狙い馬 競馬

2021 東京新聞杯 臨戦過程評価

根岸Sの雑感

東京新聞杯の前に先週の根岸Sのお話。

当初、臨戦過程が良く「軸はこの中からだな」と睨んだのがタイムフライヤー、アルクトス、ワンダーリーデルの3頭だったけど、週中にいろんな情報を仕込むうちにテイエムサウスダンやデザートストームあたりも気になってきて、次第に本当に来るような気がしてくるから恐ろしい。

ある意味の洗脳だね。こうして情報を出している私が言うのも何だけど、他人の話は参考にすれども自分軸は崩さず貫きたいものだね。

 

当初は穴馬の一頭でしかないと思われていたテイエムサウスダンが、最終的に4番人気にまで祭り上げられた時に、「これはだいたいこない穴馬(もはや穴馬ではない)パターン」と思い、何とか本命視するのは踏みとどまった。

逆にいかにも穴の匂いはしたけれど「結局、穴人気しちゃうんだろ?そうなると得てして来ないんだよな」なんて思っていたワンダーリーデルは、鞍上のせいなのか枠順からなのか、最後まで人気にならずひっそりと10番人気で息を潜め、しっかり馬券になった。

競馬ってやつは本当に買う側の逆を突いてくる。

迷いに迷った末、初志貫徹で臨戦過程の良い3頭の中からアルクトスを本命に選んだまでは良かったものの(当初想定にもなかったテイエムサウスダン辺りを本命にするよりは)、結果それ以外の2頭が馬券になって、アルクトスは僅差4着というのが自分らしいといえばらしい(涙)

 

ちなみにレッドルゼルに関しては、臨戦過程は決して良くなかったけど、Twitterでもツイートしたように、関係者から「今回は自信満々」という情報を仕入れていたため、その取捨に迷い、本来ならズバッと消すとろころを△にした。

関係者情報ほどアテにならぬものはないと常々思っているので、最終的に自分の臨戦過程を上にとった形だけど、今回に関しては関係者の自信満々に嘘ははなかった。決して良くはない臨戦で勝ち切ったところがこの馬の充実ぶりを如実に表しているね。

とはいえ、フェブラリーSでも厚い印を打つ予定はないけれど。

レッドルゼルには来られてしまったけど、臨戦の良かった3頭が2~4着にはきているので、やはり自分の場合は週末に向かうにしたがって変にこねくり回すよりも、当初の自身の見解を信じた方がいい(外れるにしても納得)と改めて思った次第。

そんなわけで東京新聞杯のお出ましだ。

 

東京新聞杯臨戦過程評価

ヴァンドギャルド(→↗)

自分より弱い馬には崩れないタイプの馬。最強メンバー相手から格下相手のメンバー。当然評価せざるを得ない。ただ、富士S当時は「なぜこの馬が5番人気?」と思ってウハウハに本命視させてもらった馬が今回は断然の1番人気想定。うまみはないね。

 

ヴェロックス(→↗)

前走は力を発揮しての敗戦ではないので臨戦自体は悪くない。けれど、初のマイル、高速馬場、行き当たりばったりな使われ方、乗り替わり…いろいろと負の要素は付きまとう。決して無理をしない中内田師が使ってくるのなら脈ありかなとも思いつつ、とても軸にはできないね。

 

エメラルファイト(→↗)

リズムが悪すぎるし、能力自体が下なのでまず来ないと思いつつ、ダートの2戦は全く度外視できるので臨戦自体は悪くない。クロフネは牝馬ながら(基本的に牝馬優勢)ホエールキャプチャがこのレースも勝っているし、当時同様に道悪にでもなれば押さえるかもしれないけれど、まぁ普通に考えれば厳しいやね。

 

エントシャイデン(↘)

