最近は競馬村から物騒なニュースが飛び込んでくることが多くなった。最近では的場文男騎手が笹川騎手の財布から勝手にお札を抜き取ったとか、岡部誠騎手が粗暴行為やハラスメントを行っていたりだとか。
的場騎手は盗み(本人はちょいと拝借のつもりだったのだろうが)だから論外だし、岡部騎手の調教師、騎手、女性厩務員へのハラスメントというのもたいがいだ。権威をかさに立場の弱い者相手にハラスメントする人間は私の最も嫌いなタイプだが、騎手の立場で調教師にまでハラスメントを行っていたというのは驚き。それでいてここまで表沙汰になってこなかったのも競馬村の恐ろしいところ。ようやく表沙汰になって良かったのではないか。
賞罰は的場騎手が4日間、岡部騎手は8日間の騎乗停止とのことだけど、中央の水沼騎手は確か9か月。そりゃ水沼騎手のスマホ持ち込みも前例があった上での偽装行為だから悪質といや悪質だけど、他人に危害を加えたり盗みを働いたりしたわけではないわけで…。中央と地方で管轄は違えど何か違和感を感じてしまうやね。
競馬村だけではなく、世の中から時代錯誤なハラスメントがなくなればいいなと思う今日この頃、気を取り直してレパードSの初週検討といきましょう。
アラレタバシル(⤴)
前走のユニコーンSは臨戦下降かつ出遅れた上で6着。ダートで連対を外したのは前走だけとまだ見切れない。4走前には地方クラシック戦線で上位を争ったアンモシエラを鼻差まで追い詰める走りも。脚質的に当レースは向かないが、人気がなければ穴として押さえても。
サトノフェニックス(→)
ほぼ2歳時のキャリアしかない上に前走は海外で大敗→取消からの休み明け。最も判断に迷うタイプの馬だが、常識的には一度様子を見たい臨戦になるし、この手の馬に来られたら諦めか。
サンライズソレイユ(⤴)
2走前のユニコーンSで4着から前走で自己条件勝ち。ユニコーンは出遅れてミッキーファイトと0.3差。前走は距離延長の恩恵はあったが、速い流れを好位から立ち回れたし、直線入り口や最後の2着馬との競り合いでも精神面の強さを感じさせた。距離短縮はプラスとは言えない感じもするが、気楽に乗れるルメール騎乗は魅力的。
ジーサイクロン(⤴)
唯一の古馬2勝クラス勝ち馬だし、勢いに乗った若駒は臨戦的には上昇しかない。前走溶けも同日同コースの3勝クラスの時計を0.3秒も上回るハイレベル。ただ、臨戦的には死角が少ないように見えて、レースを見返すと、勝負どころでずぶい点が気がかりではある。前走は勝負どころの手応えからはほぼ勝ち負けはないと思われたところからの差し切りだが、川田騎手だからこそという感じもした。そして今回は乗り替わりなのがどうか。
ソニックスター(→)
川田騎手がジーサイクロン、サンライズソレイユを蹴って騎乗。それだけで評価したくなるところはあるが、臨戦過程だけで見れば平行線。イントゥミスチーフ×スパイツタウンという配合から距離延長もプラスとも言い切れないし、このレースの特性上、距離延長よりも同距離、短縮組の方が走りやすいレース質でもあるので。近2走で下したアンクエンチャブル、ソレルヴュレットがその後1勝クラスで連対すら出来ていない相手関係も気がかり。人気にもなりそうなので評価に悩む一頭。
ハビレ(→)
地方クラシック戦線で入着の安定感は一見魅力的に映るが、いずれも勝ち馬からは大きく離されているし(G2京浜盃の1.7秒差が最小着差)、中央で1勝クラスを勝った内容から中央の重賞で胸を張れる感じでもない。例年JDD組との相性が良く(本馬は東京ダービーからだが)、大井2000mからの臨戦自体は悪くない。人気がなければヒモに押さえてもというレベルか。
バロンドール(→)
近2走(ヒヤシンスS、UAEダービー)は条件的に言い訳の利く敗戦で、3走前にはアンモシエラとタイム差なしの3着だから一概に軽視という馬でもないが(D1800は【2-0-1-0】であり)、かといって重賞のここは家賃が高い感じがするし、休み明けで横典騎乗ではいきなりエンジン全開という感じにはならなそう。
ピュアキアン(⤴)
前走(ユニコーンS)で自分の競馬をさせてもらえなかったので、今回本来の逃げの手が打てるようなら前進の要素あり。新馬戦ではロジアデレードを10馬身以上離して勝利、2走前に負かした相手も強力なら、3走前もきつい流れを先行してサトノエピック(ユニコーン、東京ダービー2着)の3着。型にはまれば意外なしぶとさを発揮しても。
ブルーサン(⤴)
