アルゼンチン共和国杯、◎マイネルカンパーナ10番人気7着
7着といっても0.2差、2着スティンガーグラスと0.1差なのが惜しいですが、実際はそんなに惜しい感じはしなかったですね。競馬の0.1秒は大きいを痛感。でも、道中は番手から運んで直線入口では、後はミステリーウェイを抜かすだけ!とドキドキさせてもらいました。ミステリーウェイが思いのほかしぶとくて逆に突き放されてしまったわけですが。
ミステリーウェイは当初は穴馬としてピック馬として見解書きまでしたのですが、アップの段階で、「逃げると分かっている穴馬が逃げ粘れるほど東京2500mは甘くないよね…」と思い直して消した経緯があるのですが、そのまま押し切ってしまうのだからあっぱれです。
マイネルカンパーナに関しては悔いなき本命でしたし、この結果に納得はしていますが、ダブル本命としたセレシオンが直線でもたついて3着に入れなかったのは残念でした。
みやこSは当初本命予定だったのはブライアンセンスでしたが、どう考えても良馬場向きのパワーとスタミナ志向の馬で不良馬場では…との思いからラムジェットを本命にして、ブライアンセンスの方はダブル本命級の2番手に置く形。
結果は周知の通りダブルハートボンドが横綱競馬での押し切り。着差はクビでも牡馬を相手にこの競馬で押し切れるとは正直驚きです。軽い馬場になったことは味方したのでしょうが、それにしても強かった。
ラムジェットにとっては可哀そうな馬場状態でしたが、力は示す4着。でも、買っている側としては最も辛い4着、次も人気するでしょうから妙味もなしでいいことなし。もっともこのレースは連対した2頭を軽視していたのでラムジェットの結果以前の問題でしたが。
重賞の2戦とも厳しい結果でしたが、他のレースも難しかったです。自分的には道悪のせいもあったと思っていますが、単なる言い訳ですm(__)m
東京9オキザリス賞は穴で挙げた3頭のうちの2頭マジッククッキー、エコロレーヴがダブル好走、断然人気のサトノボヤージュと組ませるだけの簡単なお仕事でしたが、穴馬3頭の中で最も色気を持っていたアルデトップガンの不発で実入りは僅か。
また、京都12で◎メイショウセイロウが勝ったのですが、この馬はレースが近づくにつれて「まず来る!」という確信めいたものが降りてきたんです。年に1~2回くらいこうした啓示が降りてくるのですが、それでも自分を信じきれずいつもひよって「もっと買っておけば良かった…」となることが多かったのですが、この日は日曜日の最終レースで先を考える必要もなく、重賞も外したことだし、全ベットしたれ!と残額を突っ込みました。
結果、メイショウセイロウ8番人気1着!
単11.6倍、複3.7倍、馬連43倍、3連複115倍を見事ゲットすることができ…
ずに、実入りは複勝だけという…
2着が4番人気馬なので普通に買えるはずなのですが、なぜか買っておらず、終わってから「松山騎手の先行馬は買わなあかんだろ…」と地団太踏みました。
この4番人気馬を消して、鮫島良太騎手の13番人気馬との馬連、ワイドは持っているという変態じみた買い方。欲張り過ぎ。人気薄から行くならむやみに上位人気を消しちゃダメ!という教訓ですね。
これなら複勝1本でもかなり儲かったのに…といういつものタラレバ。啓示を無駄にしてしもうた…。複勝でも十分つくのに欲張ってしまう。
買い方に関しては常に課題、常に勉強を痛感させられた日曜日でもありました。noteの手書きノートの方も噛み合う結果が少なく参考になれず申し訳ありませんでした。
一日空けてメイショウセイロウショックも癒えてきましたので、気を取り直して今週も頑張ります。良かったらお付き合いください。
さて、エリザベス女王杯といって真っ先に思いついたのは1996年。勝ったのはダンスパートナーでしたが、脳裏に残っているのは2着のヒシアマゾンの方。
この時のヒシアマゾンは5歳。2歳G1で圧巻の5馬身差V、3歳時は6連勝でエリザベス女王杯制覇(この年まで世代限定戦)。4歳になってもまだ真価を続け、牡馬相手のオールカマー、京都大賞典を連勝し(今思えばすごいローテ)、ジャパンCでは日本馬最先着の2着。
さすがに有馬記念は疲労で5着に敗れ、その後遺症からか5歳時はレースに出走することもままならず。それでもまともに状態が整わないまま安田記念に出走して10着。さすがのアマゾンも「もうピークアウトした」と囁かれる中で迎えたのが5歳時のエリザベス女王杯。
