昨日は主に桜花賞組に関して書いたので、今日はそれ以外の組について。
さっそくだが、臨戦過程評価を。
アブレイズ(→)
ウインマイティー(↗)
ウインマリリン(→↘)
デゼル(→)
ホウオウピースフル(→↘)
抽選対象
エヴァーガーデン(→)
ソフトフルート(→)
リリーピュアハート(→↗)
デゼル
今年のオークスのキーホースとなるのがデゼルだよね。この馬の取捨が肝要。
オークスでは、上がり最速馬がほぼ馬券になるけど、この馬は前走スイートピーSでは32.5秒の上がりを使っている。次位に0.7秒つけているのだから価値が高い。新馬戦を32秒台の上がりで快勝したアカノニジュウイチという切れ者ですら、このレースでは33.3にとどまったのだから、デゼルの上がり能力は突出している。さすがにディープの娘。さらに長距離レースを得意とする友道厩舎の所属で、レーン騎手がこの馬のために騎乗機会を早めたというのも勝負気配の高さをうかがわせる。フローラSを2着のホウオウピースフルのためにはそうはしなかったろうから、デゼルはすでに重賞実績のある馬を凌駕しているということだ。これは評価せざるを得ないなぁ…
のだが、ここで首をもたげるのがひねくれ根性(笑)
常識的に考えて3月デビューのキャリア2戦馬がクラシックでいきなり通用するのか、社台レースホースの募集を一度取り下げになったような虚弱要素のある馬が5月に2度の遠征というのも気がかりだ。そもそもスイートピーSは去年のカレンブーケドールの激走はあったものの、それ以前は死のローテと揶揄されていたほどの悪い臨戦でもある。武器である上がりに関しても、2400mでそれを繰り出せる保障はない。
よって、私は正直こわいが、思い切って軽視の方向で考えている。
でも、そういう時って、あっさり来ちゃうのが外人なんだよな~(笑)
ウインマイティー
臨戦的に上向きなのは、忘れな草賞を勝ったウインマイティー。
しかし、この馬ゴールドシップ産駒。前走も道悪だったし、どうやら父のキャラを継承しているタイプで、府中2400mの高速馬場で来るイメージはない。いくら臨戦が良くても、条件が合っていなければ意味はないのである。
リリーピュアハート
そういう意味では、抽選組ではあるが、逆にその道悪で持ち味を殺されたであろうリリーピュアハートは臨戦もまずまずで、2走前に勝っている今回の舞台の適性も高く、そこそこ狙いは立つ馬ということになる。昨日も書いたが、福永騎手がミヤマザクラではなく、この馬を選んだとしたのなら余計にだ。ただ、こういう取捨に迷う馬は正直除外になってしまえと思っていることはこの馬のファンには内緒だ(いや、言っているw)
ウインマリリン
今年の惑星の一頭か。しかし、これもどちらかといえばタフな中山向きのタイプ。前走こそ府中で勝ってはいるが、逃げた馬、2番手の馬、3番手の馬が直線では逆噴射して揃って最下位争いを演じた厳しい流れである。さらにこの日の強風ときたらもう。人気馬が直線入口でもろに向かい風を受けた時、マリリンはちょうどいい塩梅の位置に収まっていた。こうしたタフな条件でこそ燃え上がるのがロベルト系。同じ府中といえども、およそ今の府中で同じような条件は整わないのでは。桜花賞組に割って入るのはちと難しいかなと。近2走とも4番人気以下というのも、近10年の30頭でわずか一頭だけしか馬券になっていない(10年前のアグネスワルツ3着)。
ホウオウピースフル
こちらはレーンに見切られた時点で厳しい感じがするし、2走前に6着だったことも高いハードル。昨日も近2走で4着以下を経験した馬の巻き返しは難しいことを述べたが、本馬のように2走前に4着以下から巻き返した馬は、ジェンティルドンナ、クルミナル、カレンブーケドールだけ。ジェンティルドンナは桜花賞を勝ち、クルミナルは桜花賞2着、カレンブーケドールはスイートピーS1着。本馬のフローラS2着からの臨戦はいかにも弱い。牡馬相手の百日草特別を勝っているのはプラスデータだが、それが5頭立てで2着も牝馬(まだ1勝)だけに、牡馬混合の特別勝ちという響きほどの評価はできないかな。
以上、ざっくり別路線組を検証してみたが、個人的には触手をそそられないね。アブレイズはもうちょっと考えてみるが。
いずれにせよ、デゼル&レーンに挑戦するオークスとなりそうだ。
そんなわけで、今年は桜花賞組が中心
◎デアリングタクト
○サンクテュエール
△クラヴァシュドール
---------------------------------大きな溝
×ミヤマザクラ
×マルターズディオサ
×リリーピュアハート
あくまでも現時点ではこんな感じかな。
まぁ、ここからいろんな情報を見聞きしてこねくり回して、最終的にはデゼル本命とかもあるかもしれないよ(笑)
そのこねくりまわすのも競馬予想の楽しみではあるんだけどね。
ではではオークスについてはこの辺で。この後は想定チェック!
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1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。