2400mから1200mへ。異例のローテが取捨を悩ませるスターアニス。でも、陣営のこの選択が今年のスプリンターズSを盛り上げてくれている。このローテを知った時にまず考えたことは、松山騎手はどれに乗る? そして、その次に思い浮かんだのはニシノフラワーの存在だった。
ニシノフラワーといえば、私が競馬を始めた年の桜花賞馬。桜花賞の頃にはまだ競馬のケの字も知らなかったので、一番強い頃のニシノフラワーは知らなかったけど。
はじめてリアルタイムでニシノフラワーを見たのはエリザベス女王杯の時だったので、どちらかといえば人気薄で激走(6番人気3着)した程度の認識。むしろ勝ったタケノベルベッドが強すぎて強すぎて、その印象ばかりが残ったレース。この強い馬がなぜ17番人気??という衝撃も。
だけど、その一ヶ月後のスプリンターズS。競馬を初めて2ヶ月を経て、自分なりに競馬を学び、どうやらニシノフラワーは短い距離なら強い馬らしい。この距離なら古馬相手でも勝負になるのでは?
そして、私はスプリンターズSで、ニシノフラワーとヤマニンゼファーの馬連に1万円投じ、165000円をせしめた次第。競馬ってこんなに容易に大金が手に入っちゃうの? 未成年(時効)だった私が競馬の魅力に取りつかれた瞬間だった。
そんなウブな思い出はともかくとして、ニシノフラワーは初の古馬相手に1200mの短縮を成功させた。強い馬でその舞台に適性のある馬なら、高いハードルをクリアしても何ら不思議はないということを、今から34年前に身をもって持って知った。
今年のスターアニスにはどちらかとえいば懐疑的な声が多いが(詳しい方ほどその傾向あり)、ニシノフラワーの想い出を持つ私としては、この挑戦はどちらかといえばプラスに捉えたく考えていた。
ただ、ニシノフラワーとスターアニスの違いは、ニシノフラワーの時代はスプリンターズSが暮れだったので、その分、3歳馬に夏だけでなく秋を経ての成長の余地が多分にあった。秋にローズS、エリザベス女王杯を使っての叩き3戦目であった点も大きい。
、さらにこのニシノフラワーの世代というのが、牝馬豊作の年で、桜花賞時こそニシノフラワー一強状態だったが、オークスではアドラーブル、エリザベス女王杯はタケノベルベットが戴冠、他、サンエイサンキューが3歳の身で札幌記念を勝ち、牡馬混合のアーリントンCをエルカーサリバー、NZTではシンコウラブリイが制するなど、まさに百花繚乱の年。この年に競馬を始めて幸せと思ったほど。
その世代の頂点に立ったニシノフラワー。オークス以降は距離で敗れていただけで、適性距離なら古馬相手にも勝ち負けできて当然だったという(結果論ではあるが)。
方やスターアニスは、阪神JF、桜花賞を連勝し、世代の圧倒的トップに君臨することは確かだが、2着はいずれもギャラボーグ。以下、負かした相手は阪神JFがタイセイボーグ、スウィートハピネス、アランカール、桜花賞がジッピーチューン、アイニードユー、アランカール、ナムラコスモス…。夏を経てこれらの馬が全く成績を出せていないことを加味すると、いくらスターアニスが抜けていたとしても、心もとない面がある。
ニシノフラワーに思いを馳せたい気持ちはあるが、こうして冷戦になって考えると、歴戦の古馬相手に即通用はどうだろう?という思いに変わってきてしまうのも無理はない。
ちなみに私のファーストインプレッションはルガルだったが、やはりというか誰もが狙いたくなる馬らしく、インフルエンサーたちの予想でたくさん名前が挙がっている模様。そりゃ2年前のこのレースの覇者だし、当時はサトノレーヴ、ナムラクレア、ママコチャ、トウシンマカオがいたわけで、出し切った時の破壊力は普通にこの馬だよねと。
ただ、こちらは何やら調整過程が微妙…。ただでさえアテにできないキャラなのに、微妙な状態ならば本命まではどうだろう(まして想定以上に人気しそうな状況なら)。
そんなこんなで、まだ私の中でも定まってはいない状況。無難にパンジャか勢いのフリッカーか、何気に能力低下が感じられないウインか、狙いたくなる穴馬エーティーマクフィか、堅実レイピアか、ワールズエンドは人気次第…。
何としても当てたい秋初戦だけども、悩ましてくれるねぇ。自分の中ではおぼろげながら本命候補はいるけれど、枠も確認したい重賞だし、慌てずもう少し練り練りしていきたい。
なお、今週はスケジュールがタイト過ぎて各馬の見解まで記せなかったので簡易版を。
アイサンサン 臨戦過程(⤴) 能力C 総合C
ウインカーネリアン 臨戦過程(⤴) 能力A 総合B
エーティーマクフィ 臨戦過程(⤴) 能力B 総合B
クラスペディア 臨戦過程(→) 能力C 総合C
サウンドモリアーナ 臨戦過程(⤵) 能力C 総合C
ジューンブレア 臨戦過程(休) 能力C 総合C
スターアニス 臨戦過程(⤴) 能力B 総合A
パンジャタワー 臨戦過程(⤴) 能力A 総合A
ピューロマジック 臨戦過程(⤵) 能力B 総合C
フリッカージャブ 臨戦過程(→) 能力B 総合B
ペアポルックス 臨戦過程(休) 能力B 総合C
ママコチャ 臨戦過程(→) 能力B 総合C
ルガル 臨戦過程(⤴) 能力A 総合A
レイピア 臨戦過程(⤵) 能力B 総合B
ワールズエンド 臨戦過程(→) 能力B 総合C
そうそう、ニシノフラワーってスプリンターズSを勝った翌年の初戦がマイラーズCだったんだけど、このレースが強いの一語。2400mから1200mに短縮して、再び1600mに戻してどんなもん?と思っていたら、桜花賞を制した舞台で躍進したね。前年の安田記念馬ヤマニンゼファーを子供扱いだったから。何気にニシノフラワーの白眉のレースってこれだと思う。
ただ、そんな強い馬が安田記念では大敗し、勝ったのはマイラーズCでは完敗だったヤマニンゼファー(連覇)。この安田記念のヤマニンゼファーは先日引退した善臣先生が乗っていたけど、本当に強かった。この馬が抜けていた分、2着争いが混濁して、最後の最後まで何が抜けてくるか分からなかった。そんな中でハナだけ抜け出したのが7歳牝馬14番人気のイクノディクタスだったってところがまたロマン。そこにシンコウラブリイ、シスタートウショウといった各世代の最強牝馬が続いた。ニシノフラワーが敗れても、こんなにタレントの揃っていた時代。また見たくなって見ちゃった。
今週の狙い馬

1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。