今週のシンザン記念、頭数も少ないしやる気もなくて、登録メンバーすらよく見ていなかったのだが、先ほど確定メンバーをザッと見たら、やっぱりそこまでやる気は出ない(笑)
だけど、追い切りをチェックしていたら、ルーツドールの動き、すげーなー!と。
実はこの馬、デビュー戦では、「稽古はそこまで目立たないし、フィエールマンの下にルメールが乗るという過剰人気」と懐疑的な評価をしたのだが、それでいてあの強さにおったまげた経緯がある。
当時の最終追い切りが、
CW 84.1-67.5-52.9-39.0―12.9 馬なり
そして今回が、
CW 82.3―65.4―50.6―36.9―11.7 強め
牧場でしっかりノーザン仕上げをされていたとは思うが、初戦は7割ぐらいの仕上げだったのかもしれない。それでもやれるという陣営の自信の見立て。んで重賞の今回はちょっと本気出してきましたよと。
11月の新馬を勝ったわけだから、その後は自己条件を含めいくらでも使えるレースがあったはずなのに、フェアリーSには登録すらせず、あえて牡馬相手の重賞に挑んできたこの強気も良い方に捉えたい。
ルメールが乗ってこなかったことだけ減点だが、これは厩舎のつながりによるところも大きいと思うし、ルメールも本音としたらどちらに乗りたかったか。
キャリア1戦の牝馬が、牡馬混合の重賞で人気というのは、実はかなりやばい人気馬のパターンでもあるのだが、この馬ならぶっこ抜きがあってもおかしくないと思わせる稽古内容。
むしろ私が若干懐疑的に見ているのは、ルメールが選んだ形のサンンクテュエールの方。
センスの高さを感じさせるこの2戦だが、そこまでの強さは感じない。デビュー戦は新潟の牝馬限定戦でここまで下した馬で勝ち上がった馬はダートで勝利した1頭だけ。
2戦目のアルテミスSもルメールの手腕に負うところが大きかったし、半馬身差だったビックインバイオ以下のその後の成績を見るとメンバーレベルはかなり微妙だった。
ルーツドールの追い切りを見た後にこの馬の追い切りを見ると、いくら遠征を控えた牝馬、かつ藤沢流の追い切りとはいえ、ちょっと、いやかなり霞んで見えてしまう。
あと、少頭数本来ならやる気の出ないこのレースに多少なりとも興味を抱いたのは、3番人気候補のタガノビューティーも怪しんでみているからだ。
人気馬2頭を怪しんでいるのだから、残る人気馬で圧巻の稽古を見せたルーツドールを軸として、穴馬の食い込みに期待するという手も悪くはないのかなと。
その穴馬候補としては、前走で非常にタフな経験をした京都2歳S組の2頭、ヴァルナとヒシタイザン。
いずれもスタミナ型の配合なので、軽い京都マイルに変わってどうなのか(むしろ逆効果?)との思いはあるが、逃げ先行馬に相性の良いレースだし、この2頭はいずれも逃げての好走実績、マイルの勝ち鞍もあるから、その点は過去の好走馬の傾向に合致しているともいえる。
あともう1頭、臨戦的にはオーマイダーリンがまずまず。重賞で即通用という迫力には欠けるけど、引き続き武騎手なら、じっくり溜めて勝負が決した辺りで2、3着の食い込みというパターンは十分にありそう。
以上、簡単だけど、現時点のシンザン記念の雑感でした。
馬券的にはフェアリーSの方が面白いな。
こっちは攻めの予想。枠順前だけど現時点の本命候補を挙げとくよ
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1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。