狙い馬 競馬

2024 天皇賞(秋) 臨戦過程評価

最も好きなレースの季節がやってまいりました!

好きと予想の的中は比例せず2年連続ヒモが拾えず不的中ではございますが、そろそろいいことないかなと期待しとります。

なぜこのレースが一番好きかと考えた時、やっぱり生まれて初めて馬券を買ったレースがこの秋天だったからですかね。

ちなみにその時も外れました。トウカイテオーが1番人気でした。新聞はどこも◎が並んでいたし、直線で余裕を持って先頭に躍り出た時には、「やっぱりつえー!そして馬券ってこんな簡単に当たるんか。メダルゲームと一緒だな!」なんて思ったものだけど、そこから東京の長い直線の洗礼を浴びたのでした。あのレースほど、後半の逆転劇があったレースも珍しいですからね。

ビギナーズラックなんてどこにもない。誰がレッツゴーターキン(11番人気)、ムービースター(5番人気)、ヤマニングローバル(15番人気)なんて買えますか。当時は馬連しか買えなかったからヤマニングローバルは関係ないけど、3着系ならものすごい結果だったでしょうね。

ただ、それで馬券を買うことを辞めなかったのは、あの時ガツンと外れたからこそ闘争心に火が付いたのかもしれません。新聞の印通りに行かない奥深さに触れたのかもしれません。

この後が菊花賞で(今と順番が逆ですね)、ミホノブルボン、ライスシャワーというスターがいたし、ちょうど競馬が盛り上がる時代でしたね。3歳牝馬も豊作で、シンコウラブリイ、ニシノフラワーらが3歳の身で古馬G1で上位に食い込むドラマティックな秋~冬でした。

そういえば、その年のニシノフラワーが勝ったスプリンターズSで、ヤマニンゼファーとの馬連16倍に1万円を入れたんですよ。当時学生だった自分には大金も大金。これが的中して余計にのめり込んだんでしょうね。

ただ、これ自分の力で当てたのではなく、ダイヤルQ2とかいう通話料金の無駄に掛かる情報を信じての的中。その後もしばらくダイヤルQ2を密かに使って、親から「なんでこんなに電話料金高いの!」と叱られたのも今となっては良き想い出です(笑)

余談が多くなりました。各馬の見解をいきましょう。挙げていない馬は通用しないものと見ています。

 

キングズパレス(⤴)

新潟記念が悪い臨戦過程だったので、それでも勝ち切るようならここでも有力視するつもりだった馬。結果、悪臨戦を覆すほどの力がないことが証明された。臨戦面だけを考えれば前走よりいいが、相手関係が強大。泣いて松岡を斬る采配だけに陣営の心意気は買いたいが、常識的には厳しいか。個人的には少し抑えるかもしれないが、まぁ厳しいなぁと

ジャスティンパレス(⤴)

前走(宝塚記念)ほど負ける馬ではなく、この馬の走れない状況だったことを思えば、次走はどこを使っても臨戦上昇という状況となる。本格化以降大きく崩れたのは前走だけ。よもや前走は衰えによる敗戦ではないだろうし、普通に大きくパフォーマンスを上げてくるはず。昨年がイクイノックスの作る流れがハマった感じはあるが、坂井騎手との融合で新味が出れば。絶頂期だった昨年の6番人気時ほどの妙味はないが、今年も面白い。

ソールオリエンス(⤵)

7番人気で2着した前走(宝塚記念)は本馬の好む条件がマッチ。当然ながら今回の舞台で当時ほどの好条件にはなり得ないので臨戦面は下降。ただ、東京でも本レースと連動性の高い芝2400mのG1で2着があり、前走で好走しながらも、そこまで人気が上昇しない点は不気味。状態面も絶好のようで。

タスティエーラ(⤴)

有馬記念以降はリズムを崩してダービー馬の権威も失権しているが、まだ4歳で能力が衰えたわけではなく、精神面や条件面の問題だろう。有馬記念は直線の不利があり、天皇賞(春)は適性外。大阪杯は不可解といえば不可解だが、この時はレース後に鞍上も首を捻っていたほどだし、心身の状態が整っていなかったのでは。東京芝2400mのG1好走歴のある馬が強いレース。侮れない。

