高松宮記念は臨戦過程⤴同士の決着。
臨戦過程の良くなかったトウシンマカオやウインマーベルを消したまでは良かったものの、本命がルガルではね…
見解を書いていた当時は、ルメールのトウシンマカオが1番人気候補になるかと思いきや、当初は4番人気想定だったルガルがいつの間にやら1番人気。結果的には過剰人気だったのかもしれません。
それでもあそこまで走れないのは想定外でしたが、シルクロードSが出来すぎだった感はあったかもなぁ（全くのノーストレスの競馬でしたから）…と終わってから思ったりもします。結果論ですけれども。
ただ、週初めにこうして見解を記していくと自分の中でも改めて各馬の確認ができるので、無駄な作業ではないと思うので、今回も各馬の臨戦過程についてシェアします。
エピファニー（⤵）前走小倉大賞典1着
前走は中山金杯で全ての膿を出し切った後の絶好の臨戦。鞍上のアシストも完璧だった。能力面はともかく臨戦面での上積みは乏しい。初重賞制覇の勢いはあるが、さすがにG1ともなると厳しいかなと。
キラーアビリティ（⤵）前走ターフC2着
3走前にマイルの富士Sを使った刺激が奏功して、2走前の中日新聞杯は59キロで4着、前走はサウジレースで2着。上り調子で迎える今走という感じに映るが、海外で出し切った後の臨戦は微妙な面も。血統面は合っているが。
ジオグリフ（→）前走中山記念3着
前走が2年近く振りの好走だったが、ダービー以降本馬にマッチするレースは使われていなかった（海外やらダートやら東京やら）。馬柱だけみると終わった感が漂っていたが、中山記念が終わってみれば「このくらい走るよね」と。前走は本馬にとって恵まれた流れと馬場だったので臨戦面での上積みはないが、皐月賞馬の相性の良いレースではある。
ステラヴェローチェ（→）前走大阪城S1着
前走は中間の追い切りから絶頂期を思わせる動きで勝たれてみれば妥当なところ。この中間の稽古の動きも素晴らしく、元の地力を考えればここでもと思うが、休み明けのOP特別を僅差で勝った直後の臨戦自体にどこまで上積みがあるか。
ソールオリエンス（⤴）前走中山記念4着
有馬記念、中山記念ともに決して最適の条件ではなかったし、いずれも内枠の憂き目。中山記念も前哨戦と考えれば無難な敗戦といった感じで、今回は臨戦面での上積みが大きい。ただ、今回の舞台も決して追い込み向きの舞台ではない点がどう出るか。
タスティエーラ（⤴）前走有馬記念6着
有馬記念は臨戦過程が良くない上で、勝負どころでのロスもあった中での6着。人気にはなるだろうが、特に減点要素なく、競馬が上手な点は今回も有利な材料。
ハーパー（⤴）前走有馬記念9着
有馬記念は先行馬に流れが向いたといえ、タスティエーラと0.1差、ソールオリエンスと0.0差。ほぼ崩れのない成績通り自身の力は毎回発揮してくる。牡馬混合中距離G1での相手関係はカギだが、競馬が上手な馬なので内枠でも引いてロスなく立ち回れば。
プラダリア（→）前走京都記念S1着
前走時が絶好の臨戦だったので、今回は臨戦面での上積みはさほどない。その上、G2大将的な馬なのでG1になると格負けの感も。ただ、大阪杯はG2に近い準G1だと思っているので、ここなら格負けせず前走の勢いのままに好走する可能性はなくはない。
べラジオオペラ（→）前走京都記念S2着
前走時は臨戦過程が良くなかったので、プラダリアには勝てないと見ていたが、0.1差となると地力自体は本馬が上なのかと。今回も臨戦面で大きな上積みはなく平行線の評価としたが、プラダリアよりはやや良い臨戦。チャレンジCからここを狙いすました感じのローテで好感の持てる使われ方。
ミッキーゴージャス（→）前走愛知杯1着
評価は平行線としたがべラジオオペラ同様にやや上昇。本格化して勢いがあるし、ここは牡馬との力関係だけ。
リカンカブール（→）前走中山金杯1着
2走前のチャレンジCは出遅れて能力を発揮できなかっただけに、前走の中山金杯は好臨戦の上に枠や流れも向いての勝利。そういう意味で今回は臨戦面からはやや下降。とはいえ前走で好位から上手に競馬ができたことは収穫だし、G3勝ち直後でも通用する準G1なので無視まではどうか。
ルージュエヴァイユ（⤴）前走京都記念8着
前走は恵まれたエリザベス女王杯の後で臨戦過程が良くなかったし、そもそも牡馬一線級に通用する実績のなかった馬が2番人気は過剰。ただ、枠やら流れも向かなかった前走を経て、今回は自身の臨戦自体は上昇。牡馬との力関係がカギ。舞台替わりも微妙か。
ローシャムパーク（⤴）前走香港カップ8着
前走は初の海外で初物尽くし。出遅れて力も出し切っていないので今回は走れそう。オールカマーでマイペースで逃げていたタイトルホルダーを差し切ったし、ゼッフィーロやガイアフォースら負かした相手も強かった。当コース向きかはともかくとして、能力的には上位のものがある。
軸はソールオリエンス、タスティエーラ、べラジオオペラ、ローシャムパークあたりですかね。人気どころが無難に走りそうな気がしますが、ここからの軸選びが悩ましいし、難しいんですよね。とはいえG1は予想するだけでも楽しいので、今週いっぱい楽しんでいこうと思います。
↑特別戦からの狙い馬
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー（中央競馬のみ）でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との２人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。