埼玉の魅力とは
今年は「翔んで埼玉」という映画が大ヒットした。
私は埼玉県人だが、この映画を観ていないので、その内容が埼玉県を賞賛したものなのかバカにしたものなのかは知る由もないが、埼玉というのは一般に思われているよりも魅力的な県であることは保証しよう。
まず、何より魅力的な温泉(スーパー銭湯)が多い(そこ?)。
先日、2019年のニフティ温泉年間ランキングが発表されたのだが、その2位から5位を占めたのが埼玉の温泉だ。100位までのランキングを見ると関西方面まで網羅されているので、決して関東圏だけのランキングではないようだから価値は高い。
当然私はそれらの温泉はいずれも制覇しているが、それらよりも温質の良いと思う温泉もあるので、実のところ、いかに組織ぐるみで票を集められるかの能力ランキング?という気がしないでもないが、とはいえ私も何度もリピートしているように、確かにいい温泉であることは間違いない。
で、今日の話は温泉とは別の埼玉が誇る(と私は思っているが、全く人気のない)観光地に行ってきたのでそれを紹介しょうと思う。
それは坂戸という埼玉の中でも若干マイナーな市にある。
住んでいる方がいたらごめんなさいだが、同じ埼玉に住む私でも、「坂戸? ん、それってどこにあんの?」といった感じで、瞬時にはイメージのしにくい市なのである。
しかし、この市は侮れない。その魅力を写真と共にどうぞ。
燙菜という蕎麦屋
まずはランチから。
こちらは坂戸ではなく川越にある店。実は坂戸は埼玉のメジャーな観光地、川越から割と近隣の市であった。
で、この川越の店、今日はじめて訪れたのだが当たりだね。
蕎麦屋なんだけど一介の蕎麦屋ではない。
というのもプレートセット(1480円)にすると、蕎麦の前にこのようなオシャレな前菜が出てくるのだ。
そして、この前菜を食べ終わるタイミングを見計らって、メインの蕎麦&天ぷらがやってくる。この天ぷらの揚げ方がまた素晴らしい。
この日一番最初の客だったこともあるとは思うが、嫌みのない油で揚げられたことが一瞬で分かるサクッとした仕上がり。
そしてメインの蕎麦。これは大盛りにして失敗した(笑)。
この手のオシャレな蕎麦屋は全体に量が少ないのが定石だから、おもわず大盛りを選択してしまったのだが、その必要もないくらい全体のボリュームが十分。これにドリンクも付くというのだがらそのコスパは高い。ここはリピート決定。
さて、腹ごなしも済んだところで目的の地へ進もう。
聖天宮
川越から坂戸に進むにしたがってその景観も閑散としてくるのだが、その目的地はだだっ広い田園風景の中に突如として現れる。
それがこちら、聖天宮(せいてんきゅう)
台湾・中国の道教のお宮だそうだ。
写真だけでは伝わりにくいが、これを眼前に見たら圧倒される。
なぜ坂戸に中国のお宮があるのかのいわれはどこかに書いてあった気がするが忘れた(笑)。でも、ただただ、しばらくボーっと眺めていたくなる、ある意味絶景ともいえる景観だ。
回りは田畑風景、この煌びやかな建築物のギャップがまたいい。
実はここは去年訪れているのだが、その日は曇り空で黄金色の建物もかすんで見えたのだが、青天の中で見る今日は2度目でも当時と同様、いやそれ以上の感動を味わえた。
中国好きにはたまらない
入館料500円を支払って中に入ると、私好みの壁画や彫刻、中国式のおみくじなどがある。
雰囲気あるよね。こういうの大好きだ。関羽みたいな人がたくさん描かれていた。
これはまさに関羽か?
関羽はいまだに商売の神として崇められているので、その可能性がないこともないがよう分からない。単なる似てる人かも(笑)
聖天宮の売りは5千頭の龍。大小さまざまな龍がそこかしこにちりばめられている。
龍はもっとも格式の高い神様らしい。
この天井にも龍がいるんだろうか。細かすぎて見えない。
日本の神社でいうところの本殿にいくとレクチャー員がいて無料で建物の歴史などを説明してくれる。今日などは客が他にいないので、レクチャー員が手持無沙汰だったのが印象的。なぜ、こんなに人気がないのか不思議だ(こちらとしてはありがたいけど)。
トイレはこんなん。
大盛り蕎麦を食ったせいか便意を催してしまったので、このシュールなトイレに駆け込んだが、予想通りウォシュレットはなかった。
ウォシュレットがないと気持ち悪くて、外出先で大ができなくなっている私だが、中国ならウォシュレットどころか丸見えという噂もあるし、ここはしっかり扉があるだけいいじゃないかと自身を励まして踏ん張った(笑)
日光東照宮にでもいけば同じように威厳に富んだ建築物も拝めるが、あいにく(我が家からは)遠いしめちゃくちゃ混む。ならば割と近くて、ほぼ人のいないこっちを選ばない理由はない。ここは毎年訪れたいね、先に紹介した蕎麦屋とセットで。
実は坂戸は、この他にも寺社やウォーキングコースなども豊富にあって、ぶらぶら散策するのも悪くない。
足が痛かったのだが、近くにイボ取り観音があるというので、絶賛イボ治療中の私はそこにも赴いた。
地味なお寺だったが、これでイボが治るなら…
ちなみに人っ子ひとりいない。
その道すがらにも前方後円墳があったり(写真がそう、単なる小山じゃないよw)、失礼ながらさびれた感じはあるのだが、その雰囲気も嫌いじゃない。
さらに今の時期、川の方にいくと、白鳥の群れに遭遇できるというので、痛む足と寒風吹きすさぶ試練の中、川にまで赴いた。
ノー白鳥(笑)
でも、写真には映っていない遠目の場所に確かに白鳥の群れがいた。運がよければ間近で見られるのかもね。
周囲はこんな感じ。ほんまに田舎、翔んで埼玉(笑)
近くには、ふるさとの湯というスーパー銭湯もあって、当然のごとく最後の締めはここ。これは謎の金のゴリラ。縁起がいいんだって。
どうだったかな、坂戸。
特に聖天宮は中国の雰囲気が好きならここは一度訪れて損はないね。
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。
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