狙い馬 競馬

2021 愛知杯予想

愛知杯を検討するにあたって、今の中京馬場を検証しよう。

先週のシンザン記念レース後の各馬のコメントの中で気になったのが、

ククナのルメール騎手「良い馬場で良い枠なら、もっと良い結果が出たと思います」

ダディーズビビットの浜中騎手「パワーがいる今の馬場は合わない感じです」

なんていうコメントが気になった。

 

目立った降雨こそないものの、見た目にも内目はいかにも荒れているし、確実に馬場は疲弊しているようだ。

そのシンザン記念をワンツーしたのがモーリス産駒のピクシーナイトとルークズネスト。

いずれも500キロを越す巨漢馬であり、ピクシーナイトの母系にはダンシングブレーヴ、ルークズネストにはシャーリーハイツなどの欧州の血が見える。

翌日に行われた寿ステークスでは14番人気のツーエムアロンソが勝ったが、この馬も550キロの巨漢にして、メイショウサムソン産駒。母系にはダンジグやリアルシャダイといったスタミナの血を保有。

他の芝レースでも軒並み500キロ超の馬が馬券に絡んでいるように、今の馬場傾向は、馬力パワースタミナを要する馬に分があるようだ。

 

グラマラスボディの馬たち

そういう観点からまず単純に馬体重から可能性のある馬を見い出せないか?

牝馬なので、500キロラインを480キロ超ラインとして該当する馬は…

 

アブレイズ(494キロ)

キズナ産駒で母系にジャングルポケット。タフなペースを2番手から押し切ったフラワーCの内容から近走不振もあなどれない存在。この馬の坂路の動きはG1級。どこかで一発ありそうだが。

 

ウインマイティー(480キロ)

ゴールドシップ×カコイーシーズ。野武士のようなタフで逞しさをイメージさせるスタミナ配合。道悪の忘れな草賞を快勝しているし、左回りのオークスも3着。近走のリズムの悪さは気がかりも一発あっていい。

 

ウラヌスチャーム(498キロ)

母系は軽めも父ルーラーシップ自身がスタミナの血を保有。2走前の新潟牝馬Sの内容からも道悪適性は相当。このレースは2年前にも4着の実績あり。不器用すぎる捲り戦法しか使えないが、岩田康騎手への乗り替わりはプラスだしハマれば。

 

カセドラルベル(564キロ)

超巨漢にしてハーツクライ×シンボリクリスエスのスタミナ配合。中京コースは1戦1勝、2000mも3-2-1-2。今の馬場傾向にはピッタリな感もある。

 

タガノアスワド(518キロ)

母系は軽めも父ネオユニヴァース自身がスタミナ保有に道悪適性もあり。ただ、掛かり気味に逃げるタイプで同型もいるのでさすがに重賞ともなると厳しいか。

 

ディアンドル(492キロ)

ルーラーシップ産駒で母系にエリシオ。3歳時に1200mで5連勝したが実は中距離型?前走で初の2000mを走ったが、そこまで悪い内容ではなかったが。ただし、常識的には厳しい。

 

ナルハヤ(510キロ)

母系にダンシングブレーヴ、道悪適性もあり。マーメイドS4着も頑張ったけれど。とはいえ当時以上に相手が強く条件も厳しい。

 

しまった…

巨漢馬をチェックしていたら血統的に面白い馬が多く、どの馬も不気味に感じられてきてしまった。

ただ、前走で逃げていたタガノアスワド、ディアンドル、ナルハヤの3頭は、真っ向勝負で通用するとも思えず、馬齢、鞍上、成長力等を加味して消し。

 

このグラマラスボディ軍からの穴候補は、アブレイズ、ウインマイティー、ウラヌスチャーム、カセドラルベル

こんな荒れそうなレース、少しでも気にある馬はとりあえずヒモには残しておこう。

 

前走秋華賞組 過去10年 0-0-0-12

1番人気スマートレイアー、2番人気パッシングスルー、3番人気リカビトスを筆頭に、5番人気以内の馬が6頭もいながらこの成績というのは、やはりこの時期の牝馬にとって最大目標である秋華賞をピークで迎えたツケがここで現れると判断するのが妥当だろう。先週の3勝クラスでも秋華賞4着パラスアテナが4着に敗れたこともその根拠の後押しとならないか。

今年の該当馬はマジックキッスル、アブレイズ。

特に10番人気の激走とも思えたマジックキャッスルは、小柄な馬体も相まって思い切って軽視の方向で。アブレイズに関しては、稽古の動きは相変わらず素晴らしいこと、血統・馬格が今の馬場に合っていそうなこと、秋華賞が18番枠で道中も不利があったこと、人気がなさそうなことからヒモ穴としては押さえたい。

