今週はもう凱旋門賞ですか。個人的にはあまり好きなレースじゃない。
と言うと語弊があるが、日本の一流馬が海外に行ってしまうと、単純に秋の天皇賞、ジャパンCが手薄になってしまうこと、過去に推し馬だったサトノダイヤモンドが凱旋門賞に行ってから、別真のようになってしまって、適性のない馬をリスクを犯してまで連れて行くもんじゃないよ、と外野ながらに思ってしまった次第。
サトノダイヤモンドといえば3歳の身でキタサンブラックを下した当時の日本の至宝だったからなぁ。サトノダイヤモンドに敗れた後のキタサンブラックは徹底して国内に専念。キャリアと地盤を固め、名馬の栄誉を獲得。当然ながら引退後も上質な繁殖牝馬を集め(と言っても初年度はやや半信半疑な面はあったが)、今や種牡馬としても最高の地位を築いている。
方やサトノダイヤモンドは凱旋門賞で失った自信(?)を取り戻すことができず、帰国後に得たタイトルは京都大賞典のみという。デビュー当初、ディープインパクトの晩年の最高傑作と称されたスケール感はしぼみにしぼみ、社台スタリオンで繋養されはしたものの、実は早熟だった?という懸念もあって、最高ランクの繁殖が集まったとも言えず。それが今に繋がっていて、もはやサトノダイヤモンド産駒からG1馬が登場するとは考えられない状況に…。キタサンブラックとの明暗を考えるとやるせない。
充実の4歳時、国内に専念していたら、キタサンブラックとのライバルストーリーが楽しめたろうし、この馬の未来も変わっていたかもしれないなぁと。強くてスマートでカッコいいサトノダイヤモンドの芽を摘んでしまったのが、凱旋門賞への遠征だろうと勝手に逆恨みしているようなものだけど(まぁそう言いながら、母系は確かに早熟のきらいがあるし、凱旋門賞に行ってもその後に活躍している馬もいるので、単純に成長力が乏しかったのかもしれないなと冷静に思う自分もいたりする)。
さて、今年の凱旋門賞について。
凱旋門賞で勝負になる日本馬は圧倒的に能力が抜けているか、(良い意味で)泥くさい面があって、いやゆる半主流の血脈(主流がディープインパクトだったので、その子を連れて行ってもどうにもならんかった)。だからこそ、ナカヤマフェスタが戴冠に近づいたり、スルーセブンシーズといった超ではない一流馬が4着に健闘したり。この2頭の共通点は宝塚記念の好走歴。オルフェーヴルもディープインパクトも宝塚記念の勝ち馬。
宝塚記念はスタミナと持続性が問われるレースで、過去に海外馬の好走もあるように、欧州志向の質が要求されるレース。ここで好走したタイトルホルダーや、後に好走するクロワデュノールらが凡走しているが、これはいずれもかなりの道悪に祟られてしまった。クロワデュノールは臨戦過程が良くない上に最悪の枠も相まっての結果でもあった。まずは宝塚記念での好走歴は最低条件。
そういう意味で今年のメイショウタバルは凱旋門賞に連れて行くべき有資格馬。この馬が秋天やジャパンCに出たとしても戴冠は難しいだろうし、この馬に関しては是非とも参戦すべきだと思っていた。オルフェーヴルやナカヤマフェスタ同様にステゴ系。この系統は欧州、香港競馬に強い血筋。
ただ、いくら宝塚記念を制したとはいえ、単純な能力比較がどうかという側面はある。正直、海外馬はよくわからないので何とも言えないが、レーティングにおいては123と上位であるから出し切ることができれば通用の可能性はありそうだ。
だが、この馬は出し切れないケースが多いことは周知の事実。大阪杯、宝塚記念とこの2走は馬が変わったように安定してはいるが、その前の有馬記念は大凡走。要は型にハマれば強いが、ハマらないと脆いタイプ。今回はハマるのかハマらないのか。
スロー意識の強い海外競馬なら逃げることはデキそうだが、逃げ馬に厳しい舞台でどこまで粘り切れるのか。欧州競馬といっても何気に終い性能も重要で、ダリズの前走は上がり32秒台。自分の競馬をさせてもらえたとしても、切れ負けするのではないか。切れ負けしないような逃げ(大逃げとか)を打って押し切れるほど楽な舞台でもなく、なかなかに厳しい状況。
アドマイヤテラは2500mの目黒記念を勝っているように反主流タイプ。意外と日本ではちょい足りないこの手のタイプが健闘しそうな予感もするが、さすがに本馬の場合は鈍足過ぎるし、能力自体も足りていない。
今年はアドマイヤにメイショウという既に全てを手にした有力個人馬主だからこその遠征。参加することに意義があるとは言わないが、この2大馬主だからこそできた試みという気がする。まずは出し切って無事に帰国してくれればいいのでは。
それでは海外馬では?
