さすらのギャンブラーこと、なみへいが今日も旅打ちに出かけてきた。
旅打ちといっても地方の競馬場を行脚するでもなく、ちょっとした小旅行に出かけながら、隙を見て馬券を買うというだけの話であるが…これもいわゆる旅打ち(笑)
本日の目的地は、都内の中でも若干マイナーなイメージのある上中里にある「旧古河庭園」だ。
事前調査によると、洋と和の融合する庭園が拝めるとのこと。しかも今の季節は紅葉も見頃。いやがおうにも期待が高まる。
ジャパンカップのブルゾンで気合を入れてきた甲斐があったってもんだ!
おっと、入場早々にも洋館がお出迎え!
これは古い建物好きの私にとって最高のお出迎え。思わず若い女子のようにキャピッ♪とテンションが上がってしまったではないか。
しかも、その眼下にはバラ園などもあり、マイナーな上中里がいきなり上品なドイツに変貌を遂げてしまった。
そこまで期待していなかった旧古河庭園、これは当たりかもしれないぞと歩みを進めると、今度は和の造形が広がっていた。
そして紅葉も最高に美しい!
そこまで広大ではないのだが、傾斜を利用して飽きることなく景観を楽しめる造りとなっている。
この崩石積というのもあえてこのように設計したというから素晴らしい。単なる石。されどこの庭園にあると情緒溢れてくるから不思議だ。
池や滝などもある。水辺というのも不思議と癒されるんだよ。ここに私の好きなクサガメでもいたら、「カメだ!」などと幼子のように小さな絶叫を発してしまうところであったが、どうやらいたとしてもこの寒さでは土の中であろう。助かった。ただし、水鳥はいた。
歩を進めると謎の牢獄みたいな建物が現れてこれまたいい味出している。まぁ、絶対に牢獄ではないだろうけどな…
また別のルートを行けばこのような建物が。
これは紛れもなく、劉備玄徳が諸葛孔明を三顧の礼で迎えることとなる(張飛が火をつけようとした)あの小屋のイメージそのもの。
劉備が年下の孔明を軍師として迎え入れるために、寒い日も雪の日も嫌な顔せず足しげく通ったあの道。
…のイメージが私の中で勝手に妄想となっていた。
劉備は一度目の訪問でも二度目の訪問でも、孔明の姿すら見ることなく、そのお堂を静かに去った。
そして、私も抹茶をいただく予約などしていなかったので、あえなく門前払いとなった…次回は予約すっべかな。
それでも、外目からでも孔明の住んでいたお堂を見ることができて幸せだったよ(妄想)。
いやぁ、意外といっちゃ何だが、なかなかに掘り出し物の良き庭園であった。紅葉のシーズンがそれを助長したというのはあると思うけど、そうじゃなくてもこの手の感じが好きな人にはお勧めできる。
ここから徒歩10分ほどの場所に「六義園」という立派な庭園があり、こっちも素晴らしい景観なので、セットで訪れるのもいいだろう。こちらは桜のシーズンには巨大な枝垂桜が見ものであったりする。
私は六義園はすでに行ったことがあるし、六義園に行くことで旧古河庭園の素晴らしさが色あせてしまうのも何だったので、庭園の梯子はしなかったのだが、帰路の道すがら「七社神社」という神社を見かけたので立ち寄ってみた。
秋の日は釣瓶落とし…
…意味もよく分からぬままに使ってみたが、なんとなくそんなイメージの神社訪問であった。
こじんまりとした境内だが、やはり神社にはよい気が流れている(若干プラシーボ)。
脇に目をやると、祭壇のようなものがあり、これを見た瞬間、大ヒットしたアニメ映画「君の名は」で主人公の女の子が酒を吐き戻すシーン(言い方)が思い浮かんだ。ちょうど境内におごそかな笛の音が流れていたので余計にあのシーンと合致した(観ていない人は意味不明)。
この壇上には上がることもできて、私もしっかり上がらせていただいた。このような福福しいお面もあって良い雰囲気。
さらに、撮影用になぜだか傘まで置いてあったので、おそらく七五三のお子様用のものだなと思いつつ、せっかくなのでアラフィフの私も撮影することにした。
神様、ご無礼をお許しください…
こうして今週も大満足の旅打ちを終えた。旅打ちをしていなければ、(じっくり購入できたので)中京最終のエルモンストロの馬連、馬単、3連複、3連単でいかばかりか儲けられたかとも思うが、それは言うまい。それが旅も馬券もいずれも楽しむための鉄則なのだから。
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。
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