昨日、公園の階段を降りていた時のこと、最後の一段がないと思って足を踏みだしたらまだもう一段あった。
脳内ではないと思っていたのにあったので足を踏み外して思いっきり前につんのめってしまい、体がスローモーションのようにふわっと浮いた感じがして、「やばし!」と思ったけど、両手に持っていたスマホとコーヒーを放り投げ、何とか前のコンクリートに手をついて事なきを得た。
手のひらはすりむいたし足首も捻ったけど、我ながらその瞬間の咄嗟の判断、瞬発力はまだ衰えてはいないと思った次第。おそらく33秒台の瞬発力は使っていた(意味不明)。
今週末はテニスの試合だからひとまず無事でホッとした。
原因は…スマホでレース映像を観ていたんです。。。
いけませんね、階段スマホ(反省)。
その時に観ていたのが昨日のローズSの考察で浮上した上がり馬3頭のレースなんだけど、今日はその深堀り考察を。
上がり馬その1
アンドヴァラナウト
この馬名の意味って分かる?
&ヴァラナウトって思うよね。じゃあ、ヴァラナウトって何やねん…?と思って調べたら、全体で「北欧のニーベルンゲン伝説に登場する指輪」なんだって。こりゃ分からんわ。
はい、どうでもいい話から入りました。
この馬、エアグルーヴの孫という超良血。母グルヴェイグもそうだったけど、奥手の血筋。本格化は古馬になってからだろうね。牧場や陣営もそれが分かっているから素質の芽を摘まないように大事に大事に育てられている。全姉ゴルトベルクもそう、こちらはクラシックを捨てたことが実を結びつつあって、オープン入りも間近。
だから、この時期の重賞で通用するかどうかはまだ半信半疑な面がないことはない。この血筋はどうしても人気になりやすいから安易に飛びつくのもどうかなという思いも脳裏にあって。
それでもこれまで5戦オール連対、2戦目にはこちらも素質馬タガノディアーナの2着があって、2走前には重賞級プログノーシス(毎日杯3着)の2着。この時はテンの3F34.7の決して甘くはないラップを刻んでの逃げ。勝ったプレグノーシスにはおあつらえの流れになってしまったので3馬身千切られてしまったが、4コーナー15番手から追い込んだショウナンアレス、同じく11番手から追い込んだレアシャンパーニュの末脚は封じてみせたから展開的にもかなり強い内容。
ただ、元来逃げを嫌う福永騎手が逃げざるを得ないほど前向きな気性。さて初の2000m戦でそれがどう出るか?と半信半疑に見ていた前走。
ところがレースでは内々の3番手で折り合いを付けて、直線もしっかり反応して抜け出すセンス抜群の競馬ができた。直線では一瞬前が壁になるようなシーンがあって、気性の脆い馬ならそれが命取りになってもおかしくなかったけど、怯まずしっかり伸びた点も収穫。次走を見据えて最後までムチもくれていなかったんじゃないかな。
ただし、課題がないことはない。2000mでもテン3F34.8というハイラップがこの気性にマッチした面はあるし、おそらくスローに流れるであろうローズSで押さえが利くのかどうか。場合によっては逃げることになってしまう可能性もなきにしもあらず。人気薄馬が逃げるのとは訳が違うし、それで押し切るのは結構難儀だなという気も。
もちろん前走で逃げない競馬の予行演習をしているわけだから、福永騎手としては逃げない競馬を試みるだろうけど、下手に喧嘩したら嫌だなと。ま、エイシンヒテンがいるから逃げることはないか。理想は内枠。
上がり馬その2
コーディアル
フローラSで1番人気に指示されたオヌール(デゼルの全妹)とデビュー戦でクビ差の勝負を演じている。この時点で能力の高い馬認定ができたわけだが、上がりに関してはディープインパクト産駒の切れ者オヌールを0.6秒も上回る鋭さで。
2戦目こそ展開にも恵まれず3着に敗れたが、これは臨戦的にも想定内。3戦目をあっさり勝って、昇級戦もエイシンチラーから0.1差の2着。エイシンチラーは2勝クラスもあっさりぶっこ抜いたほどの馬だし、ここも負けて強い内容。
個人的に最も評価しているのが前走。この時は臨戦的にも取りこぼしがあるかなと見ていたけど、臨戦云々以前に能力が違い過ぎた。3着ウィンドリッパー、4着ワイドエンペラーらの牡馬勢力も決して弱い馬ではないし、これらを子供扱いした末脚性能はやっぱり素晴らしい。
近2走が小回りなのが気がかりだけど、エピファネイア産駒にとってこの舞台はディープインパクトと双璧と言っていい得意舞台。コース替わりでパフォーマンスを落とすこともないと思う。
上がり馬その3
マリアエレーナ
この馬は3戦目の未勝利勝ち時に最大級の評価をしていたけど、その評価以上に強い内容で勝ち上がった。この強さだから次走にシンザン記念にチャレンジしたくなるのも無理はない。さすがにいきなりは通用しなかったが(7着)、先着を許した6頭中5頭が重賞連対経験の持ち主で(上位3頭は重賞勝ち馬)。
以後も流れに恵まれずの取りこぼしはあるものの、全9戦中8戦で最速上がりを繰り出す末脚性能は先に挙げた上記2頭以上かも。
マイルでは取りこぼしもあったが、2000mに距離を延ばして追走に余裕が出た近2走は末脚に更に磨きが掛かって古馬を相手に2連勝。特に前走はラスト1000mのラップが12.0-11.7.11.5ー11.3ー12.0。逃げたソニックベガも決して止まっているわけではないのに極上の切れ味で差し切ってしまったのだからあっぱれ。いつもより先行できたし、内枠からソツのない競馬ができたことにも成長を感じた。松山騎手の継続騎乗でないのが何とも惜しいなぁ。
以上、本命候補3頭の見解でした。
最終的に◎をこの3頭から選ぶか、もしくは松山騎手がマリアエレーナを袖にして選んだ(ある意味必然ではあるが)アールドヴィーヴルにするか、もう少し悩んで最終見解に結ぼうと思う。
特別登録から穴として期待している一頭(B)
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。