狙い馬 競馬

2022 皐月賞 上位人気3頭についての雑感

桜花賞は臨戦過程評価で(→↗)だったウォーターナビレラ2着、ナムラクレア3着だったが、肝心な勝ち馬が(→↘)と評したスターズオンアース。

スターズオンアースはデビュー当初から能力を絶賛してきた馬だし、相手なりに走れるので大崩れはしないと思いつつ(うまくいけば3着があるかなと)、まさか勝ち切るまでは想定できず…。川田騎手のアシストも大きかったとはいえこれは完敗m(__)m

そもそも、ナミュールとサークルオブライフの共倒れは想定していなかったので、根本から間違った予想をしていたということだ(^^;

 

そんなへっぽこでもG1がある限りチャレンジは続けるしかない。

ということで皐月賞だが、これがまた桜花賞以上の混戦だ。

これと言うのもノーザンファームの異端ステップ(最近では主流になりつつある?)の弊害。対戦していない馬同士の初対戦に興味深々とはいえ馬券的には悩ましすぎる。

 

ひとまず今日は有力馬(ドゥデュース、ダノンベルーガ、イクイノックス)の個人的雑感を記していこう。

さすがにこの3頭の全滅はないだろうから(?)、この三択さえ間違わなければ…と思っているのだけどいかがだろうか(竹下景子ばりにズバッと的中できればいいな←その昔、某番組で三択の女王の異名の名を取っていた御方)。

 

弥生賞が終わった直後に「これはいい負け方だ」と思ったのがドゥデュース

ただ、弥生賞2着からの参戦は決していい臨戦ではなく、過去のデータもそれを物語っている。

過去10年、昨年のシュネルマイスター、一昨年のワーケアの出走はなかったものの、それ以前の8年は皐月賞で(0-0-0-8)

この中でも勝負になると思える5番人気以内だったのが、ワンアンドオンリー(皐月賞4番人気4着)、リオンディーズ(皐月賞2番人気5着)、ワグネリアン(皐月賞1番人気7着)。この3頭も含めての全滅というのはやはり気になる。

この3頭のうち、弥生賞で1番人気だったのはリオンディーズだけ

1番人気で弥生賞を負けたということは、あくまでも前哨戦仕様のレースで本番に余力を残して負けたという見方ができる。

逆に弥生賞で4番人気だったワンアンドオンリーは前哨戦で少々走り過ぎてしまった反動が出たと言えなくもない(さらに人気のない馬では本番に余力が残しようがない⇒だから本番では来ていない)。

ワグネリアンは弥生賞で2番人気2着だが、この時は無敗の2歳王者ダノンプレミアムがいた。ワグネリアンもそれまで3連勝中だったことを思うと今年のドゥデユースと被る面はある。

 

というわけで、弥生賞で何とか権利を取ったというわけではなく、あくまでも前哨戦仕様で皐月賞に余力を残していただろうと思われるリオンディーズ、ワグネリアンがなぜ本番で結果を出せずに敗れたのかを検証することが、今年のドゥデユースを判断する上で役に立つのではないかなと。

 

リオンディーズの場合

皐月賞で2番人気4着(降着で5着)。この年は近年稀に見るハイレベル世代と言われた年でそもそも相手(サトノダイヤモンド、マカヒキ、ディーマジェスティ)が強かったというのはあるだろう。そして、弥生賞でも見せていた前進気勢が本番では更に加速して道中は2-2-1-1という暴走気味の立ち回り。勝ったディーマジェスティが4角10番手、2着マカヒキが4角13番手から追い込んだことを思えば負けて強しの内容。この敗戦は気性の問題が災いしただけで、決して弥生賞2着からの臨戦が悪いための敗戦だったとは思えない。

ワグネリアンの場合

皐月賞で1番人気7着。この年は道悪でスタミナ優位の馬場。軽い馬場を好むディープ産駒のワグネリアンにとってその時点で不運だったし、さらに最内枠というのも不運を助長。レースはミドルペースながら前後が離れる特異な流れの前残り。いろいろな不運が重なっての敗戦で、これまた弥生賞2着の臨戦が影響したとは思えない。

 

