今週はG1の中休み…といってもG1だからといって特別視することのない私にとっては、ビビビッとくる馬さえいればG2だろうがG3だろうが未勝利だろうが構わないのだが、今週の3重賞は混戦は混戦だけども、そこまでオーラを放つ馬もおらず、予想の方にも力が入らずで。
それに、ここ最近は夜更かしが祟ってたまに喉が痛いこともあり、何となく風邪を引いてしまいそうな予感がするので(そういう意識づけはしない方がいいので、いやいや大丈夫、気のせい気のせいと必至に否定はするけれど)、なるべく早めに寝るように心がけてもいて単純に時間がないというのもある。いくら緊急事態が出たとはいえ、GW中に風邪で寝込む最悪の事態だけは避けたいからね。
想定の発表された昨日からは、ある意味私にとっての本線ともいえる未勝利や平場戦のチェックも始まったことだし、今週は無理せず重賞の見解はスルーでもいいかなと思ったりもしたが、ちょろっと時間が取れたのでマイラーズCを軽く検討することにした。
かつてマイラーズCといえば、このレースから安田記念を制したノースフライト♥の想い出しかないのだが(ふるっ)、当時も中京の代替開催だったっけ。
その時にノースフライトが下した相手、マーベラスクラウンはその年のJCを勝ち、ノースの早めの仕掛けで最後に脚が上がって4着に垂れたネーハイシーザーは秋の天皇賞でビワハヤヒデらを下した。
すなわちその年のマイラーズCには、同年の安田記念、マイルCSを制するノースフライトに、JC馬と天皇賞(秋)馬が出走していたのだから何とも豪華絢爛。私の中ではマイルの女王は今でもグランアレグリアではなくノースフライトなのだ。
…って話が逸れてしもた。
その豪華絢爛、伝統のマイラーズC。
一昨年、昨年こそダノンプレミアム、インディチャンプといった一線級がいたが、今年はどの馬が一番人気なん…?というぐらいの低レベルな混戦で正直ヤル気も起きなかった。
が、ノースフライトに愛をささげた純朴な青年はもはやなく、今はただただ「馬券さえ当たれば何でもええ!」という銭げーば親父あるのみだ。
だから低レベルだろうが何だろうが、かえって混戦で面白いかも(難しいけどね)。
その前に皐月賞の臨戦過程結果
1着エフフォーリア(↗)
2着タイトルホルダー(↘)
3着ステラヴェローチェ(↗)
(↗)評価は、エフフォーリア、ダノンザキッド、ステラヴェローチェの3頭しかいなかったというのに、その中から本命にダノンザキッドを選ぶセンスのなさよ(^^;
川田騎手が前日のアーリントンCも勝っていたし、ほぼ勝つことはないと思っていたが(なら本命にすなよと終わってから思った)、軸としては無難かなと置きにいった結果の末路。
ここは3頭の中でも最も人気のないステラヴェローチェ本命が正解だったな…といつもながらに終わってからの大反省会。
ステラヴェローチェは、データ派からの指摘では「前走5着馬は×」のデータで切り落とされていたけど、私は個別見解の中で、過去の前走5着馬は皐月賞でもほとんど人気薄の馬ばかりだったので、ステラヴェローチェのようにそこそこ人気の馬には該当しないのでは?と記していた。
これは、この時点ではステラ本命に色気があったから、彼を救済するためにいろいろと調べ、ある意味自身に言い聞かせていたのだ。
共同通信杯が終わった直後、「皐月賞の本命はこの馬だ」と心に決めたこの馬を本命にできなかった自分が憎い(^^;
まぁ例えステラが本命だったとしても、軽視していたタイトルホルダーに激走されてしまったので、予想としてはハズレだったろうが、自分の中で1番人気を本命にしてしまったことが悔しくて(予想した時はダノンは2番人気だったからというのもあったのだが…)。
タイトルホルダーが激走した訳は、そもそも今年はどの馬が好走してもデータブレークのような状況だったし、前哨戦を勝っていながら全く軽視されていた点(例年なら弥生賞を勝てば人気になるし、本番ではマークされて難しい騎乗になるものだが、弥生賞同様に気楽に乗れた)、道悪適性が非常に高い点などが理由と言えそう。
そんなこんなで、終わってみれば「取れなくもない」結果とも思えるのだが、終わってからなら何とでも言えるし、結局は「取れていない」事実だけが残る。競馬は一生、反省が付きまとうねぇ。
外れても反省なし悔いなしの予想を求めてこれからも修行は続く…
さて、反省した上で気を取り直して、マイラーズCの各馬臨戦過程評価。
アルジャンナ(→)
