行田市といえば、今回訪れた古代蓮の里以外にも、フライやゼリーフライといったB級グルメ、さきたま古墳群、忍城(おしじょう)などいくつか見所はあるが、今回は「前玉神社」という初見の神社を訪問することにした。
ちなみに、「前玉」と書いて、「さきたま」と読むのだそうだ。十中八九の人が「まえたま」と読みそうだな。
古代蓮の里やさきたま古墳群からほど近い場所にあるので、セットで訪問してもいいかもしれない。
前玉神社の目印はこの槙の巨木。
樹齢600年のご神木。古代蓮もそうだが、草木の偉大さを改めて知るね。
それこそ、「雨が降ろうが、槍が降ろうが、ピーヒャラピーヒャラ、テンツクテンツク♪」とこの場所で淡々と生き延びてきたのだろうから。私も早くこの巨木のように地に足をつけてどっしり生きたいものだ。
さて、この神社、大規模ではないが、何となく雰囲気がいい。神社などで感じる、この「何となく」という気持ちは大切だ。訪問者もなく手水舎の水が枯れたような神社は、何かここには長居したくないなと思ったりするからね。
この鳥居をくぐる時、本殿の方からふわっとそよ風を感じた。単なる風だろうよという向きもあろうが、前向きな妄想家である私は、「おぉ、神様が歓迎してくれた♪」と都合よく考えたのは言うまでもない(笑)
この神社は縁結びのご利益があると同時に、4匹の猫も住み着いているらしく、猫神社の呼び名もあるそうだ。ここに来るまで知らなかったが、これは猫飼いの私にとって都合いい。これも神の思し召しってやつだ(笑)
4匹のうち1匹はレアキャラということでお目にかかれなかったが3匹には遭遇できた。
この中に猫の姿を見つけた私は、しばし外からジーッとと中の様子を伺っていたのだが(こわいって)、中にいた神主さんが、どうぞどうぞと手招きしてくれたので、遠慮なく中に入り猫にありついた。
実に毛並みがいい。思いっきり撫で撫でさせてもらった。無警戒な猫はいいね。どれだけ愛されて育てられているかの証明だ。
さて、肝心の本殿はこの階段の上。
写真でも心臓やぶり、膝壊しの階段のようにも見えるが、それは単なる遠近法。たいした段数はない。
見づらいが、龍の彫刻が素晴らしい。
こうした彫刻も好きで何気にチェックしてしまうんだよね。
このお方はいったい…?
これは手水舎の龍。素晴らしき芸術。
猫神社ということで、猫のお守りなどもあったが、私はこのお守りを選択した。
神社を訪れてもその都度お守りを求めるわけではなく、ビビッとシンパシーを感じた時だけ求めるのだが、これはビビビッと訴えてきたね。
購入するまで気づかなかったのだが、「これをください」と伝えたら、何やら下からゴソゴソと同一のお守りをいくつか取り出してきて、「どれがいいですか?」と尋ねるではないか。
「何のこっちゃ?」と思ったが、私が初めに指差したお守りは、いわば見本のような役割で、どれがいいかと差し出された同タイプのお守りも含め、すべて両サイドの柄が微妙に異なっていたのだ。
基本、お守りというのは全て同じものだと思うのだが、これは一つ一つ模様が違う。手間暇もかかっているだろう。要は「世界に一つだけのお守り」だ。なんとも粋だねぇ。
猫もいいし、お守りもいいし、雰囲気もいい。ここは訪れて良かったと思える神社だったな。
さて、この後は行田市に隣接する熊谷市に向かった。真夏の最高気温の記録を岐阜市と競い合っているあの熊谷だ。この地には龍泉寺というお寺があるらしい。ここは開運と厄除けを同時に願うことのできる希少なパワースポットだそうだ(関東ではここだけ)。
確かに広々としていて管理が行き届いている感じがして建物も立派。お守りなどを求める行列などもできていた。
しかし、正月でもないのに行列?と思ったら、ここのお守りは、ヤフーの全国最強開運守り日本一に輝いたそうだ。なるほどそういうことか。
しかし、それをこうして大々的に宣伝するというのはどうだろうか。確かにこの宣伝効果が功を奏して行列ができているのだから、集客としては成功なのだが、私はあまりいい気がしなかった。
そもそも、全国最強開運日本一っていったい…
私はその前に求めた前玉神社のお守りがあったので、ここで行列に並んでまで求める気はしなかった。
ただ、本堂の他に観音堂というのもあって見どころの多いお寺だ。
彫刻も見事だし、しばらく上を見上げていたら少し首が痛くなったほど(笑)
その隣には浄化の鐘。
もちろん突いてきたが、私の煩悩、欲望はひと突きでは浄化しきれないだろうなぁ(笑)
他にも色鮮やかなダルマ絵馬、持ち上げてみて思ったよりも軽く感じたら願いが叶うといわれる「おもかる石」など。
立派にそびえる観音様などもあり。
決して遊びに来る場所ではないのだが、集客を心得たお寺の設備設置に訪問者が多いのもうなづけた。
お寺は神社と違って死者を弔う場所、本来は気の良い場所ではないと言われているんだけど、ここは開放的な場所に建っていることと非常に清潔感もあって、そういう悪い感じは受けなかった。
と、霊感0の私が知ったかぶったところで説得力はないのだが(笑)
行田と熊谷の寺社仏閣を巡り、競馬でやられた悔しさ、煩悩を祓い清めた後は、身体も清めようと「熊谷スパ・リゾート」という、埼玉県内でも自信を持ってお勧めできるスーパー銭湯に向かったのだが、なんと入館に60〜90分待ちという。スーパー銭湯でこの混みようは初めて。まいっちんぐ。
ちゅうことで、やむなく行田に戻り、古代蓮物語というスーパー銭湯に赴いた。こちらはスカスカ。
でも、源泉かけ流しもあったし、悪くはなかったよ(微妙な言い回し)。
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。
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