叩きつつ良くなるタイプでもう少し時間が掛かると思った前走は、川須騎手の奇襲にやられたね。ただ、奇襲は何度も成功するものではないので臨戦自体は良くはない。ただし、中間の追い切りを見ると更に上昇している感がある(一週前追い切り評価はメンバー1位)。前走時も最終追い切りの良さはチェックしていたけど、見ないことにしてしまった経緯があるんだよなぁ…まぁ今回も見ないことにするけど(笑)

とはいえこの舞台では32.3の上がりで楽勝したこともあって適性はあるし、速い上がりにも対応できる。もともと逃げ馬ではないし、控えたとしても不気味さはあるので、14番人気から一転人気になるようなら軽視、フロックと思われて引き続き人気薄なら押さえという立ち位置。

 

カテドラル(→↗)

前走は本格化して以後、初の先行策。自分のスタイルを崩しての大敗は度外視していい。古馬になっての重賞で全く通用していないので、そこをどう判断するかだけど、3歳時のマイルCSではインディチャンプより0.5秒も速い上がりを駆使してインディから0.5差6着。ダノンキングリーあたりとは0.1差だし、やれる力は持っていそう。おそらく今回は田辺騎手が道中死んだ振り戦法を取ってくるはずで、それがハマればのヒモ穴には押さえたい。

 

カラテ(→↗)

ここまで馬が入れ変わったような変わり身を見せる馬も珍しい。2走前に16キロ増の自己最高体重で楽勝した時は道悪だったのでまだ半信半疑だったけど、前走は良馬場で1.32.9の時計も優秀。皐月賞4着ウインカーネリアン、3歳OP戦線で上位を賑わしたハーモニーマゼランらを子供扱いしたのだからこの充実ぶりは本物、この勢いは軽視できない。東京の良馬場、メンバーレベルも一気に上がるのでどうかなとは思うけど、何気に先行馬が強いレースだけに、ヒモ穴としては残しておかねば。

 

サトノアーサー(→)

前走は悪くない評価をしていたけど、20キロ増の体では動けない。よって情状酌量の余地はあるものの、ここ2戦のリズムが悪い。一流馬は自ら体をつくるというけれど、それを思うと馬自身の少々アスリート気質に衰えがあるのかも。2歳時から活躍してきたディープインパクト産駒だし、3走前が振り絞った最後の輝き…? 順張りで買いのディープだし、今回は静観かなといったところ。全く人気がない上に体重が絞れてきてようやっと押さえくらいの位置だけど、そこそこ人気はしそうだし。

 

サトノインプレッサ(→↗)

毎日王冠、菊花賞は状態が悪い上にまともじゃないローテなので度外視。前走は出遅れもあったし馬場も馬場。よって今回後退の要素は少ないが、この馬もリズムの悪いディープ。出遅れがデフォルトで毎回後方から行くことが決まっているのも嫌な点。それでいて戸崎騎手ならそこそこ人気になるならこれも軽視、よくて押さえ。

 

サトノウィザード(→)

もともと重賞級の素質馬ということは分かっていたけど、ようやくここまでやってきた。近2走の上がりも強烈。東京に舞台変われば、よりその末脚が生きると思いきや…ちょっと後方からの競馬が板に付きすぎているのが気がかり。重賞ともなるといくら上がりが速くても後方からでは追いつかない。申し訳ないけれど鮫島良太騎手には過去に何度も煮え湯を飲まされているし…。先週のカッチーもそう思って本命にはできなかったけど、ワンダーリーデルは臨戦自体は良かったからね、そこまでの臨戦ではないこの馬はヒモまで。

 

サムシングジャスト、シャドウディーヴァ(→↗)

頭数が多くて疲れてきたので同じ路線につき2頭まとめて(笑)

このエリザベス女王杯からの臨戦は一桁着順に限れば3-0-0-0ということが取りざたされているけど、その3頭はリスグラシュー、スマートレイアー、ホエールキャプチャ。クラシック戦線で連対歴があり、すでに重賞勝ち鞍もあった馬たちでこの2頭とは同列に語れない。臨戦自体は悪くないけど、このデータだけを見て軸にするのは心もとない。シャドウディーヴァあたりは去年も2着しているし、サムシングジャストもこの舞台は合っているので、どちらも悪くはないけど、変に穴人気するようだと微妙。ヒモまで。

