狙い馬 競馬

2021 エルムS 連動レースはマリーンS

先週のクイーンS、血統、臨戦、枠順、人気…すべてが良さげに映ったフェアリーポルカを本命としたが、私が戦前に見聞きした限りでは、この馬を狙っている人がかなりいた。こういう時ってだいたい来ないんだよな~なんて思いつつ、6番人気だったから罠に飛び込むつもりで本命を打ったのだが…やっぱり罠だったという(^^;

"誰もが穴として狙いたくなるような馬はたいてい来ない"という明確な根拠はなさそうな持論があるのだがまさにその通りの結果。

さらにもう一頭穴で狙ったイカットが、このフェアリーポルカの進路取りの影響で詰まるという不運。直線で一瞬はどっちも来た!と色めきたったんだけどね。そうは甘くありまへん。

 

ただ、週中の見解ではクイーンSはヴィクトリアマイル組からということは言及していたし、その序列もテルツェット>マジックキャッスル>シゲルピンクダイヤとしていた。シゲルピンクダイヤはデータ的にも×だったし、外枠だったのでばっさりいけた。

テルツェットは2番人気だと思ったら3番人気。常に人気先行するルメールが騎乗してこの人気は妙味あり。YouTubeなどでもこの馬を危険視する声が散見された。妙に穴狙いされていたフェアリーポルカとは逆に、こうして評価を下げた馬がその評価をあざ笑うかのように来てしまうのが競馬の面白いところ。

私自身は馬連を取ったもののガミ…という結果でしかなかったが、全体としての見立ては大きくずれてはいなかったかなと。

 

そんなわけで、今週もまずはエルムSをざっくり検討していきましょう。

クイーンSの連動レースがヴィクトリアマイルならエルムSのそれはマリーンS

マリーンS組は過去10年で7年で馬券

馬券にならなかった2012年、2014年、2016年はエルムSで4番人気以上の馬がいなかったが、それでも2012年はたった一頭のマリーン経由馬が9番人気5着、2014年は12番人気4着、13番人気5着とあと一歩のところで波乱の使者となりかけており、良いローテーションとして確立されているのは確か。

 

この組で過去に馬券になっている馬の特徴は明確。

①マリーンSで2番人気以内かつ3着内(3着馬は1番人気)

②上記①に該当した上でエルムSでも2番人気以内

※いずれも5歳以下

このデータに該当した馬しか馬券になっていない。

マリーンSで人気になってその通りに好走し、本番でも2番人気以内に支持された(かつ5歳以下)。

つまらないが、素直に実績と人気で判断すればいい。

 

今年のマリーンSは5頭

スワーヴアラミス 3番人気1着

オメガレインボー 5番人気2着

ダンツキャッスル 2番人気3着

ロードゴラッソ 6番人気11着

タイムフライヤー 1番人気12着

なんと今年①②に該当する馬がいない。

ニアピンはスワーヴアラミスとダンツキャッスルか。

 

このローテは中3週でちょうどいい間隔だろうが、マリーンで激走していれば反動もこわい。

その馬にとって激走であったか次走に余裕を残せたかを見分ける指標のひとつが人気だとみている。

人気馬が人気に応えて結果に応えればそれは楽走と判断できるし、逆に人気薄の馬が人気以上に走れば激走(次走に余裕なし)という見方をしていいのでは。

 

今年はスワーヴアラミス、オメガレインボーがいずれも人気以上に走って(しまって)いる。それなりに人気を背負っていたし、もともとOPなら上位の実績も持っていた2頭、精魂尽き果てるほどまで走ったとは思えないが、例年エルムSで馬券になっている馬ほどの信頼感があるのかどうか…

この2頭の比較で言えば、スワーヴアラミスは序盤から押して押して好位を取りに行っていたので、今回内枠にでも入って位置を取れなかった時に破綻があってもおかしくないが、以前は差し一辺倒だったオメガレインボーが中位から鞍上の意のままに動く競馬ができていた走りに好感。オメガの終いの粘り腰は見事だったが、現在の充実度と競馬のし易さという面ではオメガに分がある気がしている。

 

悩ましいのはマリーンSで1番人気だったタイムフライヤー。結果は12着だが、過去のマリーンS組で馬券になった馬がいずれもマリーンSで2番人気以内だったことを思うとまだ見切るのは早計という見方も。

ルメールがあっさり見切ったのは気になるが、前走は負けて当然というこの馬の持ち味無視の騎乗だったし、どう考えても能力を出し切ったとは思えない。近走のリズムは悪いが、前走で全く力を出し切っていない馬の臨戦上昇(↗)にも該当する。ハーツクライ×ブライアンズタイムならまだ枯れるには早い。もともとG1級のレースでは足りず、マイル戦では忙しく、ローカルG3あたりで力を発揮してきた馬。叩き2走目、本来の差す形なら巻き返しがあっても驚けず。

 

ダンツキャッスルは大沼Sではスワーヴアラミスに先着。中1週のマリーンSではその疲労も懸念されたが0.1差3着と格好は付けた。下のクラスから上がってきた馬だが、3歳時にユニコーンS3着の実績があり、ようやく本来の力を取り戻してきた印象。重賞でも格負けはしない。今回の懸念は函館開催で不器用な脚質が災いしそうなのと最近目立たない菱田騎手か。

 

ロードゴラッソは近走の実績通り今回は厳しそう。

 

マリーンS組は一頭は馬券になると思うが、その序列は悩ましい。

今のところ、タイムフライヤー>オメガレインボー>ダンツキャッスル>スワーヴアラミス かな。

でも、まだ火曜日段階なので変わるかも。

 

とりあえず今回はこの辺りまで。

他の組で気になる馬は臨戦過程のみで。

アメリカンシード(→↘)

ウェスタールンド(→↗)

ソリストサンダー(→)

レピアーウィット(→↗)

ロードブレス(→↗)

 


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