先週日曜日の中山競馬8Rで、このブログで穴馬として推奨した2頭スペキュラース、コスモヨハネが激走した。
スペキュラースは7番人気、コスモヨハネに至っては12頭立ての12番人気で単オッズ101.8倍の最低人気。
この馬を筆頭馬として挙げることができたのは、ひとえに悔しさの記憶である。
この馬の推奨理由にも記載したが、現OP馬ヴェスターヴァルトから0.2差5着に健闘した昨秋の東京芝1400m戦でのこと、この時は13頭立て11番人気だった本馬と、10番人気だったコスモエスパーダを穴推奨し、馬券もこの2頭を1列目に置いたニコニコ(2-2-○)フォーメーション。
直線半ばでこの2頭が圏内のところにいたので、少なくともこのうちの1頭は馬券に絡むと思って歓喜の雄たけびを挙げる寸前だったのだが、あろうことかこの2頭は最後の最後に失速して、3着からクビ、クビの差で4、5着…
思わず、「はぁ~?(こんな結末ってあるかぁ)」と、天に向かって唾を吐きたくなるくらいの悔しい結末だった。
もっとも、この時の悔しい記憶が今回に繋がったと思えば、今となっては当時を感謝したいくらいだけれども。
スペキュラースに関しても、今回の推奨と直接つながったわけではないが、かつて何度も「それ4」で煮え湯を飲まされた苦い思い出があり、決して弱い馬ではないという認識は持っていた。
競馬は記憶のゲームと言われるくらいで、こうして過去の悔しさを覚えていればいいこともある。
それを身をもって実感できた先週だったので、今週も過去の記憶を手繰り寄せながら予想に励もうと思う。
そうはうまくいかないけど、たまにはこういうご褒美もあるしね。
ということで、手始めに中山牝馬Sを検証していこう。
このレースの連動レースは愛知杯。ほぼこの組から一頭は馬券になるとみている。
今年の愛知杯組は、
アブレイズ(→)
サトノダムゼル(↗)
ランブリングアレー(→)
意外にも前走で愛知杯を走っていた馬は3頭しかいなかった。
過去5年毎年愛知杯組が馬券になっているが、参戦頭数が最も少なかったのは去年の4頭で、それより更に少ないとなると若干心もとない面もあるが、まぁ大丈夫だろう(根拠なしw)
その中でも、差し優位の流れの中を4番手から失速して7着のサトノダムゼルは、決して悪い敗戦ではなく、ほぼ現時点で本命候補と謳ってもいいほどだが、気がかりなのは鞍上が決まっていない点。
当日は石橋騎手が阪神で騎乗…となると、2走前に騎乗したウチパクに白羽の矢が立ってしまう可能性がある。
ここにきて復調気配を漂わせていたウチパクだが、芝重賞となると、バビットでもタイニーロマンスでも、やっぱりね…という結果になってしまっている。
バビットは展開も厳しかったし、タイニーロマンスも出遅れがあったので、鞍上だけの責任とは言えないが、私自身はいつからか芝重賞ではウチパクを本命にはしないという誓いを立てていた。
それにも関わらず、この2頭を評価してしまったので、終わってみたら勝手ながら「やっぱりね」となってしまったわけだ。
よって、もしサトノダムゼルにウチパクが乗ってくるとなると、予想は振り出しに戻ってしまう。
前走時に本命視したランブリングアレーは、当時は臨戦過程が良かったからこそ走れたわけだし、福永騎手騎乗ながら6番人気という妙味もあった。
それが今回は舞台設定こそ合っているが、福永騎手に袖にされた上、人気は横這いかそれ以上に上がりそうな状況、これでは妙味がないし、本命という選択肢はない。
となると、もう一頭の愛知杯組アブレイズか?となるのだが、この馬に関しては前走の好走が少々余計ではある。
差す形で好走できたのは、脚質に幅が広がったという意味では良かったのだが、思いがけず後方からの競馬となったことがタフな展開とマッチしたという面もある。いかにも母父ジャングルポケットの血が生きそうな消耗戦であったから。
あの競馬に味をしめて今回も差す形を選択した時に同じような差し脚が使えるのかどうか…? そこがカギ。
フラワーCからも本来は器用さと持久力を生かした騎乗が持ち味の馬。差す形なら前走のようなタフな流れが必要でそれなりに注文はつく。
ただ、私のように半信半疑の者も多く、前走の4着だけではまだそこまで人気しなさそうな点は魅力。もともと稽古の動きは半端なく、それで私も14番人気だった前走時すら穴の一頭で推奨したくらい。
2戦目にあっさり重賞を勝ってしまったせいで、それ以後の戦いは厳しいものとなったが、もともとG3レベルなら格上といっていい馬。でなければ2戦目に重賞は勝てないだろう。
…な~んてことを書いているうちに、自身までアブレイズ面白いかも…♡と思い始めてきてしまった。
というわけで、現時点の本命候補は、サトノダムゼルかアブレイズ、それとあとは別路線のもう1頭(ブログランキング欄に)。
無難にドナアトラエンテという手もあるんだけど、ルメールで一番人気だろうしなぁ…という感じで。
他馬についてはサラッと臨戦過程評価だけ載せておこう。
アルーシャ(↘)
インターミッション(→)
クラヴァシュドール(↗)
シャドウディーヴァ(→)
シーズンズギフト(→)
スイープセレリタス(→↗)
デンコウアンジュ(→)
ドナアトラエンテ(↗)
フェアリーポルカ(↗)
ホウオウピースフル(→)
リアアメリア(→↗)
ロザムール(↗)
ロフティフレーズ(→)
まだ火曜日。
これから予想を成熟させていこう。
と思うけど、案外今の段階のまっさらな予想の方が良かったりするんだよね。
こっからこねくり回すからさ(笑)
中山牝馬S、3頭の本命候補のうちの一頭
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。