休み明けの前走は32.8の上がりを使いながらの5着。超スローで完全な前残りかつ自身+18キロだったので及第点の内容。かつて池江厩舎では長期休養明けをひと叩きされたワールドエースが、休み明け2戦目のマイラーズCで鮮やかに復活Vを飾ったが、それと被る面も。ただ、クラシック戦線で主役級だったワールドエースには到底及ばないし、主な実績が(コントレイルから大きく離された)東京スポーツ杯2歳S2着だけの本馬はまだ未知な面が多い。それでいて人気先行だし、叩いて良くなる保証もないだけに軸だと不安。
エアスピネル(→)
ダートから芝への臨戦自体は良いと思うが、芝からダートへのシフトチェンジが成功した現在、再び芝に戻す臨戦が奏功するかは何とも未知。良い臨戦だった前走のタフなG1で激走した後の今回は臨戦面からの上昇余地は少ない。高齢馬だけに余計に。
エアロロノア(↗)
昇級初戦の本馬ですら通用してしまいそうな今年のメンバー。3連勝の内容はいずれも接戦ながら全て最速上がりで勝ち切っている点を評価できる。相手なりに走れそうなキャラだし、このレースで好走歴のある上記エアスピネルとは叔父甥の関係。施行コースは違えど舞台適性は高く、ここも好走の余地は十分。ただ、この手のタイプは人気が過ぎると妙味がないうえに結果を出せないケースも多い。臨戦自体は悪くないが本命はなし。
カイザーミノル(↘)
短距離で開眼の兆しはあるが、それだけにマイルに距離を戻す今回はどうか。
ギベオン(↘)
人生初の逃げ切りがハマった後の今回、地力は上位でも臨戦的に上昇の余地はない。ただ、勝っても人気しないようだと皐月賞のタイトルホルダーの例もあるので人気次第では押さえには。本命はなし。
ケイデンスコール(→↘)
前走時は評価したが、展開や枠がハマったし、重賞を勝った後にもかかわらず軽視されていたのも悪くない材料だった。おそらく前走以上に人気するであろう今回は、妙味がないうえに、近2走延長ローテで好走している馬の短縮ローテがどうかというのもある。4着ぐらいのイメージ。
ダイワキャグニー(→)
今回のメンバーでは地力上位だけにいつ復活が見られてもおかしくないが、少々リズムが悪く。マイル戦だったとはいえ得意の左回りで大敗した後の今回で復活があるか?となると少々懐疑的。軽視された時の実力馬ほどこわいものはないので、押さえておきたいが…
パンサラッサ(↗)
ロードカナロア産駒でも母系の重厚な血からマイルでどうか?という思いはあるが、スピードはあるし、ディープインパクト産駒の姉ディメンシオンがマイル以下の距離で活躍したので、今の充実ぶりなら十分こなせていい。前走は外枠もあったが、控えて持ち味を生かした騎乗とは言えなかったし、本来の肉を切らせて骨を断つような競馬ができれば粘り込みがあっても。ただ、軽すぎる馬場だと苦しい。
ボンセルヴィーソ(→)
どれだけ好走しても常に人気しない穴党屈指のうまみのある存在だが、果たして今回はどの程度の人気に落ち着くかがカギ。阪神マイルでも好走歴はあるし、今回も大きく割り引く材料は特にないが(強いて言えば中2週での疲労面)、古馬になって重賞での連続好走のない馬なので(余計に疲労の影響が気がかり)軸となると不安。
ラセット(↘)
ただでさえハマり待ちのタイプの激走後の一戦。問答無用に軽視したいところだが、以前この舞台の米子Sを2着激走した後に中京記念で連続好走した過去があり(個人的に驚きの激走だった)、混戦に強いタイプでもあるので3着ぐらいに突っ込んできそうなこわさはある。
ルフトシュトローム(→)
前走はまるで走っていないので疲労はないが、代わりに得意条件だった前走で大敗した後のリズムの悪さはある。キャリアも浅くまだ終わったとも思わないし、策士堀師の管理馬だけに、人気が急落するようなら再考が必要だが、現時点では様子見が妥当という評価。
ワールドウインズ(↗)
前走で大敗を喫した同じ舞台への重賞挑戦は解せないが、逆に不気味さもある。陣営は敗因を道悪に求めており、マイルの距離はむしろ向いているとの判断。1番人気を裏切った後の今回は気楽に乗れるし、2走前激走のガス抜きもできたろうから臨戦としては上向き。まだ重賞実績のない格下だが、ヴィクトリアマイルでウオッカを負かしたエイジアンウインズの仔で血統的な奥もあり、その母が3勝クラスを勝った直後に重賞制覇。息子が初重賞でアッと言わせても不思議はない。
↑見解を読めば分かると思うけど本命候補はこちら。
先週はアンタレスSの見解の時に平日限定でこの欄に挙げた2頭のうちロードブレスが3着してくれたね。
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。