海外競馬で臨戦過程の概念が通用するかは定かではないですが、ドバイWCのウシュバテソーロの臨戦過程は決して良くはないです。1番人気に怪しさを感じるレースなので参戦してみます。
ワールドカップという割に日本馬が人気になるレベルなので地力で来る可能性はありますが、この臨戦で連対以上まで来るようならもうアッパレとしか言いようがないし、それはそれでめでたいということでよろしいのではないでしょうか。
本命はデルマソトカゲ
今のところ、マインドユアビスケッツの最高傑作ですよね。ひょうきんな馬名も相まってそこまで強い印象はなかったけれど、実はかなり強い。
4走前のメイダンで圧勝、3走前は出遅れでやむなし。驚かされたのが2走前のブリーダーズC。レースの出走に至るまで多少なりとも順調さを欠いていたし、道中の行きっぷりから惨敗もあると思ったところから、最後は米国のG1-2勝馬ホワイトアバリオを追い詰めていたからね。
この時にウシュバテソーロに0.3秒先着。ウシュバとの能力にさほど差はない、それどころか現状維持が一杯の7歳馬に対して、伸び行く4歳馬なわけだから、一戦ごとにその差が詰まっている可能性すらあるのかなと。
前走のサウジCではウシュバに0.4秒先着されていますが、本馬は【11-7-4】の通過順通り、勝ちに動いての5着だから酌量の余地あり。方やウシュバは川田騎手の冷静な捌きにより激流を味方につけての2着。より良い負け方だったのはデルマソトカゲの方と評価します。
対抗にはカビールカーン
レベルの低いレースを戦ってきたので馬柱が綺麗という面はあるにせよ、UAEに移籍後も勢いはとどまらず、特に前走の勝ちっぷりは圧巻。好位から抜け出す正攻法の競馬ができて展開にも左右されない。2連勝の内容からメイダンの土も合うんでしょう。ここは勢いに期待。
この2頭が狙いたい馬で、あとはそこまで買いたい馬はいないので適当に流せばというところですが、他馬についても簡単に記すと、前走は臨戦過程の良くなかったウィルソンテソーロは2~3走前にはウシュバテソーロ、レモンポップの2着、しかも逃げ追い込みと変幻自在。まだ成長しているところだし、人気の落ちるここで巻き返しがあっても不思議はないかなと。
ウシュバテソーロは臨戦的には良くて3着。並の馬なら5着もあり(日経賞でボッケリーニを評価した時の感じ)。ただ、並の馬ではないと思うので、この馬が来たら元返しの押さえという感じでよいのかなと。この馬が来てもいいようにワイドを買いたいというのもあります。
セニョールパスカドールの前走は流れが向いたにせよ臨戦過程は最悪だった。この臨戦で勝ち切っちゃうとなると、海外で臨戦云々は通じないのか?と思ったりもするけれど、今回も決して良い臨戦ではないので、今回で検証しようかなという感じで。さほど評価はしてないです。
ドゥラエレーデは3戦連続ウィルソンテソーロに先着を許しているし、地力が見劣る印象。明らかに2000mの方が合う馬だし、ムルザバエフ騎手の継続騎乗も悪くないので、ウシュバテソーロの飛びを想定するなら無理に消すこともないとは思うけど、ちょっと厳しいのかなと。
これらの馬ならデットーリの操るニューゲート。こちらはG1を勝って勢いに乗る4歳馬だし、印を付けるなら3番手。
あとは距離不安はあっても、前走が圧巻だったローレルリバーまでですかね。
というわけで、デルマソトカゲから、ウシュバテソーロの3着以下も想定して、馬連、馬単、ワイド、3連複までこまごまと買ってみます(リアルで観られるわけでもなし、100円単位の参加賞ですが)。
日本の競馬でも危険人気馬に指名して最もそれを覆してくるのが川田騎手なわけで、ドバイの地でも「さすが川田や…」と返り討ちに遭う可能性はありますが、今回はルメ様から行かせてもらいます。
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。