Twitterでツイートもしたけど、今週の勝負馬は土曜札幌9R(利尻特別/芝2000)のダノンセレスタ。
特別戦をチェックした限り色気のある穴馬もいないし、堅めのところでもきっちり仕留めたいところ。
この馬は前走ルメール騎乗で1.7倍の支持を集めたが、よもやの4着に敗れた。
ルメール騎乗でなければ2倍はついたかもしれないが、いずれにせよ物足りない一戦ではあった。
ただ、この馬の戦績を振り返れば、未勝利を勝つのに5戦も要した叩き良化型。
しかも、その5戦のうち、フルゲートの多頭数が3戦、残り2戦は少頭数だが、ペースはミドル以上。
ここからタフなレースに強い特性を持つ馬だということが分かる。
それが前走は、8頭立てでペースも調教かと見まがうほどのスローペース。
これでは持ち味が活きようがない。
少頭数で相手が弱ければあっさり勝てるものではないのが競馬。
その馬に合った条件でなければ、あっさり取りこぼすこともあるというものだ。
それでも3着には残してよ、というのがこの馬を買っていた者からの怨嗟の声だろうが、自身は35.0秒の上がりを使っていた。
この上がりというのは、実はこの馬が未勝利を勝った時の自身最速上がりなのだ。
過去に上がり勝負で結果を出しておらず、叩き良化型の休み明け。
さらに青葉賞では熱中症を発症していたともいう。要は病み上がり。
しかも、最終追い切りの終い1Fは、一杯で13.8秒のていたらくであった。
これで1.7倍で買うのはかなり微妙。
終わった今だから言えるとも言えるが、私はこの馬を青葉賞で本命にした経緯があったので、復帰戦の前走も注目していたが、上記の諸々を考慮してブログでは触れずにおいた(そもそも断然人気馬を挙げてもというのもあった)。
この馬が新馬、未勝利で戦ってきた馬は下記の通りだ。
新馬戦 バルトリ(現2勝)
2戦目 ヴァルコス(2勝+青葉賞2着)
3戦目 ウインアステロイド(1勝クラスで3着)
4戦目 アイアンバローズ(現2勝)
5戦目 下したビートオンビート(2勝+2勝クラスで2着)
ほとんどが1勝クラスを勝ち上がっている。
⇒相手関係合格
さらに、
休み明け⇒叩き2戦目
少頭数⇒中頭数
と後退要素は皆無。
今週の追い切りで、馬なりで終い12秒台をマークしてくるようなら更にいいね。
唯一とも言える懸念材料は、先ほども言ったように上がりを使えない点。
札幌は函館以上に上がりを要求される。開幕週なら尚更だ。
しかし、メンバーを見渡すと、近2走で最速上がりを使っているのは、力の劣るエフティーイーリスのみ。
上がりの使えない馬たちの集まりとなりそうなメンバー構成なら単純に能力比較で良い。
それに上がり勝負が苦手な馬といっても、8頭立てだった前走のようなことはないだろう。
鞍上はまだ確認していないがルメールが継続なんだろか?
だとしたら、今回も人気にはなるだろうが、先週の絶対馬だったメイショウミモザ1.5倍のようなことはないだろう。
その分、メイショウミモザほどの自信はないといえばないのだが、これまで述べてきたように理詰めで考えれば後退の要素は少ない。
いくら誰でも分かる人気馬といっても、自分の中で納得できる条件が揃わければ買う価値はない。
まぁ叩き2戦目で良くなると見せかけて、案外次も人気を裏切る…なんてケースも往々としてあるものだが、追い切りで明らかに素軽さを増しているようなら大丈夫かな。
何しろ私はこの馬の素質を買っていて、今回勝ったら8月16日の藻岩山特別(芝2000)でも買おうと思っているぐらいなのだ。
そんな感じ。
こうして1番人気馬を推奨することは、予想家にとってはリスクしかないのだが、まぁ今週は重賞もないし(アイビスは私の中では予想するほどの重賞ではないので)、他に検討するものがないのでね。
今週は、寂しい2場開催で小休止の週といった感じだけど、何とか平場の中からいい馬を見つけたいね。
それか、無理して買わないのが本当にベターかも。中京記念、函館記念をパスして改めてそう思ったよ。
そんなこんなで今週もよろしゅう頼みます。
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。