狙い馬 競馬

東海Sで買いたい馬

私の中で東海Sといえば、遥か昔の中京D2300mだったころ。

今から28年前、まだ東海ウインターSという名称だったこのレースを勝ったのは地方の雄アブクマポーロ。あれから30年近く経ち、あまたの地方の豪傑が現れたが、私の中での地方最強は今でもアブクマポーロ。

アブクマだけでも田舎くさいのに(偏見)、ポーロも卵ポーロ的な?

どう考えても強い馬の名前には聞こえないギャップが何とも言えず、でもどんな名前であっても、馬が強くなれば問答無用にそれが強い馬の名前になるという。

4歳以降、ダートに限れば23戦20勝、2着1回、3着2回

中央交流競走が盛んになってライブリマンウント、ホクトベガといったダートの王者たちが、地方を席巻した後に現れた地方の雄がアブクマポーロ(とメイセイオペラ)

ホクトベガがドバイで星になったその年の帝王賞で2着してから絶対王者として君臨。残念ながらホクトベガと同レースを走ることは叶わなかったが、ホクトベガの意思を継ぐかのように現れたのがポーロであった。ホクトベガはいなかったものの、キョウトシチーやトーヨーシアトルといった中央の強豪が歯の立たない強さ。

今、ポーロの主戦だった石崎隆之氏は69歳となり、今年、競馬功績者表彰として農林水産省に表彰されたという。その息子の駿氏もジョッキーとなり、今年引退。今では調教師となっているのが月日の流れの早さを感じさせる。そりゃみんな歳を取るはずだわと。

 

さて、東海Sに話を戻すとして。

今年は1400mですか。1400mだとプロキオンSとかのイメージがあって全くピンとこないけれども、栄えある第1回を何とか当てたいところ。

記念すべき今年の主役はビダーヤ。芝ではひと押し利かないキャラだったのに、ダートに転じて4連勝。シャケトラの下で素質があることは分かっていたけれど、ハードルの高い3勝クラス、オープンまでぶっこ抜いたとなると一目置かねばならぬ。このように連勝で勢いのある馬は止まるまで買えという自論もあって、当然今回も上位評価せざるを得ないが、前走のOPはさすがに2着馬との着差が詰まった(2着とクビ差)。そのあたりをどう評するか。

その2着馬というのがインユアパレス

この馬はOP勝ちすらないものの、ビダーヤを追い詰めた時の臨戦過程は最悪。それで臨戦過程の良かったビダーヤとここまでやれたのだから、ビダーヤを評価するとしたらこちらも同様に、いや、人気を加味すればそれ以上に評価するのが妥当なところ。4着に敗れた天保山Sもまた臨戦過程は良くなかった上に枠も厳しく自信の消し。それで臨戦過程の良かった3着モズミギカタアガリとハナ差の4着。現在の充実振りは本物かと。

その天保山Sでインユアパレスを下して1着だったのがコンクイスタ

この馬もまた2走前にビダーヤに敗れている(2着はインユアパレス)。しかし、この時の本馬はインユアパレスほどではないが、臨戦過程は良くなく、ビダーヤが本命だった私としては、本馬やインユアパレスの飛びを期待して馬券を組んでいたものだ。ところが2頭ともしっかり好走、本馬に関しては前走で初のOP勝ちを決めた。欅Sでビダーヤに完敗の印象はあっても、臨戦面等を考慮すれば、まだ逆転可能ラインにいる。ビダーヤほどではないにせよ、本馬もダートに転じて8戦全て3着以内という堅実性は魅力。

天保山Sでコンクイスタの軍門に下った形のサンライズフレイム

藤岡康太騎手で4連勝を飾った際は、今のビダーヤ同様に1勝クラスからOPまでぶっこ抜いていた。初重賞の根岸Sこそ3着に甘んじたが、初重賞でこれだけやれれば御の字。その後は藤岡佑介騎手に乗り替わり未勝利。今年の根岸Sではレース質にも本馬のキャラにも合わない先行策で自滅(それでも4着)。前走は本馬のスタイル通りの位置だったとはいえ、スローの前残りを4角14番手では届くはずもなく。実は4月にはコンクイスタを下しており、本馬の力もまた重賞級。不完全燃焼だった前走から相性の良い菱田騎手に乗り替わり、今回は重賞特有のペースも恵まれそう。本馬も5指に入る有力馬だ。

というように、ビダーヤ断然のように見えて、実は上記に挙げた他の馬たちもそう差はないぞというのが私の見立て。スケベ心を出すならば、ビダーヤに飛んで欲しい感すらある(ニュースター誕生を見たい気もするけど…)

これに、去年の今頃はどこまで行っちゃうの?という末恐ろしさすら感じさせたヤマニンウルス

2走前のD1400mで臨戦過程が良かったにも関わらず、アドバンスファラオをとらえきれないどころか3着に甘んじたあたりは物足りないが、当時は小倉大賞典からの中2週で少々使い方も雑だった。その雑なローテの末路が前走のアンタレスS7着だったというわけで、決して力負けではないと思っている。間隔を空けた方が良い馬だし、態勢さえ整っていれば、上記に挙げた馬たちをまとめて負かす力を秘めている。上がヤマニンアルリフラ、ヤマニンアンフィルという旬の血筋だし、彼らの走りからも1400mがダメとも思えない。

上記5頭から本命馬を決めて他の馬が厚めの相手になる見込みだが、穴っぽいところで気になっているのは下記の馬たち(あくまで現時点)

アルファマム
根岸S3着は展開とレース質が向いての3着、その真逆の運びをしたサンライズフレイムと0.2差なら、今回は逆転される可能性が高いと見てはいるが、とにかく終いの脚は確実に切れるし、中京も合っていそう。ペースが流れて前に破綻が起きた時には3着くらいには突っ込んでくるシーンも警戒

オメガギネス
今となっては昨年のフェブラリーS1番人気もお笑い種になってしまうが、確かに当時は底を見せない強さを感じさせてはいた。三宮Sでは7馬身差で楽勝。3着デシエルトで決して相手が弱かったわけでもなく、OPで7馬身差を付けることなど容易にはできない(ビダーヤが初のOPでクビ差だったわけだし)。近3走を見るとどうにも歯車が狂い過ぎてはいるが、転厩2戦目で変わる可能性はあるし、それだけの力も秘めている。初の1400mという条件が良い方に出ないものかと

ダノンスコーピオン
苦し紛れの感じで2走前からダートの転じて⑧⑥着だが、いずれも内容は悪くなく、特に前走は忙しい1200mかつ前残りを直線だけで8頭抜きだから悪くない。G1馬ゆえに常に酷量を背負わされるのが不憫だが、1400mという距離自体はベストの印象。厳しいだろうと思いつつ、ダート3戦目で条件好転ならまだ見切れない感もあって

サトノルフィアン
前走は休み明けで強引にハナを切り上位2頭は差し追い込み。1400m戦をテン33.8で逃げた上に3番人気のライツフォルのマークを受けながら結局(ハナ差とはいえ)交わさせなかったのは強い内容。休み明け2戦目でガス抜きが出来ていればもう少し溜めの利いた形が取れそうだし、そんな形で道中4番手から3着したのが3走前の当コース。先着を許した2頭がフリームファクシ、ウェイワードアクト。今回名前を連ねていれば上位人気に推されたであろう2頭に次いでの好走は評価していい。

 

あとは追い切り、枠順などを加味して煮詰めていくつもり。

 

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