狙い馬 競馬

2024 アルゼンチン共和国杯 臨戦過程評価

天皇賞で燃え尽きて、今週の重賞は2歳戦と難解そうな長距離&ダート…ということでしばらくボケッと過ごしてました。天皇賞は終わってみればダービー馬同士で96倍。競馬は終わってから気づくケースが往々にしてありますが、そういう気づきをレース前に発見したいものですな。

京王杯とファンタジーSはほぼ1勝クラスのようなものだし、言うては悪いが将来にも結び付かない重賞。無理して買うレースではないと思っています。去年のロジリオンのように良い臨戦の馬がいれば話は別ですが、今年はそういう馬もいませんね。例年荒れるファンタジーで夢馬券を買うのはありかもしれませんが、去年の15、9、12番人気なんておいそれと的中できるものではないですし。

開催替わりの福島も馬場が読めないし、おまけに今週末は天候も不順。G1にこだわるタイプでもないですが、気持ちは既に来週のエリザベスといった感じです。とはいえそこに競馬があれば(少額だとしても)参加するのがモットーですし、予想することが気晴らし、ストレス発散になるので、重賞以外のレースは月曜日からコツコツ検討しています。

 

クロミナンス(→)
近2走でシュトルーヴェと僅差。前走でタイム差なしのシュヴァリエローズが京都記念を勝ったことも本馬の価値を高める形に。臨戦面の上積みはないが、G2なら地力が上。馬もそうだが、騎手としても今回のメンバーで戸崎騎手の手腕はずぬけている感じで。無難な軸候補。

サヴォーナ(⤴)
近2走は物足りないが、2走前は枠と流れに恵まれず、前走も流れに恵まれなかった。個人的にはもう少し強気の騎乗をして欲しかった感もあるし、能力による敗戦ではない。臨戦的にそこまで大きな上昇はないが、近2走が合わない流れの中で崩れていないし、今回の舞台でスタミナを要求される流れになれば、日経新春杯2着の地力を発揮しても不思議ない。池添騎手としても2走前の不甲斐ない騎乗でクビとなった(?)前走から、再び手綱を負かされた今回は、自身の悪い流れを断ち切ることを含め汚名返上となる一戦。

ショウナンバシット(→)
昨年はJCに挑戦するなどかなり高望みな挑戦を続けていたが、この夏ようやくそれが実ってOP連勝。今ならこのG2も高望みではなく主役を張り得る参戦だが、2連勝が札幌2600mという点は留意したい。スタミナを要する当コースに対応するスタミナを示した2戦とはいえ、上がりは2走前が35.4、37.6で東京向きのタイプとは思えない。1勝クラスや若葉Sも道悪での勝利だし、本質パワータイプ。今回も道悪になれば可能性はありそうだが。

セレシオン(⤵)
近2走は僅差の敗退だが、上がりが32.8、33.1はいずれもメンバー最速で、充実振りが目覚ましい。4走前にはリフレーミング、キングズパレスに割って入る2着があるし、前走の新潟記念2着から重賞で勝ち負けできる力も示している。ただ、臨戦過程だけで見れば今回は良いとは言えず、距離も未知数。長距離は騎手というならば鞍上も心もとない。当コースで強みとなるトニービンの血を持ち、長距離重賞の友道厩舎所属。過去、臨戦過程が悪い中でも崩れなかった強靭な精神力の持ち主ということもあって安易に消せないが主軸にはしない。

タイセイフェリーク(⤵)
昇仙峡特別は去年までなら当レースと相性の良い六社Sに該当するので無下に消しとはしなかったが、近2年の六社S2頭(ブレークアップ、チャックネイト)ほど良い臨戦ではない。前走が中1週で今回が中3週。上積みの要素も乏しく、高い評価はしない。

ハヤヤッコ(→)
8歳になったが極端な衰えは見られない。崩れた2走前の函館記念は展開向かず、3走前は大阪杯で致し方なし。4走前は金鯱賞ではドゥレッツァ、ヨーホーレイクと0.3差。前走の2600mは牝系からは長そうな印象もあったが、早めに動いて見せ場十分の3着。馬場を問わず前走でスタミナも証明。長く良い脚を使えるので東京も悪くない。高齢馬不振のレースだが、今年に限ればそこはあまりこだわらない方が良いかも。

マイネルウィルトス(→)
近3走でクロミナンスに3連敗だが、先の2戦は0.1差、東京の前走で0.3差。前走(目黒記念)で着差を付けられたのは、ペースが遅すぎて完全な瞬発力勝負になったせい。本馬自身も限界に近い33.5の上がりは使っており、これは能力よりも適性の差。ロベルト系の本馬の方がスタミナ面は勝っているので、流れ次第で肉薄あるいは逆転まであっても。

マイネルメモリー(→)
前走は5着だが流れが向かない中で3着と0.1差。多頭数かつタイトな流れの混戦を好むタイプなので、少頭数でほぼ行った行ったの前走は本馬にとっては酷な流れ。相手強化を苦にするどころか力に変える精神力を持っているので、初のG2でもハンデ戦なら食い込み可能。ただ、母系はスピード色が強く、距離は2000mがベストと見ているので福島記念あたりに行って欲しかった。

ミクソロジー(→)
ひと叩きして前走より悪くなることはないと思うが、さすがに1年7カ月もの休養となると、容易に元の状態に戻るものでもないだろう。ただでさえ叩き良化型だし、来年のダイヤモンドSに向けて使いつつといった感じでは。

メイショウブレゲ(⤵)
どんな条件でも自身は確実に脚を伸ばす。有力各馬が破綻した前走はその持ち味をしっかり発揮しての激走。ただ、デビュー以来連続好走が1度しかなく(それも休み明けなので連続とは言えない)、普通に考えて今回はパフォーマンスを落としてきそう。

ラーグルフ(→)
近走はワンパンチ、ツーパンチ足りず。前走(オールカマー)もインのポケットで良い感じに立ち回れていたと思ったが、直線は思ったほど弾けず。ただ、このレースは能力以前に展開利の差が大きく反映された一戦で、中団以降の馬が上位争いにするには33秒台の上がりが必要だった。34.4の上がりはOP入り後最速だし、本馬としては力を出している(能力低下はない)。距離は未知数だが、良い方に出るようならまだ見切れない。

 

軸は無難にクロミナンス、あるいはサヴォーナ、ちょい穴でマイネルウィルトスあたりですかね。

 


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