前走(プロキオンS)は14着大敗だが、古馬相手の過酷なレース経験は今回に活きてきそう。4走前の雲取賞でアマンテビアンコ(羽田杯勝ち馬)を封じているように行き切ってマイペースなら粘り強い。新潟替わりで前走より楽に逃げ(先行)を打てる可能性が高く、スタイル的に当コースに合っているタイプ。
ミッキークレスト(⤴)
前走の1勝クラスは貫禄勝ち。勝ち上がりのリズム(臨戦過程)としては今回のメンバーの中でも上位だが、負かした相手が軒並み次走で大敗しているのは気がかり。2走前にはブルーサンに0.6秒離されているし、綺麗な馬柱で人気になるなら、汚い馬柱で人気にならないブルーサンを上に取りたい感じ。ただ、この馬自身は強い相手に怯まずパフォーマンスを上げてくるタイプと見てはいる。重賞ではなく自己条件から段階を踏んでもいいと思うが。
ミッキーファイト(⤴)
前走(ユニコーンS)時の方が臨戦過程は良かったが、今回も別段悪くないやや上昇。キャリア2戦目の2走前にブルーサンを5馬身千切っており、能力は世代屈指。まともなら主力。
ロジアデレード(→)
勝ち味に遅く前走でようやく1勝クラスを勝ったが、未勝利戦ではソレルヴュレットを7馬身千切っている。ソレルヴュレットは青竜Sでソニックスターとタイム差なしで走っているし(この時ソニックスターの臨戦過程はかなり良かったが)、その比較から本馬もそこまで見劣りしないという見方も。前走は勝って当然という相手関係かつ、スローで逃げての押し切りだけに今回はタフに感じる臨戦になるが、勝ち上がりのリズムは悪くない。
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8月1日(水)大井競馬
大井7 クレイジーソルト賞(注目馬)
⑤マルカンラニ
②ヴァンビー
⑧マスターオブライフ
⑥アウトビアンキ
大井11 サンタアニタトロフィー(暇つぶし予想)
◎⑩オメガレインボー
地方転入後は堅実な入りで大きく崩れたのは中央の強豪と交えたG1のかしわ記念、さきたま杯だけ。この2戦を除けば①②②③着で、2着時の勝ち馬もブルベアイリーデ(中央でOP勝ち実績あり)とギャルダル(地方のマイル路線の雄)。3着は2走前のオグリキャップ記念だが、先着を許したタイガーインディ、ヘルシャフトはその前の黒船賞で中央のシャマル相手に好走していた馬たち。これらを相手に雁行状態の先行策で負荷の大きな立ち回りを強いられながら3着なら評価していい(展開の向いた1着タイガーインディと0.1差、2着ヘルシャフトとはタイム差なし)。中央時代は追い込みタイプだったが、地方では安定して先行できるようになっているし、今回は先行馬が少ない展開利も見込める。前走のさきたま杯で厳しい流れを経験した後の臨戦も良いのでは
○②デュードヴァン
転入後の11戦は全て入着(5着以内)。3着を外したのは1400mと1800mだけで、1600mは【2-2-2-0】。距離延長+鞍上戻りで今回も崩れることはなさそう。
▲⑫ハデスキーパー
唯一の前走勝ち馬。勢いを素直に評価。
△⑦イグザルト
中央でも能力的には3勝クラスは勝てるレベルにいた馬。出遅れ癖もありリズムの悪いレースが続いていたので、この転厩が良い方に出ても。荒山厩舎は数多の中央馬を再生させてきた実績があるし、鞍上の笹川騎手も近10年、当レースで【2-3-1-4】と相性が良いようなので。
△⑧カラフルキューブ
4走前の隅田川OPは牡馬相手に3着(差し有利の流れを先行してマンダリンヒーローと0.2差、エスポワールガイには3馬身先着)。近3走は冴えないが、近2走は全く走れていないので余力はありそう。同コースの4走前だけ走れば可能性はある。
夢⑪プリンスリターン
近2走20馬身以上離されていて買い要素はないように映るが、中央時代の強さを知っている身としてはいつ変わり身があっても不思議ないように思えるし、臨戦過程は悪くないので夢馬券として。
※荒山厩舎の3頭出しでどれか来ないかな(リコーシーウルフ以外)。イグザルトは人気しそうなのでそこまで魅力ないけど。
馬連ボックス ◎○▲(3点)
3連複フォメ ◎-○▲-○▲△△(5点)
ワイド ◎-×(1点)
900円で観戦料といってみます
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1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。