素直に評価したいのは昨年の覇者ダリズ。昨年は決して良い臨戦でなかったのに勝ち切った。それがフロックでないことはその後の一連の成績が示している。2走前こそ取りこぼしているが、ロンシャン競馬場の申し子で(2走前はアスコット)、この地では一切崩れていない。昨年評価できずに後追いになってしまうが、深読みせずに(したところで海外競馬は日本以上に分からない)本命候補。
モルティーズクロスは父がダリズと同じシーザスターズ産駒。近年の凱旋門賞はシーザスターズかフランケル買っておけばOKといった感じで。母父キャメロットも一昨年の①③着馬の父。母方にはパントルセレブルの名もあってこちらも凱旋門賞馬。凱旋門賞を走るために生まれてきた血筋。7戦して5-2-0-0の安定感。すでにG1勝ちがあり、前走は手薄な構成ながらひと捲りの強い競馬。3歳馬の勢いでダリズにも迫れるのでは。
カルパナは2走前にカランダガンに完封した女傑。7着にマスカレードボール。もうこれだけで買いたくなってしまう。デビュー以来18戦して17戦で3着以内。唯一の凡走は昨年の凱旋門賞7着。この時はまだ本格化前であり、内有利のバイアスで外目を走らされる不利もあった。あれから1年。凱旋門賞後は、5戦4勝2着1回。母系にはディープインパクトの名前もあって、それが凱旋門賞向きかどうかで疑問符が付きつつ、去年であれだけ走れたのなら今年は…の期待は掛かる。
何だかなんだできっと人気どころ。日本のオッズだとしてもどんなものか。でも、日本だとやっぱり応援馬券で日本馬に票が集まる側面はあるし、それなりに妙味はあるかも。ただ、過去10年で人気薄の激走がなかったことはなく、この3頭ですんなり決まるとも思ってはいない。何か伏兵がいないかもう少し探ってみたい。あと枠順も重要そうなので。
ただ、やはり本分は日本の中央競馬なので、この投稿を最後に結局は観るだけになってしまうかも。馬券的には日本馬を外すのが吉なのが海外競馬だけども、いくら非国民だとしても、やっぱり日本馬に頑張って欲しい思いはあるからね。
ちなみに日本の競馬。
毎日王冠は3歳馬の強いレース。既に重賞勝ちのある3歳馬ならまず崩れず、リアライズシリウスは素直に高評価。ただ、そこまで切れず、自身が競馬を作ってマークされる立場になるので、そこをししのぎ切れるかはカギになる。リアライズシリウスも本番は次だろうし(秋天?)、8分の仕上げで勝ち切れるかどうか。去年のサトノシャイニングと似たタイプで勝ち切る保証はないが、軸としてはという感じか。
京都大賞典はダノンシーマ、ディープモンスター、アクアヴァーナル、サヴォーナの争い。ヘデントールはルメールが乗らないのがどうなんだろう。ミクニインスパイア、マイネルエンペラーなど伏兵もいるか。
両レースとも軸は無難に相手で穴目を引っかけたいレース。馬券は難しくなるけど、どちらも多頭数なのは何より。そして今週は良馬場で出来そうなのが何より。天気が悪いと気分が下がっちゃうからね。秋競馬、馬券も勝ちたいけど、楽しむことも忘れずにいたいです。
今週もよろしくお願いします('ω')ノ
↑今週の注目馬

1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。