ダノンベルーガ(→)

ここまで勝てない上に2着すらほぼないとなると、この期に及んで1着をイメージするのは難しい。去年の当レースは好位から運んだことが裏目に出た形で、内容はジャスティンパレス以上だし、トップクラスの能力を秘めていることは間違いないのだが…。毎度毎度つい期待してしまう馬だが、結果は3~4着がいいところ。今年は去年よりも休養が長く去年以上があるか。しかし、堀師は名伯楽なのに毎回後ろ向きのコメントばかり。今回も「仕上がりが遅れている印象」とのこと。いやいや、ちゃんと仕上げて出そうよ、と思ってしまうのだが、そう簡単なものではないのかね。その談話を真に受けるかどうかも、いつも悩みどこ。

ドウデュース(⤴)

どう考えても前走(宝塚記念)は力を発揮していないので、次走はどこを使っても臨戦は上昇。本馬自身に当コースの適性があるのか、休み明けがどうなのかという別の懸念はありつつも、臨戦過程は1位。実績は言うまでもなく、本馬がレーベンスティールあたりより人気で後塵を拝するようなら狙いたい気持ちが高まる。

ノースブリッジ(⤴)

かつて札幌記念から秋天をぶっこ抜いたのがエアグルーヴ。懐かしいねぇ。牡馬の大将格バブルガムフェローとのマッチレースは今も語り草。1歳年長のジェニュインも皐月賞馬、ダービー2着、秋天2着の実績もあったというのに、この2頭から5馬身も離されていた。中距離G1でも牡馬と台頭に戦えることを示した元祖女傑。このレースの時、私はめちゃくちゃ体調が悪かったのだが、エアグルーヴの頑張りに感化されて体調を持ち直したのである。この季節がくるといつも思い出すのはあの日の秋天。

…ノースブリッジ、臨戦過程自体はいいのだが、適性面と格が見劣り厳しそう。

べラジオオペラ(→)

一見すると戦歴的に最も隙がないように映るが、悪馬場の宝塚記念で好走できたのはここではプラスに働かない。個人的に道悪だから3着にとどまったというより、道悪だからこそ好走できたと見ているので、東京良馬場の瞬発力勝負では一枚見劣る印象。それをリカバーするセンスの良さは持ち合わせてはいるが、大阪杯はG1の中で最もレベルの低いG1と見ていることもあり、どこまで評価したものか。

リバティアイランド(→)

ここまで休養が長引くと臨戦云々の評価はできない。これまでの休み明けが全て予定通りであるのに対し、今年は故障明け。まともなら能力最上位級、この舞台の適性も同様に評価しているが、故障明け(6か月振り)で大敗したトウカイテオーの姿が今もって脳裏に新しく、一抹の不安がないこともない。調教は良く見せるが、調教と実戦は違う。そこは中内田師だから何とかすると捉えるか、1番人気に一抹でも不安があれば本命にしないか…悩ましい。

レーベンスティール(→)

順調さを欠いて挑む馬が多い中で、春先からここ1本を目標にローテを立てられた本馬の順調さは際立っている。この馬の能力が高いことは周知の事実だが、あとはそれがG1級の一線級に通用するかどうか。着差の付きにくい流れだったとはいえ、オールカマーの2着はアウスヴァール、エプソムCの2着もニシノスーベニア。勝ち馬は相手を選べないとはいえ、相手が一気に強化することには違いない。東京2000mが悪いはずないと思いつつ、積み上げた戦歴は1800、2200の非根幹距離に集中している点も気がかり。これで2番人気まで推されるようならあえて評価を下げる手も。しかし、秋天のルメールの直近6年は①①①③①①着ですか…恐ろしい。でも、冷静に考えて。全てがクラシック勝利馬。本馬との違いはそこ。流れ的にもさすがに1着はないと見ているが。

 


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