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2021 秋華賞 有力馬の臨戦過程評価

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アールドヴィーヴル(→↗)

この馬の白眉は現状クイーンC。休み明けで-18キロという時点で即消し対象としても良さそうなのに、キャリア1戦の身で長距離輸送の東京遠征かつ重賞挑戦という無謀とも思える臨戦。それでいてアカイトリノムスメとタイム差なしの2着は素晴らしい。

ただし、そんな激走を演じた後の桜花賞はどう考えても臨戦過程(↘)。5着なら「意外と走ったな、やっぱり力がある」というのが率直な感想。

オークスはデビュー戦から24キロ減らした桜花賞時と同体重。クラシックだから無理してでも使ったようなもので、それでも勝ったユーバーレーベンから0.3秒差の5着。桜花賞で0.5秒の差を付けられたアカイトリノムスメとの差も0.2まで詰めた。この馬とアカイトリノムスメの力差はほぼ無きに等しい。

ただ、どうしても自分で競馬を作れない脚質だから流れ次第なところはあるし、良くも悪くも相手なり。この手のタイプは前走のように1番人気だと少々危なっかしいが、逆に人気が落ちれば妙味の対象となる。よって人気のプレッシャーから解放されそうな今回の臨戦は当然プラス。根性は抜群だから内枠が歓迎。

 

アカイトリノムスメ(↗)

出走馬中1番の臨戦過程評価を献上するのがこの馬。いくら臨戦が良くても問題は能力面だけど、能力の高さは春の実績が示す通り。

ただ、近3年オークスからの直行組が馬券になっているとはいえ、アーモンドアイ、デアリングタクトの3冠牝馬に、今や女傑に成長したクロノジェネシス。来ているのは明らかに能力が抜けていた馬だけ(この時点でクロノジェネシスがそこまで抜けていると思った人は少ないとは思うが…)。

アカイトリノムスメは決して能力の抜けた馬ではない。母アパパネを少しスケールダウンしたような存在。おそらく古馬になってアーモンドアイやクロノジェネシスのように牡馬相手に戦うような馬には育たないだろう。まぁ今回のメンバーで能力上位は確かなので、臨戦通り普通に高評価はするつもりだけど、ルメールに袖にされた点は若干気になっている。

 

アナザーリリック(→↗)

前走の強さにはまぁたまげた。3歳夏時点で3勝クラスを勝てる馬は相当に強いという持論。負かした相手がすぐに重賞を勝ったし、この馬も遅かれ早かれ重賞で活躍できそう。新潟1800mからの臨戦が阪神2000mにリンクするのか?という点がやや懐疑的も、ソダシが早めに動く流れなら末脚炸裂があってもおかしくない。

でも、本当に狙いたいのは、秋華賞で8着くらいに負けた後のターコイズS。ターコイズでお会いしましょう(笑)

 

アンドヴァラナウト(→↘)

福永騎手が桜花賞3着で紫苑Sも完勝したファインルージュを振るとはねぇ。それだけこの馬に惚れ込んでいるんだろうね。桜花賞がスポットだったファインに比べてこちらはデビュー以来自身が育て作り上げてきたという自負もあるのだろうね。

ただ、今回に関しては前走がうまく運び過ぎた点がやや気になる。ローズSを完勝して本番ではなばなしく散ったスターバレリーナがちょっとだぶるね。本質的に奥手な母系だし、まだメンタル面の脆さが完全に解消されたかどうかの疑念も。前走4番人気だったのに、格の上がる今回は3番人気以内は必至。消せないけどヒモの一頭というイメージ。

 

ステラリア(→↗)

昨日の記事の通り期待はしているけど、実はこの馬に近い筋からの情報だと弱気なんだよね…。その情報を聞く前まではこの馬から攻めようと思っていたんだけど、そんな話を聞いてしまったから、だったら除外になってくれた方がええわなんて思い始めてもいる。まぁ関係者情報ほどアテにならないものもないからね。穴としての期待は持っているよ。

