私のスプリンターズS初体験は1991年ニシノフラワーの勝った年。
この時、1着ニシノフラワーと2着ヤマニンゼファーの馬連16倍に一万円を投じていた。
若かりし身としては清水の舞台から飛び降りるほどの勝負だったんだけど、ゴール後は「うぉーやったぜ!」って感じだったね。
なぜ競馬初心者だった私が、この馬連に一万円も投じられたかというと、とあるダイヤルQ2の競馬予想を聞いて丸乗りしたからなんだけど(笑)
その後、ダイヤルQ2にハマった私は、母親に「なんなのーこの電話料金は!!!」とこっぴどく絞られたのは言うまでもない(笑)
今に思えばその年の桜花賞を圧倒的な強さで勝ったニシノフラワーと、その年の安田記念で完全勝利したヤマニンゼファーとの組み合わせで16倍もつくなら、そりゃ買うよって思うね。この2頭のどちらもが1番人気でなかったなんて。ちなみに1番人気はダイタクヘリオスだったんだけど。
さて、前回の更新でひとまず軸候補をレシステンシアとしたけど、今回は穴馬が来るとしたらどの馬…?という視点から考察を。
2年前こそ1~3番人気による決着だったものの、それ以外の9年は毎年7番人気以下の馬が必ず3着内に激走している。よって今年もほぼこうした人気薄が絡むと見た方がいいのでは。
では、それらの馬に共通項はあるのだろうか?
2020
アウィルアウェイ 10番人気3着 前走北九州記念10番人気3着
同年重賞1勝
2018
ラブカンプー 11番人気2着 前走セントウルS2番人気2着
同年1勝(前3走重賞②③②着)
ラインスピリット 13番人気3着 前走セントウルS9番人気5着
同年OP特別1勝
2017
ワンスインナムーン 7番人気3着 前走朱鷺S1番人気1着
同年3勝(2連勝中)
2016
ソルヴェイグ 9番人気3着 前走キーンランドC4番人気4着
同年2勝(重賞1勝含む)
2015
サクラゴスペル 11番人気2着 前走安田記念13番人気17着
同年重賞2勝
ウキヨノカゼ 9番人気3着 前走キーンランドC8番人気1着
同年2勝(重賞1勝含む2連勝中)
2014
新潟開催略
2013
マヤノリュウジン 15番人気3着 セントウルS7番人気7着
同年2勝、2走前1番人気
2012
ドリームバレンチノ 9番人気3着 キーンランドC2番人気7着
同年3勝(重賞1勝含む)
2011
パドトロワ 9番人気2着 キーンランドC4番人気3着
同年3勝、2勝前1番人気1着
エーシンヴァーゴウ 7番人気3着 セントウルS2番人気1着
同年4勝(重賞2勝含む)
共通項ありました。
7番人気以下といえども少なくとも同年1勝以上は必須。
ネット競馬調べで今年の7番人気以下のうち、今年勝ち鞍を挙げている馬は、
メイケイエール(重賞V)
ファストフォース(重賞V)
ビアンフェ(重賞V)
シヴァージ(重賞V)
ミッキーブリランテ(OP)
メイケイエール
近3走は全く競馬の形をなしていない。いくら前走でガス抜きできたとはいえ、初の古馬G1で一変できるか疑問が残る。そもそもこの馬どこまで強いのだろうか。実績が3歳春までのものなので能力を発揮できたとしても過信禁物。
ファストフォース
臨戦過程(↘)。父(カナロア)×母(母父サクラバクシンオー)ともに中山実績は高いとはいえ、小倉から中山変わりというのは馬にとっては楽ではない臨戦。前走もかなり頑張っていたけど、あそこから更なる上積みがあるか?
ビアンフェ
逃げられなかったレースは新馬戦以外の3戦いずれも5着以下。今年もモズスーパーフレアという目の上のたんこぶ。前哨戦を叩けなかったローテーションの狂いも痛い。ただ、去年を踏まえてガリガリやり合う可能性は低そうなので、去年の二の舞と思わせておいて意外にも前残りという意外性を発揮しても驚きはしないが。
シヴァージ
臨戦過程(↗)。前走は今更リステッドに使った意味も不明だったし、逃げ馬が3F36.2のスローから33.2の上がりで逃げ切りでは出番がないのも無理はなく(16番枠というのも不運)。本馬自身は自己最速33.1の上がりを使っているし、この敗戦自体は気にする必要はない。ただし、間隔が空いた割に仕上がり微妙で…。
ミッキーブリランテ
前走は臨戦過程が良くなかったので2番人気でも戦前から怪しんでいた。案の定の10着だが想定範囲内だし、勝ち馬と0.4秒差なら着順ほど悪くない。ただ、過去10年、前走二桁着順から巻き返したのは、G1から参戦したレッツゴードンキ、サクラゴスペルの2頭と、函館SSで直線どん詰まりで何もできなかったストレイトガールだけ。重賞勝ちすらない本馬が巻き返せるか…?
この中での序列でいえば、シヴァージ>>>>>ミッキーブリランテ>ファストフォース>ビアンフェ>メイケイエールといった感じ。
他の4頭はさして買いたくないけれど、7番人気以下の馬が激走してきた過去10年の歴史からは押さえておいても損はないのかも。
今回は7番人気以下の馬に限定したけど、そもそも過去10年の3着内30頭で同年に1勝もできていなかった馬は皆無。G1に出てくる馬だからだいたいそんな条件はクリアしてくると思いきや、アウィルアウェイ、モズスーパーフレアあたりは今年は勝ち鞍がない。過去に3着内があって舞台適性は高い2頭だけど、その点は減点してもいいかもね。
シヴァージ以外に目ぼしい穴馬がいない今年だけど、他の穴ならこの馬かな。
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。