東京マイルでおこなわれる富士Sは、基本的に紛れが少なく能力通りに決まるレース。ひねらず能力と適正重視で進めたい。
今回のメンバーで注目は2000mからの参戦となるソーヴァリアント、キラーアビリティの2頭。一般的にマイルよりも中距離戦線の方が相手が強いので、中距離からの参戦馬は対戦比較から優位に立つ。今年のマイラーズCで初マイルながら2着に激走したガイアフォースが良い例だろう。
よってこの2頭も軽視はできないのだが、ガイアフォースと異なりマイルへの使い出しが遅く、やや中距離で頭を打った上での参戦というのは気になるところ。
ソーヴァリアントは母がマイルで強かったし、キラーアビリティも兄弟が短距離で走っているように、秘めたマイル資質があるかもしれないが、過去10年で近2走ともに2000m以上だった馬はマイルのG1勝ち馬だったロゴタイプだけ。よくても▲といったところだろうか。
その他の馬もざっくりと(軽視予定)
・エターナルタイム
3勝クラス上がりでも通用していい資質は秘めているが、前走時の方が臨戦過程が良く。
・シャンパンカラー
NHKマイルCは特殊な馬場が奏功。前走の安田記念は臨戦も良くなかったが、古馬の壁を感じさせる内容で。
・ステラヴェローチェ
さすがに休養期間が長く、ここはまずは試走では。
・ダノンタッチダウン
臨戦過程の良かったNHKマイルCは4着に健闘したが、さりとて同世代相手にこの程度では飛びつけない。
その他の馬(軸候補)
・イルーシヴパンサー
G1では足りないが、2走前の中山記念は不利がなければ上位進出もあったし、G2なら上位争いできる。舞台はベストで、京都金杯で勝利に導いた岩田望騎手が騎乗するのもプラス。
・ジャスティンスカイ
4走前に当コースの3勝クラスで、レッドモンレーヴ、アヴェラーレ、ゾンニッヒといった後の重賞好走馬を一蹴した内容が秀逸。2走前のマイラーズCは壁に当たったが、前走に関しては状態面、流れなど能力とは他の要素が大きい。
・ナミュール
牡馬相手のG1で通用するほどの力はないが、東京新聞杯では2着、ヴィクトリアマイルも不利がなければもう少し上位に肉薄できた一戦。牝系の成長力が懸念だが、まだ4歳なら衰えには早いし、休み明けで東京マイルという今回の条件はベスト。
・マテンロウオリオン
前走の安田記念はさすがに相手が強いが、それ以前は毎回入着前後に健闘しており能力は通用。東京マイルも悪くないし、田辺騎手への乗り替わりで新味が出ても。稽古は良かった頃に比べると地味ではある。
・レッドモンレーヴ
2走前の京王杯SCは臨戦過程が良さも後押しして勝ち切ったが、前走の安田記念は逆に不利な臨戦の中でも6着に善戦するのだから力をつけている。地力は上位でまともなら好勝負可能だが、近走出が悪くなっているのと、蛯名厩舎の藤沢流(馬なり)調教がどう出るか。
後は追い切りや枠などもチェックして。
明日はもう菊花賞の枠順発表。長距離ながら枠も大事なレースなので今からワクワク。
このG1の枠番を確認する時の高揚感はいつになっても変わりませんな。
↑今回はきっちり勝って欲しい期待馬
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。