単一のものはない
どんな予想法かと問われることがあるが、私の場合、これ!とひとつに断定できるものはない。血統・調教・馬体・データ・指数など、巷にはその分野のスペシャリストがいて、そういう謳い文句があった方が予想家として受けることは分かっているが、ひとつのファクターだけに頼っていては、ブレない利点はあっても少々無理があると思うし、私自身はそれらのいいとこ取りをして多角的に検討したいクチ。
私が考える各要素の弱点
血統
血統的に適性があっても能力のない馬ではそもそも無理。
調教
稽古で動いても実戦ではさっぱりの馬もいるし、レースの格が上がれば上がるほど全馬が最高の仕上げを施してくるのでそれだけでは評価しにくい(明らかに悪い馬は見抜けるが)。新馬・未勝利では有効と思う。
馬体
品評会を取る馬が走るとは限らない。馬体を見るなら一頭を縦の時間軸で見るならいいかもしれないが。私自身はパドックを見て馬券を買うことはほぼない。良さそうに見えてそれが幻影であった過去は多々。今はパドックを見られたとしても、イレ込みは大丈夫かな?とか、何となく雰囲気いいなといった程度。馬体重は重要視するが。
データ
使い方次第では有効だがレースによっては使えないことも多い。私の場合は重賞以外もよく買うので、そうなるとデータ自体がそもそもない。
指数
最高値の指数にしろ平均指数にしろ、その指数を今回のレースで出せるとは限らない。むしろ臨戦過程によっては出せないことの方が多い。
と、こんな感じだが、当然ひとつの手法を軸に予想に臨んでいる方を貶めるつもりはないし、私自身も主軸としているものはある。それはブログの見解で頻繁に出てくる臨戦過程。
各馬の見解を書く際にはひと括りに臨戦過程としているが、それは近走(特に前走)から今走が馬にとって条件的に好転か悪化かを様々な要素から判断したもの。その様々な要素を逐一書いている時間はないし、そこは自分の脳内で完結させて臨戦過程としている。
具体的には、馬場・距離・コース・前走内容などその要素は多岐に渡るが、そうは言ってもそこまで複雑ではなく、私自身は馬柱を見ればすぐに、「この馬いいんじゃないか」と判断できるので、第一段階のピックにはさほど時間は要さない。その段階のものをブログに挙げることが多い。さらにその上で騎手や調教師のクセ、血統データ、調教、陣営コメントなども加味してTwitterでフォローしている感じ。
ちなみに、前走から今走の条件が良くなるというのは、単純に前走で不利を受けた馬を狙うというものでははい。当然考慮はするが、あからさまに不利を受けた馬は次走でも人気が落ちないものだし、案外スムーズな競馬ができても不発に終わるケースも多いものだ。
あとは、先ほども少し書いたが、新馬・未勝利なら調教の比率を上げて、重賞(特にG1)ならデータの比率を上げるなど、そのレースに見合った切り口から臨機応変に臨むようにしている。
とにかく根底に予想が好き(ある意味レースを見ること以上に)というのがあるので、ああでもないこうでもないといろいろ思案するのが楽しいのだよね。
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。