一杯の感。血統的にも東京マイルのG1でという感じはせず。
パンジャタワー(⤵)あえてのC
NHKマイルCの覇者は当レースとの相性は悪くない。ただし、そこで負かした相手はマジックサンズ、チェルビアット、モンドデラモーレ、ランスオブカオス、サトノカルナバル、マピュース…である。シュネルマイスター、ソングライン、グレナディアガーズで決まった年とはレベルが違う。それに、本馬の勝ったNHKはかなりハイラップとなり、スプリント資質を持つ本馬に味方した側面もあった。本質的に1200mからの延長でここを好走するのは並大抵のことではなく、過去10年ではグランアレグリア、サリオスだけが成功。いずれもクラシック好走馬。低レベルのNHKマイルを勝った本馬にとっては高いハードル。確かに今年のメンツも低レベルだが…
ルクソールカフェ(→)D
未知数過ぎますが、あえての参戦は少しだけ不気味。態勢を整えてフェブラリーSを使っていれば勝ち負けだったろうに、海外に遠征して復帰初戦が安田記念という。兄カフェファラオも安田記念は17着。岩田望騎手の確保はヤル気を感じるが、さすがにこの条件では厳しいのでは。
レーベンスティール(⤴)A
かつてのG2大将(非根幹の鬼)バランスオブゲームを彷彿とさせる馬。バランスオブゲームもそうだったが、絶好舞台のG2を勝った次戦のG1はことごとく凡走⇒皐月賞⑧、菊花賞⑤、マイルCS④、安田記念⑦、安田記念⑰。前哨戦のG2を完勝しながらここまで走れないのは、得意とする舞台で完璧な走りを見せた後、すなわち楽→苦の臨戦となるせい。
本馬もオールカマー①→秋天⑧、毎日王冠①→マイルCS⑫、中山記念①→大阪杯⑥とお決まりのパターンで好凡走が分かりやすい。私自身、本馬が勝利したG2の3戦で高い評価を与え、次戦のG1では評価を下げた。
バランスオブゲームがG1で2度だけ好走したことがあり、それが大阪杯④→安田記念③、安田記念⑰→宝塚記念③という臨戦。苦手な舞台で凡走した後なら巻き返しが利くということ。本馬の前走も大阪杯6着。今回の舞台がベストではないが、前走比で言えば上昇臨戦。勝負になっていい。
ワールズエンド(⤵)C
1600mも問題ないが、気性を考慮すれば1400mがベターなことは言うまでもない。前走マイペースで気分よく逃げ切った後、今回は同様の形で逃げられたとしても1F延長の負荷は大きく、相手強化で前走ほど楽な逃げにもならないはず。気のいいタイプで休み明けも向くタイプだけに、叩き2走目の上積みも微妙。逃げ馬は軽視されると不気味だが、今年のメンツならそこそこ注目されるはずだし、その状況で粘り込みは難しいのではないか。
特別戦からの注目馬

1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。