 

前走エリザベス女王杯組 過去10年 3-4-1-26(複勝率23.5%)

可もなく不可もなくといったところだが、愛知杯が小倉で行われている時も含めて、ここで1番人気に支持された馬の成績は、1-1-0-4、2番人気も1-1-1-2と過信禁物というデータが出ている。

また、今回の人気に関わらず、エリ女組で馬券になった馬は8頭いるわけだが、小倉で行われた昨年の2着馬アルメリアブルームを除いた共通項としては、近1年以内にG3で2着以上の実績がある点。

 

・アルメリアブルーム 5番人気2着 2走前牡馬混合3勝クラス

・ワンブレスアウェイ 8番人気1着 マーメイドS(G3)2着

・ノームコア 1番人気2着 紫苑S(G3)1着

・ディアデラマドレ 1番人気1着 マーメイドS(G3)、府中牝馬S(G2)1着

・キャトルフィーユ 2番人気2着 クイーンS(G3)1着

・オールザットジャズ 2番人気3着 福島牝馬S(G3)1着

・フミノイマージン 2番人気1着 福島牝馬S(G3)、マーメイドS(G3)1着

・ブロードストリート 9番人気2着 マーメイドS(G3)2着

 

2走前に牡馬相手のG2を勝っているセンテリュオは有力。牡馬相手の小倉記念2着のあるサトノガーネットもまずまず。

ウインマイティーはオークス3着はあるが、近2走ともに1秒以上敗退馬の好走例が過去に1例(近走の影響を受けない休み明けのバウンスシャッセ)しかなく常識的には厳しい(ブリンカーを装着してくるのは少し気になるが)。

また、ウラヌスチャームは重賞実績こそないが、OP特別を2勝しているのでヒモ穴としてなら押さえてもいいが、そのいずれの勝利も極端な奇襲戦法だったので、フルゲート2000mかつ内枠を引いて器用な立ち回りができるのか。近走2200m以上ばかりを使われているのもマイナス要素。

馬格と血統面で残していたウインマイティーとウラヌスチャームを泣く泣く消した。

泣くくらいなら無理に消さなくてもいいけど(笑)。印上は多すぎてしまうのでね。

 

…と、うだうだ書いてきたわけだが、本命馬はここまで挙げた中にいないという。

 

本命は◎ランブリングアレー

前走時の馬体重470キロは及第点。血統も母系にロベルト系のシンボリクリスエスならスタミナ面も問題なし。逃げ馬が揃い締まったペースが予測される中で、近走ハイラップのレースで3勝を挙げている点も強み。前走は距離不足の上に枠も厳しい。ターコイズSからの参戦馬も近4年のうち3度馬券に絡んでいる。2走前のカシオペアSでは次走で重賞を勝つボッケリーニを完封の実績も後押し。母の弟にトーセンラー、スピルバーグという古馬G1勝ち馬がいる成長力も頼もしい。友道調教師が大切に育んできた力が今年は開花しそうな予感。その第一歩をここで咲かせて欲しいもの。

 

レッドアステル

馬体重450キロ。小柄な馬体に今の馬場は不安だが、桜花賞出走時に408キロだったことを思えばいかに成長してきたことか。何より本馬は今回のメンバーの中でも最も臨戦過程が良い。湾岸Sではキングオブコージの2着もあるし、能力自体はここでも決して引けを取らないはず。

 

以下、先の考察から下記の馬たちを。

▲⑤センテリュオ

△⑬アブレイズ

△⑨カセドラルベル

△⑦サトノガーネット

△⑩サトノダムゼル

×⑪デンコウアンジュ

シゲルピンクダイヤは9番人気でズバッと本命にした前走時の方が良い臨戦だったし、皆が後追いを始めているので、あえて軽視の方向で。

 

無駄に長くなりすぎた…

もともとnoteにアップしようと思っていたレースなんだよね。

これでもそれを随分削ったんだけど…

長けりゃいいってもんじゃないから、もう少し簡潔にせんとな。

 

小倉分は土曜日の朝にサラッとになりそう。

もともと小倉は開幕週だし様子見という感じもあるからね。

ほな、今日はもうおやすみなさい。

 

 


最強競馬ブログランキングへ

小倉メーンの本命だけ挙げとこう

 

-狙い馬, 競馬

© 2024 なみへい見聞録 Powered by AFFINGER5

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。