 

ソダシ(→)

今更この馬のことについて言及することもないけど、前走の札幌記念から。

重賞を勝って勢いに乗るトーラスジェミニ(まがりなりにも安田記念5着馬)が、ソダシが早めに並び掛けてきたことに萎縮して10着に沈んだという事実だけでもいかに彼女が強かったことか。そんな強引な競馬で古豪を潰しながら、ラヴズオンリーユー、ペルシアンナイトといった古馬G1馬を封じてしまったんだからすげーね。

ただ、このパフォーマンスが素晴らしすぎたことが今回にどう影響するか。競走馬は毎回同じようなパフォーマンスを発揮できるとは限らないから。前回は人気とはいえ多少なりとも挑戦者(2番人気)の側面があったけど、今回は完全にマークされる立場に戻る。極端な言い方をすれば1対15の様相。それを受けとめて今回も勝ち切ったらアッパレだけど、阪神2000mという舞台も決して甘くはない。絶対視まではしないかな。

 

タガノパッション(→↗)

過去10年の3着内30頭中、前走6着以下の馬はわずかに2頭。よって前走ローズS12着の時点で運の尽きといった感はある。

ただ、この巻き返した2頭のうちの1頭がリラコサージュという馬なのだが、本馬同様に春にスイートピーSを勝っていたという共通点があった。リラコサージュはその後オークス8着、夏場休養、ローズS18着からの一変で秋華賞を3着(15番人気)と激走した。この馬を買える要素を後付けで考えれば、一応春にOP実績はあったこととローズSでは+20キロだったという点。

そして本馬はといえば、ローズSは+14キロ。レースも直線スムーズさを欠いて能力を発揮しきれず。リラコサージュほどの穴ではないし、穴党が狙いそうな点が微妙だけども十分巻き返しはあり得るとみた。

ちなみにもう1頭の6着以下からの巻き返し馬はモズカッチャン。この馬はオークス2着。本馬はオークスで2着馬から0.2差4着。デビューから2ヶ月でオークス4着した馬なんていないでしょ(調べてないけどw)

 

ファインルージュ(→)

福永騎手に袖にされたが、ルメール騎手と元さや。この馬とアカイトリノムスメとアンドヴァラナウトは騎手の入れ違いで評価の序列が難しいけど、まぁ紫苑Sは普通に強かった。ダテに桜花賞でソダシから0.1差の3着してないね。

ただ、紫苑Sはステップレースとしての地位を確立したとはいえ、勝ち馬に関しては成績が案外。1番人気だったビッシュがあっさり10着に沈んだのを筆頭に、去年のマルターズディオサも7着。まぁ、唯一紫苑から秋華と連勝を飾ったのがルメール騎乗のディアドラなので杞憂かもしれないけど。

ちなみにあの年のディアドラのルメールは初騎乗で初勝利。500万、1000万、紫苑Sとディアドラを勝利に導いた岩田騎手はなぜかこの馬を捨てて他の馬を選んだんだよね。そしてその選んだ馬は13着敗退(さてこの馬は何でしょう→正解はブログランキング欄にw)。

 

ユーバーレーベン(→)

調整不足が囁かれているね。中間は脚部不安もあった馬だし。ただ、それでも陣営が使ってくるのは何故だろう?

①実は仕上がっていながらの煙幕

②エリザベス女王杯への叩き台

③とりあえず使ってみるだけ

②か③かな~

ただ、能力のある馬に後ろ向きな報道がなされる時ほどそれをあざ笑うかのように走ってくることがままあるのが競馬。セントライト記念のオーソクレースなんかもその典型で、ルメール騎乗で5番人気(3着)だったからね。

オークスを完勝したユーバーレーベンも5番人気想定。あまり軽視するのもどうかと思いつつ、でもやっぱりヒモまでかな。

 

 


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