4歳時のジャパンカップ時にはナリタブライアンをさしおいて、「日本のエースはヒシアマゾン」とまで言わしめた女傑も5カ月振りで状態不安のある状況では5番人気に甘んじるのも無理はなく。個人的にも終わってしまったアマゾンの姿は見たくないな…と悲観的に観戦していたのですが、レースではかつての追い込み策ではなく正攻法の立ち回りでダンスパートナーからタイム差なしの2着に激走。4歳で充実の秋を迎えた前年のオークス馬には及ばなかったものの、まだ途上の状態でここまで走ってくれたことが嬉しくて「さすがはアマゾン!」と歓喜したのを昨日のことのように覚えている。もっともこれだけ頑張ってくれたのに、降着で7着というオチにはガッカリしましたが…
さてさて、おっさんの昔話はこの辺にして今年のエリザベス女王杯。ヒシアマゾンの復活つながりで、ステレンボッシュの復活?なんてシーンも想定しつつ、でもさすがにルメールやりすぎ問題もあって、ルメールが止まるとしたら今回だよなぁと馬自体の評価以外のことまで考えてしまう今日この頃。
アドマイヤマツリ(→)C
追い切り時から前進気勢が強くなり、アイルランドトロフィーは逃げを選択。敗因に関しては切れ負けとして割り切ってもいいが、そうした気性で距離延長は疑問。坂井騎手は不気味で内枠を引いて押さえるかどうか。
ヴェルミセル(↘)C
京都大賞典はG1級の牡馬を相手に3着。馬場やトラックバイアス、鞍上の完璧なアシストがあってのもので今回は前進よりも反動の可能性が大きいが、地力的にはダイヤモンドS3着、日経賞でマイネルエンペラーと0.2差、アーバンシックと0.1差、目黒記念は不向きな流れでディープモンスターと0.1差など牡馬混合重賞でも上位の力は示していた。前走だけ走れば通用というメンバー構成だし、道悪にでもなれば不気味だが、買い時は前走で臨戦面の上積みに乏しい。
エリカエクスプレス(↘)C
前走は休み明けの京成杯で逃げない競馬で力を出し切れずガス抜きし、まんまと逃げの切り札を駆使する絶好臨戦、かつ絶好のアシストでの好走。血統的には更に距離が延びて面白いという配合だが、全てが噛み合った前走後で食指は動かない。前走よりも上がりが必要な舞台なこともプラスではない。
オーロラエックス(→)C
近2走がいずれもタイム差なしで勝負強さを発揮して際どく大目標の舞台に間に合わせたのは立派(馬も人も)。1800mで3勝、2200mで1勝、サトノダイヤモンド×ガリレオらしく非根幹向きの配合。松山騎手が一度も手綱を手放さないことが素質の表れではある。ただ、デビュー戦こそ14頭立てで勝ったが、その後、6度の3着内は全て12頭立て以下の少頭数。不器用な馬だし、フルゲートのG1で完璧に立ち回って届くかどうか。ハードルは高そう。
カナテープ(→)B
近走の好走は新潟と東京の軽い馬場だけに、初の京都は微妙だが、走っていないだけで未知数の魅力はある(未知数な馬は人気では過信できず、人気薄では魅力に転じる)。奥手なカナロア産駒で母は2000mのG1勝ち馬。アイルランドトロフィーは5番人気3着だが、関屋記念激走後で走れない臨戦でも3着したのは地力の証。府中牝馬、アイルランドトロフィーと全く質の異なる両レースで好走したように、対応力が高く6歳の今がピーク。レーン騎乗でも人気しないなら押さえには。
ケリフレッドアスク(⤴)C
前走は自分の競馬をしていないし、紫苑S激走後で反動もあった。そういう意味で今回は本馬自身は力を出せそうだし、相手強化に屈しないキャラでもある。ただ、さすがに古馬混合G1までくると地力の面で見劣る印象。
ココナッツブラウン(→)C
クイーンSが20キロ増で負けて強しのタイム差なし2着。臨戦過程が良いとは言えなかった札幌記念でもパフォーマンスを落とさず2着だから相当に強い。ただ、臨戦過程は良いとは言えず、3カ月振りでも反動の懸念は残っている(異端ローテの強みもあって矢印は平行線としたが)。重賞タイトルを持たない割に過剰に人気しそうなので見極めは慎重に。
サフィラ(↘)D
アイルランドトロフィーは枠も不向きだったが負け過ぎの印象。松山騎手の絶好のアシストで阪神牝馬を勝ったが、当時のように恵まれないと重賞で上位を争えるかは微妙。半姉サラキアが本格化したのは5歳夏以降。本馬もチャンスがあるとしたら来年以降?
