狙い馬 競馬

オークス4強説を唱えたい

競馬は基本前に行ける馬が有利なはずなのに、このオークスでは前に行く馬は軒並み不振。過去10年で4角3番手以内の馬で3着以内に好走できたのはわずかに2頭/30頭

その2頭というのは、いずれも桜花賞3着ソウルスターリングリリーノーブル

このレベルの馬でないと、過酷な東京2400mを先行策から乗り切ることはできないのだろうか。

ただ、一概に先行馬が不振と切り捨てていいものか、他の先行馬を確認してみたところ、オークス5番人気以内で先行していた馬はそもそも少ないということが分かった。

4角先頭
コントラチェック 3番人気9着(フラワーC1着)
クールキャット  6番人気14着(フローラS1着)

4角2番手
ソウルスターリング 1番人気1着(桜花賞3着)
エンジェルフェイス 3番人気10着(フラワーC1着)
フローレスマジック 5番人気6着(フローラS3着)
ステラリア     5番人気13着(忘れな草賞1着)
※ランスオブクイーン 14番人気5着(未勝利1着)

4角3番手
リリーノーブル    4番人気2着(桜花賞3着)
アートハウス    2番人気7着(忘れな草賞1着)
クラヴァシュドール 3番人気15着(桜花賞4着)この馬の大敗は意外だったが、本来差し馬が前に行き過ぎたきらい
※ロッテンマイヤー 7番人気13着(忘れな草賞1着)

4角4番手
タガノエルピーダ  6番人気16着(忘れな草賞1着)

フラワーCからの臨戦だったコントラチェックやエンジェルフェイスがオークス3番人気というのはそもそも過剰だし、いずれもフラワーCで逃げ切りだった(逃げ有利の中山芝1800mで)。

忘れな草賞勝ち馬はステラリア、アートハウス、タガノエルピーダらが撃沈していて、この組は差す脚があった方が良さそう。今年のサヴォンリンナはある程度の位置に付けそうで、それだけでビハインドを背負う形になりそう。

ただ、去年のランスオブクイーンは未勝利を勝ったばかりの身ながら桜花賞3着ライトバック、クイーンC勝ち馬クイーンズウォークと僅差の5着。この馬でもこれだけやれたのだから一概に先行馬がダメと決めつけるのも得策ではないかも。なお、オークス13着ロッテンマイヤーはエンブロイダリーの母で参考までに。

さて今年は明確な逃げ馬はいないが、エリカエクスプレスは4角3番手以内にはいそう。坂井騎手のレーゼドラマはまず行きそう。あとはスタートを決めた際のリンクスティップ、パラディレーヌなどが候補馬か。

レーゼドラマは過去にオークスで不発に終わったコントラチェック、エンジェルフェイスらに近いタイプ(レーゼは人気がないので不気味といえば不気味だが)。パラディレーヌのつばき賞は重賞級の強さだったが、この舞台で先行するようだと過去に先行して凡走した馬たちと同じ憂き目に遭いそう(前走を糧に今回も差す形がベターだが、それはやってみないと分からずで)。厳しい流れのきさらぎ賞を先行策から粘ってランスオブカオスに先着したリンクスティップなら先行策でもソウルスターリング、リリーノーブルに倣う走りが見せられるかも。

問題はエリカエクスプレス。本馬の場合はスピードの違いで逃げてしまう可能性もある。過去30年に遡っても逃げ切った馬は皆無、3角から先頭に立ってそのまま押し切ったのがダイワエルシエーロ。逃げ粘っての2着がピュアブリーゼだが、この馬は前走は逃げていなかった。

4番人気以内に推され、逃げて馬群に沈んだ馬たちに、キョウエイマーチ、ロンドンブリッジ、クロフネサプライズ、コントラチェック。桜花賞で好走したキョウエイマーチ、ロンドンブリッジは見るからに快速馬という感じで、デビュー戦が1200m、桜花賞以前に1400mの重賞を勝っていた。クロフネサプライズはデビュー当初は1200mで好走、コントラチェックはそもそも実績不足。

エリカエクスプレスはレース振りからは短距離資質を感じさせるが、陣営はデビュー戦から短距離馬として走らせてはいないし、NHKマイルに矛先を向けることもなかった。キャリアを考えれば桜花賞5着も評価できるもの(本馬以外の9着以内の馬は4角8番手以降という完全差し決着の中、逃げての5着は相当に強い)。

キャリアを考えれば伸びしろも十分だし、血統だけを見たらオークスの舞台はベストとも思える。戸崎騎手としても、前走を踏まえて同じ轍を踏まない騎乗を心がけてくるはず。キャリア1戦の身で見せたフェアリーSの内容は、エンブロイダリーのクイーンC、アルマヴェローチェの阪神JF、リンクスティップのきさらぎ賞2着に匹敵する内容。

結論としては、エリカエクスプレスは過去に先行して馬群に沈んだ馬たちとは一線を画す馬なのでは?という見立て。桜花賞5着でも、桜花賞3着からオークスでも好走したソウルスターリング、リリーノーブルの3着に匹敵する内容。

前回のブログ記事では臨戦過程のことについては記さなかったが、実は桜花賞1~3着馬は臨戦過程自体は良いとは言えない。良くはないが、オークスというレースは地力の違いで決着するケースが往々なので、あえて触れなかったのだ。その点臨戦過程だけで言えば、エリカエクスプレスは上位3頭を凌ぐ。よって私の中では3強というよりは4強のイメージ。3強で決まらなかった際に一角崩しの筆頭はやはり桜花賞1番人気のエリカエクスプレスではないかというのが枠順確定前の見解。

自分の青春時代にオークスを逃げ切ったイソノルーブルに投影しすぎてしまっているきらいはありますが、そういうロマンもたまにはいいかなと。

さて今日は枠順発表!

レース質としては内有利だけども、今のトラックバイアスは外有利?

枠が出たところで悩ましいことに違いはないけど、やっぱり枠が出てからが本番という感じでワクワクするね。

 

【枠順確定後】

本命候補だったアルマヴェローチェ、エリカエクスプレスがいずれも極端な枠に…

アルマにとっては先週までの馬場状態なら試練の最内、エリカにとってはどうせ行くならすんなり運べる内目の枠の方が良かった。イソノルーブルも大外枠からの逃げ切りだったけど、枠までそこになぞらえるとは何ともはや。こうなったら結果もなぞらえて欲しいけど、そう甘くはないよなぁ。枠的には3枠が風水的に匂う。

いやぁ、枠が出てまた悩ましくなってしもうた。それすらも楽しむ所存だけども。

楽しみましょう。

 

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先に挙げたバレルターンのレースは頭数少なすぎ。最近芝マイル以上の本来は楽しみなレースの少頭数が多すぎる~

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