東京9
①グランシエロ
臨戦過程の良い馬が多い一戦。ただでさえ上がり能力が必要となる舞台だが、少頭数でスロー濃厚なら尚更。前走で上がり1位を計時した馬は5頭もいるが、その中でも本馬は次位に0.5秒も速い上がりを駆使しての3馬身差快勝。4番人気に落ち着きそうな期待値から本命に。
相手候補
②アスクビクターモア
③ルージュラテール
東京10
穴⑦コパノリッチマン
3勝クラスに上がってからは⑨⑪⑦着と結果が出ていないが、9着時は一年以上休みなく走り続けた上での昇級戦、2走前は1700mで距離不足、前走は7着でもようやく現級通用の兆しを見せたといっていい。叩き良化型の叩き3走目。舞台も4走前に良い勝ちっぷりを見せた東京D2100m。もうひと絞りあればそろそろ通用してもいい。
東京11 富士S
◎②ザダル(↗)
本馬と同じエプソムC1着後に新潟記念を1番人気で二桁着順に敗れたのがレイエンダ。この馬は初マイルだった富士Sで2着と巻き返した。デビューから3連勝後にセントライト記念で馬券内、エプソムCで重賞初制覇、富士Sがマイル初挑戦だったという点まで相違している。だからといって本馬がレイエンダの成績をなぞるとは限らないが狙いの一因にはなっていい。
本馬の父トーセンラーもそれまで中長距離で終いを生かす競馬が持ち味だったが、2400mから1600mへの距離短縮が懸念された初マイルのマイルCSでG1初制覇。万能型だったけれど実はマイル適性の方が高かったんじゃないの疑惑もあった父の仔なら、本馬も初マイルも問題ないのでは。
そもそも9か月ぶりで重賞をぶっこぬいてしまった2走前の能力はこのメンバーでは上位だし、前走はその反動でしかない。ガス抜きなった今回、本来の力を発揮できればここでも上位を張れていい。
○④バスラットレオン(↗)
NHKマイルCの落馬以来、完全にリズムを崩してしまったが、そもそもが無謀な挑戦だったダービーと出遅れて競馬にならなかった前走しか走っていない。そしていずれも度外視できる。相手に恵まれたとはいえ、G2(NZT)を5馬身差で勝てる馬が弱いはずはない。それ以前にもソダシ、グレナディアガーズ、ピクシーナイトらと差のない競馬を演じているし、自分の競馬ができれば古馬相手にも十分通用。前走で全く能力を発揮していないことから臨戦過程も上位。
▲⑯ダノンザキッド(→↗)
夏を超しての成長力が未知数ながら相変らず人気になりそうな点は嫌な材料。だから能力は上と思っていても3番手▲評価にとどめたが、それでも一時は3歳世代の主役を担っていた馬。休み明けの東スポ杯2Sを勝っているように気のいいタイプで半年振りも不問、気性的にもマイル戦の方がレースもしやすそう。
△①ソングライン(→↗)
3ヵ月振りだったとはいえ、NHKマイルで激戦を演じた後の前走は100%の仕上げとは思えなかったし、1倍台の人気でもそこまで過信はしていなかった。場合によっては馬券外もあるかと見ていただけに3着を死守した点はさすがといったところだが、それでも10番人気の7歳馬マイスタイルを何とか頭差だけ交わすのがやっとだったという見方もできる。叩き2走目の今回はもう一段仕上げのレベルも上がるはずだし、NHKマイルで僅差だったシュネルマイスター、グレナディアガーズらのその後の活躍からも当然評価しなければならないが、それでも今回も人気は譲らなそうだし、期待値の面からこの位置の評価とした。
△⑩アルジャンナ(↗)
一番人気に推された前走は10着大敗も臨戦過程が良くなかったし、古馬になってマイラーズC2着の実績しかない馬がルメール騎乗で過剰人気になってしまった。それにルメールのソツのなさが仇となってハイペースを気分よく先行してしまい、持ち味の末脚を生かすことができなかった点も敗因だろう。川田騎手ですら本馬に騎乗する時はリズム重視で前半は急かすことがなかったし、コントレイルの2着した東スポ杯や2走前のマイラーズCのように終いを生かす形が得策だろう。ルメールも2度目ならそのあたりは掴むだろうし、溜めの利いた競馬ができれば2走前の再現も。
△⑤ロータスランド(→)
