アーバンシック(⤴)B
秋天でマスカレードボールの0.2差。菊花賞以降は物足りないが、やはり力がある。香港ヴァースは出遅れからハナに立つ思い切った立ち回りも、さすがにこれまでのスタイルと違い過ぎたし、世界の舞台で試みるには無謀だったかと。ただ、これまで後方待機策ばかりで馬がそれに慣れ切っていたので、前走の競馬が起爆剤となる可能性はある。出遅れたら厳しいレースだし、鞍上弱化など、臨戦面の上昇に反してビハインドも同居。実績的には勝っても驚けない馬だが、評価としては▲が妥当。
ヴィレム(⤵)C
臨戦過程の良かった前走だが、それでも2着(昇級初戦馬に完敗)。今回は臨戦面の上昇がない上に相手も強化。相手なりに走れる馬だが、さすがにこのレベルまで来ると前走以上は難しそう(すべてに恵まれても良くて3着)。
キングズパレス(→)C
追い込み一辺倒でG2レベルまで来ると厳しいが、一応昨年の3着馬。ただ、昨年は臨戦過程も良かったし、道悪やデシエルトの作ったハイペースの流れも味方。一年を経て更に上昇といった感じもないし、今年は昨年のようにはいかないのでは。
クイーンズウォーク(→)B
昨年の当レースの覇者。昨年は臨戦過程が良く、流れも向いて鞍上のアシストも絶好ではあった。秋天は新潟記念除外明けのリズムの悪さに加え、大外枠の時点で厳しい状況だったし、スローで上がり32.8で3着と0.2差なら悪くはない。昨年の当レース以降、走ったのは実質2戦でいずれもG1。うち1戦は2着しているように地力は上位。この使い方なら衰えもないだろう。今年も有力。
サフィラ(→)C
エリ女7着、京都記念5着で復調の兆しは見せているが、京都記念はスローペースを先行策からなだれ込んだだけという見方も。ただし、この3戦で26キロ増。これだけ体を増やしながらレース振りは一戦ごとに良くなっているし、成長力のある牝系でいつ再ブレークしても不思議はない。阪神牝馬Sの時のようにすんなり先行して展開が向けばあるいは…?という感じだが、今回ではないかなぁというのが現状の見解。
シャイクユアハート(⤴)B
前走はG2にしてはスローで断然人気のエリキングでさえ取りこぼした一戦。決して本馬の好むレース質ではなかったし、その中で4着(流れの向いた3着エコロディノスと0.1差)まで差し込んだのは今の充実の証。今回も少頭数で前走のような流れになる可能性はあるが、1F短縮はレース質の面からも自身の適性面からもプラスに働く。2走前にイメージを一変させる33.2の上がりを繰り出したようにコースもベストに近い。競馬のうまさと相手なり、G2も2戦目で十分太刀打ち可能。
ジューンテイク(→)C
前走はエリキングを下す大金星だが、もともとG2勝ち馬だけに勝たれてみればさもありなんといった感じ。長期休養明けを叩きつつ確実に良化を示していたし、ちょうど良いタイミングでベスト距離(2200m)で尚且つ展開もハマった。完全復調なった今、ここでも上位争い可能だが、臨戦的には前走で全ての条件がマッチしただけに上昇とは言えない。2走前にはシェイクユアハートに完敗しているし、地力は互角。流れが向いた方に分があるといった感じだが、臨戦面で上昇度が大きいのはシェイクユアハートの方。
ジョバンニ(⤴)B
個人的に菊花賞、AJCCと本命視をしているだけに、引き続き買うのか、そろそろ見切るのか、取捨の難しい馬になってしまった。皐月賞4着馬で先着を許したのはミュージアムマイル、クロワデュノール、マスカレードボールなのだから、まともならG1はともかくG2くらいなら勝ち負けしなければおかしいのだが…。見切れないのは、神戸新聞杯が苦手なレース質でエリキング、ショウヘイと僅差。菊花賞、AJCCともにデジャブを見ているようなスムーズさを欠く立ち回り。そしてこの不細工な2戦も3着馬からは0.3差。やはり力はある。難しい馬だが、その分距離短縮はプラスに出そう。松山騎手としてもこれだけ乗り続けて似たような競馬の体たらくなら、さすがに今回は何かしらの策を講じてくるのでは。基本競馬は前有利だが、このレースはとりわけその傾向が強いだけに、今回も「なんでそんな後ろから…」とガッカリする可能性はあるが、不思議と追い掛け続けたい魅力のある馬。菊花賞大敗後の前走で2番人気。AJCC大敗後の今回は何番人気か?5番人気くらいまで人気を落とすようなら3度目の正直に期待したい感じはある。
