狙い馬 競馬

2025 新潟記念 臨戦過程評価

キーンランドCは先週のブログで臨戦過程1、2位と評していたパンジャタワーが優勝。ブログでは人気なども加味してBとしていましたが、勝たれてみれば順当だったかなとも(懸念点と人気を天秤にかけると本命視はできなかったですが)。迷った末に本命にしたレイピアは前走のぬるいレース経験が今回にどう影響するかを懸念していましたが、結果的にはその懸念通りになってしまった感じで。ペアポルックスは内枠が苦手なキンシャサノキセキ産駒ということを意識しすぎて最終的に評価を下げたのですが、逃げない形でもあそこまで走れるとはやはり地力がありますね。カルプスペルシュは20キロ増かつ大外枠であの走り、これもまた立派でした。

1着 パンジャタワー(⤴)B
2着 ペアポルックス(→)B
3着 カルプスペルシュ(⤴)B

というわけで先週も重賞はダメでしたが、日曜日は下記のレースで3連系が噛み合って溜飲を下げました。

新潟9
1着 ◎ファーヴェント
2着 ▲ハワイアンティアレ
3着 〇ダズリングブレイヴ

札幌10
1着 △1ベルギューン
2着 ◎カプラローラ
3着 △2ラオラシオン

札幌12
1着 △1ピンクジン
2着 △4ウインアクトゥース
3着 ◎ジェットマグナム

新潟では無料分で3頭挙げた馬が3頭独占なんてレースもありましたが、時間が足りずに見解まで書けず馬名だけしか挙げていなかったんですよね。あれこれ考え尽くした重賞がサッパリで、気のない平場でズバッと決まるのも何だかなという感じですが、今週は何とか重賞も当てたいところです。中京2歳Sはパスなので、自分の中では新潟記念1本です。

 

アスクカムオンモア(→)C
一見良い臨戦に映るが、4ヵ月弱振りで定量重賞となるとややハードルは高い印象。新馬戦や3走前に敗れているように使った方が良いタイプのようだし(休み明け2戦目は【1-1-0-0】)、狙うは次かなという感じ。

アスクドゥポルテ(→)D
前走の関越Sは本馬には苦手な瞬発力勝負だったが、32.6の上がりを使って4着に健闘。こんな競馬も出来るんだと感心したが、8歳のラインベックやそれまでOP実績皆無のバレエマスターに先着を許したとなると重賞のここではその価値もいかほどのものか。距離延長自体も良いとはいえ、やはり地力で見劣る感。

ヴェローチェエラ(→)C
札幌記念は臨戦か知恵が悪く消して正解だったが、それでもとんでもない位置から最後は脚を伸ばして5着。ひと頃リズムを崩していたが、G3レベルであれば常に上位を争う力がある。ただ、今回は前走に比べればマシな臨戦とはいえ、洋芝で成績を上げてきた本馬にとって新潟替わりはプラスとも言えず。サマーチャンプ獲得に向けて少しでもポイント加算とやみくもに使ってきた感もあって勝負度合いも微妙…

エネルジコ(→)B
戦歴通り底知れず。そんな馬は止まるまで買っておけのスタンスで良さそう。そもそも青葉賞時点でもやや危なっかしい1番人気と見ていたのに、前も止まっていないラップを桁違いの脚で差し切ってしまうという地力の違いを見せつける競馬。その負かした馬たちが、下級条件とはいえ次々に結果を出している点も後押しになり。ダービーですら回避の英断をはかった馬がこの真夏にあえて出走してくるのならそれなりの勝負気配(体質面を考慮して次戦まで間隔を空けるという狙いもありそうだが)。それでもB評価としたのは、やや危うい面があることは変わりないし、1番人気にまで推されそうな状況を加味して。先週のパンジャタワーのようにあっさりがあっても不思議はない。

クイーンズウォーク(⤵)B
牡馬混合戦を含めたG2を2勝で能力は最右翼。前走はマイルで好走したが、条件的には2000mがベター。まして得意の左回りなら死角がないように映るが、前走の負け方はあまり良いとは言えず、G1で激走した後の一戦ということを考えてもやや不安を感じる。先週のウインカーネリアンもそうだが、能力は上でもG1激走後で、終わって鞍上は「ここを使って更に良くなりそう」と万全の態勢ではなかったことを示唆していた(戦前は東スポコラムで良い仕上がりと言っていたのにね)。そんなわけで先週のウインカーネリアンも(⤵)表記をつけながら、対抗に置いてしまったことを反省し、本馬も良くて▲、場合によってはヒモまでにする予定。