前走本命に推していたように臨戦過程も良かったし、鞍上のアシストも完璧だった。完璧すぎるレース後に臨戦面での上昇余地はない。後は本馬自身の能力次第といったところだが、そこまで抜けているとは思わない。好位を取れるセンスの良さから大崩れはないと思いつつ、今回はソングラインの逆襲にあっても妥当だし、未対戦の新興勢力(上位評価3頭)もいるので今回はヒモまで。
東京12
⑪ボルサリーノ
昇級後の近4走は⑥⑧②④着。
6着時は序盤はインのポケットに収まるも勝負どころから徐々に位置を下げ、そのままずるずる大敗しておかしくない状況から直線はしぶとく盛り返す。昇級戦としては及第点。
8着時は大外枠からでもすんなり好位に取りついて流れに乗っているように見えたが、やはり勝負どころから追走に余裕がなく、それでも直線ではしぶとく盛り返す。前走から着順は落としても着差は詰めた。
2走前はマイルへの距離短縮に対応し、直線は持ち前のしぶとい脚で現級初連対。距離短縮も奏功した形。
前走は4着に着順を落としたが、稽古が軽いのに-14キロの馬体重では状態面に問題もあったのだろう。それでもレース振りは悪くなく、好スタートから2番手追走。OP級のレディバグのプレッシャーを受けて直線粘り切れなかったが、2走連続の好走で完全にクラスの目途は立てた。
今回は休み明けの割に追い切り実質2本と少ないが、先週、先々週と坂路でしっかり動けているので、おそらく牧場で十分に乗り込まれてきたと推察。近走はマイル以上の距離を使われてきたが、前走あたりを見ても前進気勢が強くなっているし、もともとこの距離は2勝2着1回のベスト条件。
⑧グランパラディーゾ
初ダートの3~4走前が完璧な強さで当舞台。2走前は川田騎手の積極策が災い(ハイペースに巻き込まれてのの敗戦)する形で6着。前走は内で揉まれる位置でも崩れなかった点を評価。中間の稽古も素晴らしくこのクラスでは(このメンバーでは)モノが違う感。前走の②⑤着馬が次走を快勝している点も推し材料。期待値からボルサリーノを本命に推したが、ボルサリーノも人気だし(稽古も軽いので)、素直にこちらでもいいのかも。
穴①ミツカネプリンセス
昨年12月中京戦の勝ちっぷりが良く(負かしたシュガーサンダーは現級でも連対)、現級でもやれると目ぼしを付けていたが、どうにも頭打ちの現状。ただ、現級でも1400mに関しては⑥⑨⑧着で、6着時は阪神に遠征して、既に現級突破のロードアブソルートやダンケシェーンとタイム差なしの勝負を演じているし、9着時も勝ち馬から0.4差(しかも後ろから行き過ぎ)、逆に8着時はハイペースを少々前に行き過ぎで。近2走の1700mは本質長いが、2走前は格好は付けているし、前走は休み明け。今回もひと月少し空いたがしっかり乗り込んでいるし、条件はベスト。2勝を挙げる横山武に乗り替わるのも当然プラスでうまく流れが合えば。
穴⑤タイトロープウィン
近走も先行してバテた2走前以外は全く用無しとは言えない内容。サウスヴィグラス産駒ならこの舞台が合っていいし、初ブリンカーによる覚醒に期待して。
穴⑥ファイナルマズル
内田騎手が乗った当舞台での5走前、出負けして4コーナー16番手から5着まで脚を延ばした点を評価。まだ現級通用の目途までは立っていないが、この舞台での勝ち鞍もあるし、先行にしろ差すにしろハマればいいところがあっても。稽古もこの馬としてはまずまずかと。
阪神1
③コルティーナ
芝でもダートでも2番手追走から終いが甘くなっているが、いずれもスローとは言えないし、この時期の2歳馬にとって先行できるというだけでアドバンテージ。母系は米国のスピード色の強い系統だけに距離短縮も良い方に出そう。
④ミギーフェイス
デビュー前からダート替わりで良い面がありそうと思っていた馬だが、初ダートの前走で3着好走。テン34.5のハイペースを2番手追走、先行馬には厳しいペースでも2着とはタイム差なし、3着馬には0.6秒付けた内容は強い。前半をもう少しゆったり入れるようなら今回は押し切りも可能。
⑥アルコローザ
母はダートで2勝、父ブラックタイドならダート替わりが奏功していい。
⑬クロジシジョー
堅実。枠順恵まれ崩れない。
穴⑦ファンタジックラン
前走は出入りの激しい競馬で先行馬には受難の流れにも遭い6着。それでもスタートセンスの良さと押さずとも前に行ける先行力は見せていた。2番手の追走から一度は交わした逃げ馬に差し返された点は不満だが、あの終いの失速を見ると距離短縮は良い方に出そう。