セキトバイースト(⤴)B
アイルランドトロフィーはスローでレース質が合わずの切れ負け。エリザベス女王杯は距離が長い。都大路、府中牝馬で見せた持久力は一級品だったし、府中牝馬に関しては臨戦過程も良くない中で横綱競馬での押し切りだから価値がある。この2戦から分かる通りベストは1800m。ただ、この舞台のローズSでも2着があるし、前走からは条件好転。意外性のあるタイプだけに、この相手でも流れが向けば一発があっても不思議なし。臨戦過程だけなら1位。
ディマイザキッド(→)C
OP入り後も健闘はしているが、ひと押し利かないレースが続く。唯一の3着だったアルゼンチン共和国杯は鞍上のナイスアシストがあって、スムーズさを欠いていたセレシオンと0.1差。AJCCは展開不向きの中で良く追い込んではいるが、他力型の脚質でどうしても展開面でビハインドとなりがち。岩田騎手が同日の重賞で被ったブライアンセンスあたりを蹴ってまで本馬に乗り続けてきたが、今回は遂に手替わり。善臣騎手でも勝ってはいるが、岩田騎手でも3着までが精一杯だった馬を善臣騎手が持ってこられるか?となると疑問符はつく(近走以上に相手も強化するだけに)。
ドゥラドーレス(⤵)C
エプソムCは出遅れながら豪脚を披露、七夕賞、オールカマー、AJCCも決して流れが向いているとは言えない中で自ら動く形で2着を確保。勝ち切れないが、ここまで崩れないのは立派だし、使っていなかった分7歳といっても馬も若い。いつ重賞を勝っても不思議のない馬だが、今回は鞍上弱化、臨戦過程も良くはなく、ここでその悲願を達成する可能性よりも、前走から後退する可能性の方が高いのでは?と見ている。
ホウオウビスケッツ(⤴)B
岩田パパが本馬を捨ててアスクエジンバラを選んだのか、近2走(特に秋天)の不甲斐ないレース振りから陣営が一度息子にバトンタッチを打診したのか、どちらの可能性もありそうだが、いずれにしても今乗りに乗る息子への手替わりが悪い方に作用するとも思えない。去年の当レースはクイーンズウォークに敗れたが、仕掛けの差ひとつの差で内容的には本馬の方が上との見方も。大阪杯は臨戦過程×、札幌記念は太め、毎日王冠はレーベンスティール、サトノシャイニングに割って入り力を示し、秋天は臨戦過程×(な上に消極的過ぎて持ち味生きず)、ジャパンCはそもそも無理。臨戦面の上昇が大きく、パッと見この馬でいいんじゃね?と思ったくらいだが、稽古が手ぬるいし、基本叩き良化型。地力と臨戦面を取るか、微妙な仕上げで評価を下げるか、最後まで悩みそう。真の狙いは次の大阪杯という気はする。
臨戦過程主体に見立てればホウオウビスケッツだが、昨年このレースで激走後、大阪杯で凡走しただけに、今年は陣営も次を見据えた仕上げ感なのがどう出るか。臨戦過程だけなら筆頭のセキトバイーストも地力面で見劣りAを付けるほどではなく。個人的に気のあるジョバンニはどうしたってレースが下手でスタートを切ってみないとどうなるか分からない(その不確定要素に耐えうるオッズでないと積極的に買う気がしない)。
アーバンシック、クイーンズウォーク、シェイクユアハートも悪くはないが、飛び抜けて良き!という程ではなくて。あえて評価を下げたいジューンテイクやドゥラドーレスらも普通に走っておかしくなくて。こう考えると何気に高レベルの混戦。
追い切り、枠順も見て、最後まで頭を悩ませることになりそう。それもまた良き。
↑特別戦からの注目馬

1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。