狙い馬 競馬

2026 スプリンターズS

2400mから1200mへ。異例のローテが取捨を悩ませるスターアニス。でも、陣営のこの選択が今年のスプリンターズSを盛り上げてくれている。このローテを知った時にまず考えたことは、松山騎手はどれに乗る? そして、その次に思い浮かんだのはニシノフラワーの存在だった。

ニシノフラワーといえば、私が競馬を始めた年の桜花賞馬。桜花賞の頃にはまだ競馬のケの字も知らなかったので、一番強い頃のニシノフラワーは知らなかったけど。

はじめてリアルタイムでニシノフラワーを見たのはエリザベス女王杯の時だったので、どちらかといえば人気薄で激走(6番人気3着)した程度の認識。むしろ勝ったタケノベルベッドが強すぎて強すぎて、その印象ばかりが残ったレース。この強い馬がなぜ17番人気??という衝撃も。

だけど、その一ヶ月後のスプリンターズS。競馬を初めて2ヶ月を経て、自分なりに競馬を学び、どうやらニシノフラワーは短い距離なら強い馬らしい。この距離なら古馬相手でも勝負になるのでは?

そして、私はスプリンターズSで、ニシノフラワーとヤマニンゼファーの馬連に1万円投じ、165000円をせしめた次第。競馬ってこんなに容易に大金が手に入っちゃうの? 未成年(時効)だった私が競馬の魅力に取りつかれた瞬間だった。

そんなウブな思い出はともかくとして、ニシノフラワーは初の古馬相手に1200mの短縮を成功させた。強い馬でその舞台に適性のある馬なら、高いハードルをクリアしても何ら不思議はないということを、今から34年前に身をもって持って知った。

今年のスターアニスにはどちらかとえいば懐疑的な声が多いが(詳しい方ほどその傾向あり)、ニシノフラワーの想い出を持つ私としては、この挑戦はどちらかといえばプラスに捉えたく考えていた。

ただ、ニシノフラワーとスターアニスの違いは、ニシノフラワーの時代はスプリンターズSが暮れだったので、その分、3歳馬に夏だけでなく秋を経ての成長の余地が多分にあった。秋にローズS、エリザベス女王杯を使っての叩き3戦目であった点も大きい。

、さらにこのニシノフラワーの世代というのが、牝馬豊作の年で、桜花賞時こそニシノフラワー一強状態だったが、オークスではアドラーブル、エリザベス女王杯はタケノベルベットが戴冠、他、サンエイサンキューが3歳の身で札幌記念を勝ち、牡馬混合のアーリントンCをエルカーサリバー、NZTではシンコウラブリイが制するなど、まさに百花繚乱の年。この年に競馬を始めて幸せと思ったほど。

その世代の頂点に立ったニシノフラワー。オークス以降は距離で敗れていただけで、適性距離なら古馬相手にも勝ち負けできて当然だったという(結果論ではあるが)。

方やスターアニスは、阪神JF、桜花賞を連勝し、世代の圧倒的トップに君臨することは確かだが、2着はいずれもギャラボーグ。以下、負かした相手は阪神JFがタイセイボーグ、スウィートハピネス、アランカール、桜花賞がジッピーチューン、アイニードユー、アランカール、ナムラコスモス…。夏を経てこれらの馬が全く成績を出せていないことを加味すると、いくらスターアニスが抜けていたとしても、心もとない面がある。

ニシノフラワーに思いを馳せたい気持ちはあるが、こうして冷戦になって考えると、歴戦の古馬相手に即通用はどうだろう?という思いに変わってきてしまうのも無理はない。

 

ちなみに私のファーストインプレッションはルガルだったが、やはりというか誰もが狙いたくなる馬らしく、インフルエンサーたちの予想でたくさん名前が挙がっている模様。そりゃ2年前のこのレースの覇者だし、当時はサトノレーヴ、ナムラクレア、ママコチャ、トウシンマカオがいたわけで、出し切った時の破壊力は普通にこの馬だよねと。

ただ、こちらは何やら調整過程が微妙…。ただでさえアテにできないキャラなのに、微妙な状態ならば本命まではどうだろう(まして想定以上に人気しそうな状況なら)。

そんなこんなで、まだ私の中でも定まってはいない状況。無難にパンジャか勢いのフリッカーか、何気に能力低下が感じられないウインか、狙いたくなる穴馬エーティーマクフィか、堅実レイピアか、ワールズエンドは人気次第…。

何としても当てたい秋初戦だけども、悩ましてくれるねぇ。自分の中ではおぼろげながら本命候補はいるけれど、枠も確認したい重賞だし、慌てずもう少し練り練りしていきたい。

なお、今週はスケジュールがタイト過ぎて各馬の見解まで記せなかったので簡易版を。

アイサンサン    臨戦過程(⤴) 能力C 総合C
ウインカーネリアン 臨戦過程(⤴) 能力A 総合B
エーティーマクフィ 臨戦過程(⤴) 能力B 総合B
クラスペディア   臨戦過程(→) 能力C 総合C
サウンドモリアーナ 臨戦過程(⤵) 能力C 総合C
ジューンブレア   臨戦過程(休) 能力C 総合C
スターアニス    臨戦過程(⤴) 能力B 総合A
パンジャタワー   臨戦過程(⤴) 能力A 総合A
ピューロマジック  臨戦過程(⤵) 能力B 総合C
フリッカージャブ  臨戦過程(→) 能力B 総合B
ペアポルックス   臨戦過程(休) 能力B 総合C
ママコチャ     臨戦過程(→) 能力B 総合C
ルガル       臨戦過程(⤴) 能力A 総合A
レイピア      臨戦過程(⤵) 能力B 総合B
ワールズエンド   臨戦過程(→) 能力B 総合C

 

そうそう、ニシノフラワーってスプリンターズSを勝った翌年の初戦がマイラーズCだったんだけど、このレースが強いの一語。2400mから1200mに短縮して、再び1600mに戻してどんなもん?と思っていたら、桜花賞を制した舞台で躍進したね。前年の安田記念馬ヤマニンゼファーを子供扱いだったから。何気にニシノフラワーの白眉のレースってこれだと思う。

ただ、そんな強い馬が安田記念では大敗し、勝ったのはマイラーズCでは完敗だったヤマニンゼファー(連覇)。この安田記念のヤマニンゼファーは先日引退した善臣先生が乗っていたけど、本当に強かった。この馬が抜けていた分、2着争いが混濁して、最後の最後まで何が抜けてくるか分からなかった。そんな中でハナだけ抜け出したのが7歳牝馬14番人気のイクノディクタスだったってところがまたロマン。そこにシンコウラブリイ、シスタートウショウといった各世代の最強牝馬が続いた。ニシノフラワーが敗れても、こんなにタレントの揃っていた時代。また見たくなって見ちゃった。

 

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