穴⑨クチャモザクワジャ
前走はスタートの出が悪くその後の芝でも行き脚が付かず。道中徐々に追い上げたが、前残りの流れの前に物理的に届かず。1番人気に推されていたくらいで力はありそうだし、レース慣れが見込めれば前進はありそう。
阪神3
穴③ソーマレイオウ
前走は稽古の動きが良く穴に狙ったが、さすがに20キロ増では動けるはずもなく。今回はブリンカー装着、大幅馬体減なら可能性はある。
阪神9
⑤リーブルミノル
4走前のアザレア賞では、後に神戸新聞杯でシャフリヤールに先着(3着)したモンテデュオを完封。その一戦も含め同舞台ではこれまで②①着。2着時の勝ち馬も、菊花賞で有力候補に挙げられるレッドジェネシスだからベストの舞台と言ってよさそう。
3走前の青葉賞は外枠もたたっての10着、2走前は1番人気を裏切る9着だが、前年夏のデビューからの使い詰め、かつ目標の青葉賞を使った後で余力もなかったのでは(14キロ増の馬体重が示す通り)。
前走は6着だが、未勝利を勝つのに8戦を要した叩き良化型(デビュー戦7着)の休み明け。陣営も使ってからと言及していたし、叩いた今回は確実に前進が見込めそう。本領発揮とあれば、神戸新聞杯②③着馬と渡り合った舞台で勝ち負けまであっても。
相手候補
②マカオンドール
③アルテラローザ
新潟3
穴⑤ステラータ
前走地方でも2着は印象悪いが中央でも3着内はある。臨戦過程もまずまずで。
新潟10
穴①メラーキ
近走は不振だが、現級でも昨夏~末にかけて②③②のある実績上位馬できっかけひとつ。中央場所だった3走前はともかく相手若干のローカルで⑭⑥着の近2走は2走前がペース度外視の先行策で完全度外視、逆に前走は位置取りが悪く、直線も苦し紛れに伸びないイン差し。外伸びの馬場で勝ち馬から0.3差なら復調気配は見せたし、条件次第でこのクラスでもやれることを証明。左回りの2200mはベスト条件。ここに向けて陣営の仕上げも入念。10/7のCWでは6F77.5-62.6-48.8-35.9-12.1の勝負追いを馬なりで敢行。その後もしっかり負荷をかけられ、最終追いは坂路でサラっと流すだけで十分の状況。これで動けないようでは今後暗雲が灯るくらいまで仕上げられているし、近走の中では最もベターな吉田隼人騎手への乗り替わりもプラス。
相手候補
③ロワンディシー
⑦ダノンセレスタ
⑨ダンディズム
新潟11
⑩レッチェバロック
デビューから2連勝でいずれも圧倒的な強さを披露。その潜在能力は計り知れない。ただし、生粋の米国血統らしく淡泊さも半端なく負ける時は脆い。よって大敗が多い点は気にならない。それに近2走は芝。やはり血統からもダートがベスト。それでも芝でもテンの脚を見せている点はまだ闘争心の衰えがない証拠だし、このタイミングでのダート替わりに好感。淡泊なタイプが淡泊な新潟D1200mでスピードを生かす形なら一変も十分。中間はグランアレグリアの胸を借りるなど稽古も充実。外目の枠にテンに速い馬が揃っただけに、それらに被されて気分を害されるようなことがなければといったところ。
⑨メラナイト
前走はスタートで落馬寸前の不利。それでも立て直しての4着。臨戦過程も悪かった中でこの走りは素直に評価。相当に精神力が強い。本来は坂のあるコースの方がベターだが、今回は快速馬多数。直線で前が鈍れば本馬の堅実な脚が生きる。イチかバチかのレッチェバロックか堅実な本馬か選ぶのは貴方次第といったところ。どっちもこなかったらごめんなさい(笑)。
③プレジールミノル
前走は辛勝だが、忙しい流れでも勝ち切った点を評価。先週3勝クラスで3着したスカーレットスカイあたりと差のない競馬をしているし、そのレースで先着したボイラーハウスも2勝クラスを完勝した。本馬も素質的に現級でも見劣らない。
ブログからはこの一頭(不当に人気がなさそうなので)
noteもよろしくお願いします。
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。
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