競馬

2020 府中牝馬S 臨戦過程評価

今年の府中牝馬S、出走頭数9頭前後。

古馬牝馬ってこんなに少なかったっけ…なんか燃えないなぁ。

 

天皇賞(秋)も12頭立てくらいになりそうとか。

あの伝統の日本古来の素晴らしいG1がそんな少頭数!?

天皇賞よりも香港を目指す馬の方が多かったりして。

天皇賞がのちのG1連戦の叩き台のような様相になっていたのは分かっていたけど、そもそも出走すらせずスルーする傾向があるとしたらこれは由々しき事態。

ま、クロノジェネシスがエリ女に行かないだけでもまだマシか。

 

嘆いていても仕方ないので、府中牝馬Sをサッと予想してみよう。

 

臨戦過程評価

 

サムシングジャスト(→↗)

前走のクイーンSは終い勝負に徹して展開にも恵まれての9着と思えばさしたる価値もないが、半年ぶりの初重賞だったと思えば終いの脚には見どころがあった。この舞台でサトノダムゼルを封じた2走前の走りは悪くなかったし、叩き2戦目、松山騎手への手替わり、父産駒の複勝率30%超えなど穴要素もそれなりに。人気は皆無でも3着への突っ込みは警戒しとく。

 

サラキア(→↘)

このコースでも牡馬に混じってエプソムC2着などがあるように相性の悪い舞台ではないが、さらに得意なのが前走の小倉。その得意舞台で鮮やかすぎる走りを見せたということは、全てがハマっての快走とも捉えることができ(前走時はタフな不良馬場から極軽の舞台替わりで臨戦過程は上向きだった)、臨戦的にはやや下降となる。スローになれば前にも行ける自在味もあるし、前述の通り東京の複勝率も5割なので軽視はできないがヒモまで。

 

シゲルピンクダイヤ(→)

前走時、叩きつつ良化を促したいとの陣営のコメントがあったので、叩き2走目の今回は上昇が見込めるのだろうが、臨戦的に大きく上昇する要素は少ない。一瞬の脚を使うタイプなので、府中1800mがベストマッチする馬とも思えない。和田騎手がフェアリーポルカを選択したのもマイナスだし、これもヒモまで。

 

シャドウディーヴァ(↗)

本レースに相性のいいクイーンS組の一頭で、最も舞台適性が高そうで前哨戦としての走りも良かったのが本馬。東京新聞杯2着後は不振を囲ったが、阪神牝馬は出遅れ、ヴィクトリアマイルは道中の接触(そもそもG1では家賃が高い)、エプソムCは不良馬場といずれも明確な敗因があり、安定感こそないが牝馬限定のG2以下なら通用する力は持っている。

 

ダノンファンタジー(↗)

ヴィクトリアマイルからの参戦馬は相性が悪いデータが出ているが、本馬に限ってその法則が当てはまる理屈はない。気のいいタイプで休み明けの方が合っているし、厩舎も休み明けから本番仕様で抜かりなく仕上げてくる中内田厩舎。生涯で崩れたのがほぼG1のみ。例外が2走前の阪神牝馬Sだが、当時は+20キロの馬体重。この時ばかりは本馬に最も脈のある次のG1ヴィクトリアマイルを見据えた仕上げになったかも。おそらく今回はエリ女に行くにせよマイルCSに行くにせよ勝ち負けできる算段が立たないだけにここが本番仕様。

 

トロワゼトワル(↘)

2走前から連続好走してみせた前走にはある意味驚き。味のある番手からの競馬だったので尚更。今回は本来の逃げのスタイルが見込めるし、道中マイペースは確定的。よって低評価を下すのはこわいのだが、夏場をフル稼働した疲労が出てもおかしくはない臨戦ではある。基本的に道悪は苦手、良馬場なら切れ負けというシーンを想定して、上位馬の中では最も下位評価に。

 

フェアリーポルカ(↗)

前走は6着とはい0.2秒差で、当時の上位陣に着順ほどの差がなかったことはゴール前の混戦ぶりを見ても明らか。結果として人気を裏切った形だが、決して臨戦も良くなかったし、ここに向けては良い叩き台になったのでは。府中は0-0-0-2でもそのうちのひとつフローラSは道中終始外目を回しながら早めに先頭に立つ負けて強しの5着。決して適性がないことはない。道悪に対応できる強みもある。

 

ラヴズオンリーユー(→↗)

別段悪い要素はない。が、休み明けでもあるし、臨戦的に大きくプラスになる要素も少ない。能力的には最上位だが、この馬のピークは昨年のオークス時で稽古の動きを見る限り、まだ当時の輝きは取り戻せていない印象もある。もしかしたらこのまま取り戻せない可能性もある。とはいえこのメンバーなら格好は付けてくるとは思うけど。ダノンファンタジーとは違ってエリ女を見据えた仕上げなのかもしれない。

 

総括

以上より現時点の予想

◎ダノンファンタジー

○フェアリーポルカ

▲ラヴズオンリーユー

△シャドウディーヴァ

×サムシングジャスト

×サラキア

 

 


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↑今日も読んでくれた優しき貴方のために土曜東京10の穴馬をプレゼント(と言っても頭数が多いので入る保証もなければ、来る保証はもっとないw)

休み明けの前走が喉なり手術明けで大敗ももともと距離が1F長かったし、今回こそがベストの条件。喉なりは手術したとしてもやっかいな病に違いないが、稽古を見る限り前走からの上積みは大きそうだし、湿った天気も負担を軽減してくれる可能性がある。道悪になったとしてもこの配合ならプラスに出そうな気もする。

 

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