コスモフリーゲン(⤵)C
七夕賞は肉を切らせて骨を切る戦法で強い内容。逆にスローに落としていればドゥラドーレスの末脚の餌食になっていたかもしれず、柴田大騎手の気迫とナイスアシストがあっての賜物。新潟替わりは決してプラスとは言えず、前走も完璧な立ち回りでの辛勝。相手強化に屈しない配合馬だが、今回は同じG3でも2枚も3枚も相手強化の感はある。臨戦的にも前走の方が良かったので、勢い、能力を加味してもヒモまで。

シェイクユアハート(⤵)C
小倉記念は自信を持って◎を打てるほど良い臨戦だった。そうなると今回はどうしたって前走以上の臨戦とは言えないし、本馬も鞍上の完璧なアシストがあっての好走であった(それでも軽量牝馬に完敗をどう評するか)。前走からもややタフな舞台を好む馬で新潟替わりもプラスとは言えないし、別定のG2レベルのG3だとこれまで通りの安定感を発揮できても入着までの可能性はありそう。

シランケド(→)A
未勝利戦を12番人気で勝った時は馬名からも一発屋のイメージをぬぐえなかったが、一発どころかデビュー戦以外は全て3着内という一級品の実力馬だった。確かに未勝利戦を勝った後の昇級戦、さらにその次戦の紫苑Sとも臨戦過程が良くない中での連続3着。この芸当を成し遂げられる馬だから高い能力を秘めていたのだろう。前走は初の東京、初のマイルという未知数な条件、しかもG1で一発回答。スムーズなら頭まであったであろう内容は評価せざるを得ないし、今回の舞台は3走前に圧巻の楽勝。距離延長臨戦も不問だし、クイーンズウォークを逆転し得る存在かと。

シンリョクカ(⤴)B
昨年の覇者。今年は一歩格が上がった印象のメンバー構成だが、本馬にとってはベスト条件と言えるし、瞬発力なくして好走不能な東京マイルのG1からの臨戦は大きな好転要素。エリザベス女王杯4着の走りからもこの相手でも大きく見劣りするとも思えない。近走で崩れたレースも、中山金杯は大外17番枠、白富士Sは苦手なスローからの瞬発戦、福島牝馬Sは負けて強い内容。ヴィクトリアマイルも展開不利の状況でクイーンズウォーク、シランケドと0.2差。軽んじられそうなら魅力を感じる。

ダノンベルーガ(→)B
能力自体はここでも上位。舞台も悪くないので仕上がり状態ひとつ。

ディープモンスター(→)C
前走は良い臨戦で何とか3着(4着と鼻差)。今回は前走ほど良い臨戦ではなく、相手も強化。相手なりの馬だが、格上相手にパフォーマンスを上げるわけではなく、これまでもG2には壁がある印象で。

ナムラエイハブ(→)C
小倉記念はハイペースを先行して8着。正攻法の競馬でこの踏ん張りは一定の評価。このタフな経験は今回に生きてきそうだし、小回り小倉よりは自分の競馬をしやすい新潟替わりも条件プラス(2走前の新潟の内容も良かったし)。重賞では一枚足りない感はあるが、うまく流れに乗っての前残りがあってもと思わせる馬ではある。ただ、松山騎手が乗りに来ないのは重賞では限界を感じたという見方もできて、押さえの穴までという評価にはなるが。

バレエマスター(→)D
前走はOP入り後初の3着だが、恵まれたメンバー構成で条件もベストに近かった。重賞で足りる裏付けはなく、相手関係、条件面諸々厳しそう。

ブレイディヴェーグ(⤴)A
臨戦過程の良かった安田記念で4着は物足りないが、4着でも物足りないと思ってしまうのはいささか酷か(本命を打っていた分余計に)。とはいえこの時点で能力最上位だったソウルラッシュとはクビ差だし、大外枠から終始外でやや溜めの利かない感じもあったから、G3のここなら当然地力は上位ということになる。近走に関しては、昨秋の府中牝馬Sが圧巻の勝利も、マイルCSはその反動かつ枠に恵まれない中で4着、東京新聞杯は前哨戦仕上げ、ドバイターフは乗りへぐりと、それなりに言い訳の利くレースばかりでもある。ロードカナロア産駒ながら400m延長だったエリザベス女王杯を制しているし、今回の同距離延長も苦にしないどころかプラスに働きそう。惜しむらくはルメールにも戸崎にも振られてしまったという点。いずれかの継続騎乗であれば迷いなく本命だったが。

 

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