当初noteに挙げようと思った京都新聞杯だけど、11頭立てと少なくなってしまったし、自分の中でヤル気が一枚落ちたのでブログの方に挙げることにした。本命に推したマカオンドールは多頭数の方が理想だったというのもある。
中京は特別戦でも少頭数が多いし、最近は重賞ですらこれだ。プリンシパルと同じ日にやるのも原因なんだろか。まぁ皐月賞すらフルゲートにならないんだからしゃーないか。頭数に愚痴っても仕方ないしね(よく愚痴るけどw)。
ではまずは本命マカオンドールの見解を。
マカオンドール(↗)
距離を2000mに延ばした3戦目以後崩れたのはG1のホープフルSだけという堅実派。そのG1でも強気に本命に推させてもらったが、この時はスタートの出遅れで終焉。それでも上がりは最速、直線も一瞬は見せ場を作ったように力のあるところは見せた。
京都2歳S(G3)でも不利がありながらワンダフルタウン、ラーゴムといった重賞ウイナーと0.2差以内に駆けているのだから、本馬の力も優に重賞レベルにあることが窺える。
それを示すかのように2走前、G1後の自己条件で仕上げは余裕残しと思われた水仙賞でもきっちり2着を確保。勝ったレッドヴェロシティが次走で青葉賞3着、4着アサマノイタズラがスプリングS2着とあれば、やはりこの相手関係からも本馬が重賞で上位争いできる方程式は成り立つ。
今回と同舞台だった前走は上がりの掛かる重馬場で多頭数の上がりの掛かる消耗戦、それが良い方に作用したことは否めないが(開幕馬場は懸念点)、デビュー以来、良馬場も含めて8戦中7戦で上がり3位以内を駆使する末脚の威力は今回の条件(少頭数の良馬場)でもそこまで削がれないだろうと。
昇級初戦の紫菊賞でいきなり3着、格上げ挑戦だった京都2歳Sでも3着と相手が強くなればなるほど燃える気質のタイプと思われるだけに自己条件を2→1着と良いリズムで勝ち上がり、満を持しての重賞挑戦という臨戦過程も抜群に映る。
この馬を軸とした時に相手をどうするか?
福永、川田の名手が操るルペルカーリア、レッドジェネシスの人気どころで順当かも…と思いつつ、この3頭では決まらないとにらんで(マカオンドールだけが飛んじゃうなんてオチがないことを願いつつ)、他馬からも狙いを立てたい。
少頭数でもあるので一頭ずつの見解を。
ヴェローチェオロ(→↗)
マカオンドールと同じゴールドシップ産駒。マカオンを軸とした時に同条件で同産駒を狙うのは常套とも思える。戦歴を見てもマカオンと似たような感じでダートだった2走前以外は入着を外していない。スパッと切れる脚はなくても確実にしぶとい脚を使えるキャラは今回の舞台で間違いなく合っている。
デビュー戦を勝った後はソダシ(0.5差)、ランドオブリバティ(0.6差)、エフフォーリア(0.4差)、ダノンザキッド(0.6差)、ディープモンスター(0.2差)…といったように常に世代一線級と差のない競馬を繰り広げ、中でも今回出走していれば1番人気候補だったディープモンスターの0.2差した梅花賞が今回と同舞台だったこともプラス。
そんな馬が前走は低レベルメンバー相手にタイム差なしの辛勝だが、軽い新潟の7頭立てという本馬の適性と真逆にあるような条件で勝ち切ったことに価値を見出したい。
エスコバル(→↗)
デビュー戦で皐月賞馬エフフォーリアから0.1差2着。2戦目であっさり勝ち上がり、昇級の葉牡丹賞こそ10着と大敗したが(敗因は反動、馬場、展開)、前走のすみれSを5着と叩いての参戦。
すみれSは勝ったディープモンスターの強さは際立っていたが、8頭立てにしてはペースが流れ差し優位の決着。インを回っていたとはいえ先行しながら5着(2着馬と0.2差)した本馬の内容はそこまで悪くない。
そこから2か月弱じっくり間隔を空けてここに照準を定められた今回は先週のウッドコースの追い切りで5F66.2-51.6-37.5-11.7でプリンシパルSでも有力のディオスバリエンテに0.2秒先着。速い時計にこだわらない掘厩舎にしてこの終いの11.7のラップは滅多にお目に掛かれない快時計。
それだけ状態がいいのだろうし、今週の当週追いは5F71.3とお触り程度にとどめたのもすでに仕上がっているとの指標になろう。前走時からの上積み大きく、狙いを定めた堀厩舎の狙い撃ちが不気味。
ゲヴィナー(→)
経験馬相手の前走をあっさり勝つあたりさすが藤原厩舎だし、馬に素質があるからこそできる芸当。ただし、メンバーレベルの揃わない長距離戦だったし、少頭数のスローペースで福永騎手がソツなくなっての辛勝。叩いての上積みは見込めても、いきなり重賞で通用するかとなると疑問符も。
ブレークアップ(→)
前走は自身の型に嵌めることができた鞍上の作戦勝ち。とはいえそれまで差す競馬をしていた馬がいきなり逃げるというのも馬に力がなければできぬこと。力は着実に付けているだろうし、臨戦自体も平行線とはしたものの悪くはない。マイペースが叶えばあるいはといった感じ。
ルペルカーリア(→)
前走の毎日杯は4着とはいえ、5着以下は低レベル。3着はキャリア1戦プログノーシス。それを考えるとハイペースを先行しての敗戦とはいえどこまで評価していいものか。
良血だけに人気になることは目に見えているが、実質のキャリアは現状未勝利勝ちのみ。ただ、友道厩舎がレッドジェネシスと2頭出しをかけてきたとなると共倒れするケースは考えにくいし、場合によっては親子丼も想定できてしまう。何しろ友道厩舎の管理馬は中京2200mのような地力、スタミナを要求されるコースが滅法得意。普段からそういう仕上げを施されている。
レッドジェネシス(→↗)
前走で遂に本格化という勝ちっぷりを披露した。4馬身離したリーブルミノルが次走でアザレア賞を完勝しているのだから価値ある勝利。ただ、この勝利が本格化なのか距離が延びたことが良かったのか、川田騎手の運びがうまかったのかは実はまだ不透明。
ディープの若駒が勝って挑む重賞というのは当然上昇評価の臨戦となるが、この馬は新馬以来幾度も人気を裏切ってきた過去がある。とにかくズブく勝った3走前もかなりの辛勝だったし、2走前の6着というのも案外な結果。前走のように途中から動いて主導権を取れればいいが、重賞であの競馬ができるかどうか。少頭数なので出来る可能性はあるが、人気を加味すると出来ないケースも想定しておいた方が得策かも。というわけで、良い面、悪い面が交錯しているので、ここは▲評価が妥当といったところ。
ワイドエンペラー(→↗)
前走はスタートで躓き後方からの競馬。勝った時が2番手からの抜け出しだっただけに、慣れない形で3着まで追い上げた内容に価値を見い出せる(デビュー戦では同じようなスタイルで大敗)。スタートを決めればある程度の位置は取れるだろうし、インをロスなく回れれば食い込みも。好走時は上がりの掛かる競馬ばかりなので、開幕の馬場状態は注視したいところだが。
以上より印
◎⑧マカオンドール
○⑦エスコバル
▲⑩レッドジェネシス
△②ヴェローチェオロ
△④ルペルカーリア
今週は身体を休めたかったので週中に更新できずでしたがまたよろしくお願いします。
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。