狙い馬 競馬

2024 スプリンターズS 臨戦過程評価

先週は神戸新聞杯が◎ショウナンラプンタ、〇ジューンテイク、△メイショウタバルで3連複を的中したものの、オールカマーは◎レーベンスティールだけで2週連続のダブル重賞的中はならず。一旦は気に掛けたリカンカブールは外枠で切ったら、その手があったか…という積極策。ただ、リカンカブールを買えていたとしても、アウスヴァールは完全な消しだったのでどうやっても無理。アウスヴァールが残るくらいならサヴォーナが来るだろうと思っていたけど、あそこまでスローになってしまうとは…。そんな安直でいいんかいと。

サヴォーナの騎乗自体は悪くなかったと思うけど、菊花賞で無駄に長い脚を使いながらソールオリエンスと0.1差に走れる馬なのだから、もっと早め、強気の騎乗を武史騎手には期待していたのだけどね…

また、先週は終わった後にあー、やっちまった…と悔やんだレースもいくつか。

まずは土曜中京11(伊賀S)で臨戦過程の良くないテイエムリステットを本命視してしまったこと。臨戦過程は良くないけど、まぁ3着には残るでしょと置きに行ってしまったよなぁと猛反省。

それと日曜中京10(志摩S)のツインクルトーズ、臨戦過程1位と評しながら筆頭に置けなかったこと。見解にも記していた通り、揉まれ弱い馬の内枠を懸念してのことだが、当日は内が荒れて馬群がバラけて揉まれる弱点を補えるバイアスになっていたんだよなぁ。それと古川騎手が重賞のアウスヴァールではなくこちらに騎乗していたことの勝負気配を考えればもっと強気に推せたよなぁと。

他にも情けない予想はありましたが、終わって失敗した…と悔やんだのは上記2頭。外れたとしても悔いを残さないようにをモットーにしていても、終わるといろいろ後悔が湧いてきてしまいます。これもまた糧としていきたいです。

さて、今週は早くも秋のG1開幕。予想だけで何杯ご飯が食えるのかというくらい一週間通して楽しめるのがG1なもんで、さっそく月曜日からスプリンターズSのことばかり考えています。既に本命候補は3~4頭までに絞れていますが、中でも一番期待している馬は内枠でないと厳しい。そういう馬に限って大外かよ…なんてことも常なので、一頭には決めつけず現時点では幅広い視点で見ておきます。

いつも通り臨戦過程を主体にした個々の見解。G1なのでちょっと厳し目に評価します。

ウイングレイテスト(⤵)
函館SSで59キロを背負いながらサトノレーヴと0.2差なのでスプリント路線への転換は成功と言えるし、G1のこのメンバーでも能力が極端に劣るとも思えないが、アイビスSDからの臨戦は決して良いとは思えない。

ウインマーベル(⤴)
休み明けでもここ1本に備えたローテには好感。G1では出遅れたり、枠、馬場に恵まれないことが多いが、未完成の3歳時に本レースで2着しているくらいだから舞台適性も備えている。今は1400mベターなのでタフな展開になれば。

ヴェントヴォーチェ(→)
ルメール騎乗でもさすがに1年6か月振りのG1は厳しい。

エイシンスポッター(⤵)
前走のキーンランドCはさすがモレイラという騎乗の賜物。急坂中山自体は悪くないが、G1では格負けするし、この馬の不器用な立ち回りで届くほど今の馬場は甘くない。

オオバンブルマイ(⤵)
前走のキーンランドCは目を見張る末脚で、NHKマイル3着、海外G1制覇の実績がダテでないことを証明したが、武豊騎手らしい決め打ちが奏功してのもの。G1で同じ立ち回りが通用するとも思えないし、普通に乗ったとしても力が見通る印象。

サトノレーヴ(→)
重賞2勝を含む3連勝を見る限り隙がないように映る。競馬も上手でレーン騎手はこの馬だけのために来日するとか。ただ、前走時に述べていたのだが、本来はキーンランドで軽く負けた方が良い臨戦ではあった。連勝といってもまだG3までの馬で、断然の1番人気で全幅の信頼を置けるかといえば個人的にはまだ懐疑的な部分も。無難に行くならこの馬でいいのだろうけど。

ダノンスコーピオン(→)
前走のセントウルSは、臨戦過程が良く稽古も抜群だったので実戦に繋がることを期待したが、直線では多少のロスはあったとはいえG1で一変を予感させるにはほど遠い内容。稽古で動いているのでどこかで復活してもいいが、今回ではなさそう。

トウシンマカオ(⤵)
前走は臨戦過程が良かったので本命視しての快勝。強い競馬だったが、当然このくらいは走るよね、という感じだったし、内容としては2着ママコチャの方が強かったくらい。地力は上、中山で重賞を勝っているのも強みだが、臨戦過程だけで見るなら前走からは下降となる。

ナムラクレア(⤴)
前走のキーンランドCは臨戦過程が悪い上に直線で不利。しかも狙うは本番で叩きと許容できる敗戦。ただ、3歳から長く第一線で活躍してきた馬で、ここまで無冠だった馬が5歳秋のここで悲願の戴冠はなさそう。それでも春先のG1で最も強い2着した馬が一気に下降するとも思えず、軸としては無難かも。

ビクターザウィナー(→)
臨戦的には可もなく不可もなくだが、高松宮記念時に比べて勢いを逸している感はある(前走は61キロではあったが)。香港では勝てないから日本に来たという理由も何とも…海外馬の取捨は現時点では悩ましい。モレイラに無駄に人気するのかな。

ピューロマジック(⤴)
前走のセントウルSは1番人気でも自信の消しだったので敗戦は妥当なところ。その分ガス抜きの一戦としては良かったし、今回は巻き返しの余地はある。ただ、その前の2連勝は平坦だったし、中山のG1で通用する力があるかは微妙なところ。一気の人気下降なら押さえてもいい程度。

マッドクール(⤴)
一戦ごとの反動が出やすいので、高松宮記念で激走した後の前走(海外)で力を発揮できないのは戦前から読めていたこと。今回は海外で凡走して国内G1を勝った高松宮記念と相似ローテ。好凡走の波は大きいが、G1連続好走の力はここでは最上位級。巻き返し有望。

ママコチャ(⤵)
前哨戦2着からのローテは去年同様だが、去年の方がレース間があったし、今年の方が疲労面の懸念は大きい。前走は大外枠から勝ちにいって僅差の敗戦ということで、勝ったトウシンマカオ以上の中身の濃さだったが、それだけ激走してしまったことの反動がどう出るか。去年も危険視していたら勝たれてしまった苦い思い出があるのだが…

ムゲン(⤴)
未知数すぎる存在だが、前走で香港の雄カリフォルニアスパングルを下していて勢い十分。1400mからの参戦ということで、今の中山ではスピード負けしそうだが、重馬場にでもなれば浮上の余地はありそう。

モズメイメイ(→)
好走し続けているのに人気がなさそうなので押さえて損はないが、前走も枠の利があっての3着だし、さすがにG1までくると厳しい印象。北九州記念のように控える形なら漁夫の利があっても。

モリノドリーム(⤴)
臨戦過程がいいが、G1レベルだと厳しい。ルメールに振られて丸山元気騎手では経験を積むための参戦か。

ルガル(→)
高松宮記念では一番人気に推された馬だし、態勢さえ整っていればここでも見劣りしない力はある。ただ、2走前(シルクロードS)は、出遅れ癖のある馬がスタートを決めて完璧な立ち回りしての勝利。しかも平坦京都で中山の今回で当時の楽勝をどこまで評価していいいものか。人気も考慮したい。


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