シンリョクカ(→)B
昨年の新潟記念を勝って以降、大外枠の中山金杯は崩れていない。適性舞台と思えないヴィクトリアマイルで0.2差は立派だし、新潟記念も着順こそ後退したが、昨年以上のメンバーレベルの中で、トラックバイアスが向かない中で0.2差なら悪くない。2歳時から活躍しながらまだ成長中という感じだし、昨年のエリ女で4着なら今年も同等レベルに走れて不思議はない。
ステレンボッシュ(→)B
大阪杯、ヴィクトリアマイルともに舞台適性が合わず、ある意味妥当な敗戦という感じだったが(それにしても負け過ぎだが)、立て直されて挑んだ前走の札幌記念はさすがに酌量の余地がない。ただ、腐ってもG1馬と言っては失礼だが、この手の馬は人気を落として見切られた時にこそ怖い。ルメール騎乗で今回も過剰に人気するようなら妙味はゼロだが、ルメールが騎乗しても3番人気を外すなら買い目はあると思える。
セキトバイースト(→)C
前走は好位から運んで何の不利もなく大敗したが、府中牝馬とはレース質が違い過ぎて切れ負け。ひと夏越したとはいえ、さすがに4歳馬が20キロ増では前哨戦仕様でもあったのでは。前走以前の2連勝の内容は紛れもなく強く、適性舞台でさえあれば牝馬では上位。ただ、今回の舞台も上がり性能は重要。切れのなさを補うために、都大路Sや府中牝馬Sのように自ら動いて勝ちに行く形でG1で粘り込めるかとなると半信半疑。
パラディレーヌ(⤵)C
秋華賞は枠に恵まれず、調整過程も抑えた中での好走は評価すべき点だが、ローズSをガス抜きにした好臨戦で3着だけに過剰評価はできず。3歳世代では5本の指に入る馬だし、京都では4戦して3着を外していない。キズナなら距離延長も歓迎。そこを加味しても絶好の買い時は前走だったかなという感じもして、前走以上に人気するなら評価を下げる手も。
フェアエールング(→)C
オールカマーは4着だが、先着を許した馬はG1で入着歴のある馬。3角から早めに動いて先頭に立ち、持久力を生かしてヨーホーレイクとハナ差は価値あり。この一連は臨戦過程が悪い時でも一切崩れず、かなり精神力の強い馬と個人的にも評価しているが、G1ともなるとややスケール感も切れも足りない印象。
ボンドガール(→)C
アイルランドトロフィーは関屋記念の激走で反動懸念のあるローテで大敗も酌量の余地。前走をガス抜きの一戦と見なせば悲観することはないがいまだ1勝馬だし、マイルに舵を切った後に初の2200mは微妙。同世代の2000mまでなら対応できても、古馬混合で更に1F延長はプラスとは言えず。秋華賞も一瞬の脚を生かす形で、鞍上が最善の立ち回りをしてのもの。
ライラック(→)B
6歳になっても衰えるどころか、アイルランドトロフィーは切れ者相手に上がり2位(32.3)。東京1800mがベストのカナテープとハナ差の4着は価値がある。京都2200mに舞台が替われば条件面で上積みが大きいのは本馬の方。当レースは過去3年②④⑥着と崩れがなく、4着時にしても3着と0.1差、6着時も3着とタイム差なし。2年半もの間一度も好走(3着内)がないという点に打点の限界を感じさせるが、6歳になっても成長を感じさせる近走から、過去3年以上にパフォーマンスを上げてくる可能性はある。
ランスオブクイーン(⤴)C
未勝利直後のオークス5着(3着とタイム差なし)。未勝利直後でオークスに出走できること自体が稀だが、1勝クラス在籍馬のパフォーマンスとしては史上最強レベル。これだけの走りを見せながら自己条件でも取りこぼす相手なりなところが本馬のキャラだが、強い相手と戦う時には常に警戒。3走前にはラヴァンダ、オーロラエックスを封じているし、函館記念もディマイザキッドとアルナシームに割って入る5着など地力的にもそう見劣りはしない。前走はミステリーウェイに鈴をつける2番手からで最後は甘くなったが、ミステリーがその後アルゼンチン共和国杯を制したし、さすがに道悪の2600mはタフ過ぎ。臨戦過程だけなら1位でヒモには押さえても。
リンクスティップ(⤴)B
紫苑Sは能力の半分も出せていないので参考外でいい。世代屈指の力は春までの成績で示しているし、オークスは距離で負けたとは思っておらず2200mにも対応可能とみる。出られるようならその幸運を生かして好走する下地は整っている。追い込んで3着した桜花賞も強かったが、本質は持久力を生かす形と見ていて、きさらぎ賞のような先行策を取って欲しいが、デムーロが騎乗してくれるなら歓迎要素。
レガレイラ(→)A
有馬を勝って、故障明けの宝塚記念は枠にも恵まれず凡走したが、オールカマーできっちり巻き返し。人気に応えての快勝で反動懸念も少ないし、レース間隔もちょうど良い。中山に好績が偏っているが、昨年の当レースも直線スムーズなら勝ち負けに加わっていたし、京都がダメとも思わない。断然人気必至だが、死角は少なく、捻らず行くなら本馬でいいのでは。
特別戦からの注目馬

1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。