私は28年前のマイルCSで初めて馬券を当てた。
しかし、当時の私は焦っていた。
その年の天皇賞(秋)から馬券を始めた私は、まずはそこでマスコミ(スポーツ紙)の言う通り断然人気のトウカイテイオーを信じて大敗。
「競馬はそんな甘いもんじゃねぇ」といきなり競馬の神の洗礼を浴びた。
その天皇賞が大波乱に終わったこともあり、「へぇ、馬券てこんなに荒れるもんなんだ」と次の菊花賞ではスーパーソヴリンなどという今では誰も覚えていないであろう馬から馬券を買ったら、今度はライスシャワー、ミホノブルボン、マチカネタンホイザのガチガチ決着に泣いた。
レースは素晴らしかったが、私のスーパーソヴリンはいずこへ…
ちなみにこのスーパーソヴリンという馬は、セントライト記念を11番人気で3着しただけの格下だったというのに、なぜか4番人気になっていた。
きっとマスコミの「距離が延びていい。先週のレッツゴーターキンに続く穴馬はこれ!」などという穴党の無責任な情報に踊らされたのだろう。
今に思えば一点も買える要素などないのにね…私も青かったわ(笑)
この2戦を経て、マスコミを信じないことにした私が挑んだ次のレースはエリザベス女王杯。
ここは桜花賞でめちゃくちゃ強い勝ち方をしながら、距離を不安視されて人気を落としていたニシノフラワーを軸に馬券を購入。
…したまでは良かったが(ニシノフラワー3着)、勝ったのが17番人気のタケノベルベットでは…
競馬の神様はどこまでも無情だ。
もう私は馬券を辞める寸前まで来ていたが、ここで訪れたのがマイルCS。
このレースの1番人気は3歳牝馬のシンコウラブリイ。
なんとJCのステップレースだった富士Sを勝ちながら連闘でここに挑んできた。
この連戦使いの勝負度合いが高いことは、その当時の私でも理解した。
迷いなく本命。
相手は前年のマイルCSの覇者ダイタクヘリオス。
先の天皇賞ではトウカイテイオーが馬群に沈むほどのハイペースを作って自身も失速。
しかし、その前の毎日王冠では堂々と勝っていた。
他にも実績上位ナイスネイチャ、同年の安田記念馬ヤマニンゼファーといったところを相手に買い、今振り返ってみると1番人気から2~4番人気に流しただけのつまらん馬券なのだが、結果、ダイタクヘリオスが勝ち、シンコウラブリイが2着で馬券は的中。
これの馬連が10.9倍でこれを3千円。充分だよなぁ。
シンコウラブリイが直線馬群を割って伸びてきた時の高揚感ときたら28年経っても忘れていない(笑)
10倍の馬券でも買い方次第では全く問題ないんだよね。
最近は堅い決着はつまらんなどと嫌いがちだが、しっかりとした根拠があれば、そこに厚めに張ればいいだけのこと。
というわけで、このまま今年のマイルCSの検討に向かおうと思ったのだけど、想い出語りは別問題ってことでひとまずこれだけでアップしときます。
今日中にマイルCSの予想は挙げる予定なのでまた後ほど。
今週は2位に定住させてもらって感謝。すぐにでも陥落するかと記念撮影もしたけど、みんなの応援のおかげで週を通して踏ん張ることができた。ほんとにありがとう。更新のモチベにもなりました。
周りのブログを見渡せばいずれも企業、しがない董卓縛りのサラリーマンが、何の後ろ盾もなく趣味~な感じで運営しているのはここくらいじゃないかな。
そんな庶民的なブログでもここまで来られるというのを証明できて良かった。願わくば1にになりたいけど、1位とのポイント差は相当(みんなには見えないけど私には確認できる)
ま、蓮舫議員じゃないけど、2位で上等というか、それでも十分すごいことだし、淡々と続けていけば、また何かいいこともあるでしょう。
何しろ予想が好きでそれを読んでもらえる喜びもあるからね、時に疲れるけど、自分も楽しんでやっていることだから。
そんなわけで、これからもよろしくお願いします。
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。