私は毎週のように馬券を買うが、並行して毎週のように出かけもする。
本来なら腰を据えてパドックを見てトラックバイアスをチェックして、騎手や調教師の流れも見て買うのが理想だし、その方が今より更に巧くいくことは分かっているのだが、もはや人生の半分以上を生きたであろう我が身にとって、残りの人生(の休日)を競馬だけで終えるのは虚しいので、競馬を楽しみつつも並行して他の趣味も楽しむことにしている。そういう意味ではスマホひとつで数分で馬券を買える今の時代はありがたい。
というわけで本日は、小平市にある「ふるさと村」というところに出かけてきた。毎週いろんなところを訪れているが、さすがに新たな観光の地を探すのも難儀になってきて、何度目かの訪問という場所も多いのだが、ここは初見の地。
お出迎えは屋根が印象的なこの建物。江戸時代から昭和まで使われていたという郵便局だとか。古いだけじゃない。おもむきあるねぇ。
そう、ここはふるさと村というくらいだから、古き良き時代を味わえる憩いの場。
このような民家もあってね。
何を隠そう私はこのような家に住むのが夢なのだ。だから、ここに限らず古民家園らしき施設があれば即座に訪れる。ちょっとした古民家マニアといっても語弊はなかろう。
そして、しばし当時の民になった気分となって、ボケッーと家内の立派なハリや天井を眺めては、あぁこんな豪邸に住みてぇ…と心の中でつぶやいている。
当時の民家は同じ敷地内の土間にこんな風に台所が設置されていて、これもまた風情があるではないか。
足場が土で固められた土間は、庭のようでもあり玄関のようでもあり、それでいてリビング(?)と同じくらいの広さを誇る。不思議とおっさんになっても少年心をくすぐられるような構成となっている。
さらには土間伝いにはうまやもあって、当時は同じ建物内に馬も一緒に寝泊まりしていたのだから驚きと同時に素敵だ。それだけ馬は大切な生き物だったのだろう。
まぁ、住みたいなどと言っても、言うや易しで、実際には暑さ寒さも厳しかろうし、私の大嫌いな虫も出放題だろうし、正直土間を行き来して煮炊きするのも面倒の極みであろう。さらに馬もどう考えても臭いだろう。だって馬の糞尿の量って半端ないから(笑)
例え今の日本でこのような家屋が残っていたとしても、それはどれほどの僻地だろうか。だから住みたいなんてのは妄想に過ぎない。そんなことは分かっている。
だからこそたまにこの手の施設を訪れて、しばし昔に想いを馳せるのみなのだ。もっとも想いを馳せるも何も一度も住んだことはないから、あくまでも当時の民になった気分でといったところだが。
この小平ふるさと村は、割とこじんまりとまとまっていて見る場所は少ない。ここから歩いても行ける距離にある小金井の「江戸東京たてもの館」の方が見どころは多いと思う。それでも、訪れる人がまばらなのは好都合だし、近くには小平グリーンロードなんていう散策路もあるし、日ごろ馬券でやられてカリカリしている私のような者にとっては、とても良き場所であったなと思うのだ。
まぁ、リピートはないと思うけどね(ないんかい)。
さて、本当は今日は次週に迫ったジャパンカップのことを書こうと思ったのだが、登録メンバーを改めて見直したところ、勝ち馬がいなくて困ってしまったのでやめた。
いやまぁこのメンバーで競馬をすればいずれかの馬は勝つのだが、例年のレベルであれば勝てる馬がいないという意味で、どの馬が勝ってもデータブレイクしそうだし、失礼ながら日本馬の夢であったJCもここまで堕ちたか…というのが率直な思いである。
とはいえ、JCは私の大好きなカツラギエースが、日本馬として初めて制覇した記念すべきレース。天国のカツラギのためにも頑張って予想せねば(ちょいと無理やりかw)。
今日はまだマイルCSが終わったばかりの日曜日。予想はまたおいおいと。
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。
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