ドウデュースについて

今年のドゥデュースも当然ながら権利取りのために必死に頑張った末の弥生賞2着ではない。本番を見据え、折り合いに気を付け、直線まで脚を温存し、その上で多少なりとも不利を受けての敗戦だ。チューリップ賞のウォーターナビレラさながらに本番を見据えた武豊らしい前哨戦ならではの騎乗でもあった。

リオンディーズ同様に2歳のマイル王者だがこちらはリオンほど難しい馬ではなく、当初はマイルが短いと評されていたくらい。ワグネリアンのように明らかに東京ベターという感じでもないし、未対戦馬との相手関係は不明ながら、過去10年、散りも散った(0-0-0-8)弥生賞2着馬の中では最も死角がない馬だと思える。

ドゥデュース以上に悩ましいのが、キャリア2戦のダノンベルーガにイクイノックスだ。かつてならキャリア不足を露呈すると考えるのが妥当なところだろうけど、調教技術の発達した昨今、その安易な考えが通用しないケースもしばしば。

そもそもキャリア2戦の身で皐月賞に出られることがある意味で偉業過去10年でもキャリア2戦で皐月賞に出走できた馬は僅かに5頭。そのうち2戦2勝は3頭で、キタノコマンドールがすみれS、クリスタルブラックとグラティアスが京成杯を新馬直後に制して皐月賞に参戦した。

 

新馬、OP勝ちの実績だけのキタノコマンドールが本番で3番人気は明らかに過剰だし、クリスタルブラックとグラティアスはそれぞれ皐月賞で5、7番人気と伏兵までの扱い(だから皐月賞で結果を出せなかったのも無理はない)。

方や今年のダノンベルーガ、イクイノックスは共同通信杯、東京スポーツ杯2歳Sの覇者にしていずれも本番で3番人気以内は確実。東スポ杯からのローテ自体は異例とはいえ、京成杯とは格式が違うし、これは過去の2戦2勝馬と同等に扱うべきではないぞという話になってくる。

 

ダノンベルーガについて

この2頭の比較で言えば、ダンテスビューやジャスティンロックといった前走で騎乗した馬を袖にしてまで川田騎手の騎乗するダノンベルーガはやっぱり有力。いくら“川田といえばダノン”の間柄とはいえ、ダンテスビューとて懇意にしている友道厩舎の馬。3月中旬過ぎまで出否も定まらなかった(騎乗経験すらない)ベルーガに乗るのはまぁそういうことなんだろう(どゆこと?)

現時点で今年のダービーはダノンベルーガなんじゃなかろうかと思っている自分もいて、そうなると皐月賞はダービーを獲るための布石出走だとは思うけれども、ダービーを獲れるほどの器であれば皐月賞でも無様な競馬はしないだろうとの見立てもできる(ワグネリアンは無様な競馬をしたけど(^^;)

川田騎手もダービーまで見越しての騎乗だと思うし、それだけ共同通信杯のパフォーマンスは素晴らしかった。レース直後に「今年のダービーはこの馬」と感じたインスピレーションは大切にしたい。

イクイノックスについて

イクイノックスの東スポ杯も衝撃度では劣らないけれども、何もなければ東スポ杯からの直行ローテは取らないはずで、使ってこないということは陣営や天栄場長の言う通りまだ弱いところがあるということなんだろう。まぁそれでもこの程度の休養は、ラジオNIKKEIから菊花賞を勝ったフィエールマンや、ダービーから秋天を勝ったエフフォーリアに比べても、状態にさえ問題なければ朝飯前の間隔といえばそうなんだけど。

 

ということで、今年のこの3頭、無駄に危険視する必要はないのかなという気もする。

それでも未知の存在には変わりなく(特にキャリア2戦の2頭は)、これらを中心に買うくらいなら馬券は買わずに見る or 無理に穴を狙っていくという選択肢も浮かんできたりして最後までぐるぐるぐるぐる思考が巡っていきそうだ。

でもって、こんな迷いの渦に迷い込むパターンは、先週の桜花賞ではないけれど外れるのがオチという気はしている(オイ)。

 

 

 


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平日限定特別戦からの狙い馬。中1週でも出てくるんだろか?

出てくれば前走は能力を発揮していないから疲労もないということなんだろうけど。

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