 

ダイワキャグニー(→↗)

ここまで書いて気付いたが臨戦自体は悪くない馬が多い。ただし、この馬もそうだけど、今回の舞台がどうか?という馬が多かったりして、何気に難解だということに気づき始めた(消せない馬ばかり)。こうなってくるともはやこのレースを買うことはなさそうなので、評価自体をここで打ち切りにしたいところだけど、ここまできたら最後まで書こう(笑)

この馬が好走したエプソムC、毎日王冠ともに道悪馬場。良馬場のマイルはやはり忙しい。前走が意外なほど人気していたので、人気急落となる今回は狙って面白そうな順番ではあるけれど、やっぱり切れ負けしそう。

 

トライン(↗)

長期休養明けの2走前を快勝した後の前走は、昇級かつ反動が出ておかしくない臨戦。馬体重も増えていたし、ほぼレース前から厳しいことが分かっていた。それでも、直線一瞬は全てを飲み込まんとする勢いで伸びてきたし、能力の高さは見せた。もともと新馬を圧勝してホープフルSでも穴人気したほどの馬で素質は重賞級。体が絞れることが前提条件として、今回はノリ騎手が前走以上に溜めを利かせた騎乗を見せるはずなので、ハマるかどうか。ハマればハマるだけの(日本語変w)破壊力は秘めていると思うが。

 

トリプルエース(↗)

前走は、ただでさえ先行・内馬有利のバイアスでペースもスロー。大外枠に配置され、枠なりに外を回されれば届かないのも当然。8着とはいえ3着から0.2差なら勝ったも同然ではないか(は言い過ぎか)。ルメールを乗せてきたのは勝負の証。その分人気になってしまうのが嫌だけど、過剰人気と思われたそうした馬をあっさり持ってくるのもルメール。ライトオンキューと同じシャマーダル産駒で東京マイルがベストとは思わないけど、東京マイルがベストと思えないタイムフライヤーを3着に持ってきたのもまたルメール。母父はSSだし、やっぱり軽視はできまへん。

 

ロードマイウェイ(↗)

前走はスタート後に下げた時点で勝ち目はなしだったけど、悪いことに制御不能になったスマートオーディンのあおりを食らって最後方まで下がってしまい、さらに直線は伸びない大外へ。回ってきただけに無駄な一戦となってしまった。ただ、その分能力の一分も出していないので、後退要素がないという点で今回は上昇評価。2走前にはピースワンパラディを0.6秒もしのぐ上がりを使っているし、5連勝を飾った能力はまだ枯れてはいない。ただ、当時は先行できていたのに、今はなぜこうも下げるんだろうね。直線一気はなかなか通用しないので、もう少し位置を取ってくれるのなら(これはこちらでは如何ともしがたいので予測するしかないのだけど)。中間の稽古が軽めなのも気がかり。

 

以上、そこまでビビビッときた馬もおらず、現時点ではあまり買う気の起きないレースだけど、買うと過程した時に軸候補となるのは、ヴァンドギャルド、トリプルエース、トラインあたり。ヒモも難解なこのレースで1番人気から買うくらいならそもそも買わないので、トリプルエースかトラインが本命候補。

 

あとはこの後、いろんな情報を仕込んで仕込んでこねくり回して最後にどうなるか?

週末の結論をお楽しみに(と言っても何度も言うように馬券で勝負するレースというよりは、予想の推理ゲームを楽しむレースだと思ってますが)。

 

 


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今週は特別戦で目ぼしい馬が少ないので(面白そうなレースは頭数が多すぎて今から狙いを定めると除外された時にショックもある)、頭数が確定している注目の一戦エルフィンSから素直に本命予定の一頭を挙げときます。素直にといっても上位3~4人気くらいは人気が割れそうだね。

 

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