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2021 マイルCS見解 ~ 28年前の想い出と共に~

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今年のジャパンカップ、頭数は揃ったけど、コントレイルVSシャフリヤールでしかあり得ないような感じ。今年は松島氏のジャパン、ブルームが来日するとはいえ相変わらず内国産限定戦の様相に変わりなく…

昔は…って言いだすと『生きた化石』扱いされかねないけど、昔はさ、凱旋門賞を走ったばかりの海外の超一流馬が来てくれて、日本のトップホースとの戦いに心ときめかせたものだけどね。

まぁ、だいたい鳴り物入りでやってきた外国馬は期待外れに終わるのがオチだったし、あえてリスクを冒してまで来日したくないってのも無理はないんかな。

日本馬ですら香港に行っちゃうぐらいだから、賞金にモノ言わせるばかりではなく、根本からジャパンカップのあり方を見直さないと今後も看板だけの薄っぺらいG1になってしまいそう。それでも昨年は盛り上がっただけに今年はなんだか残念。

そんなわけでJCは前記2頭で2議席は仕方ないと思っているし、他のメンバーも微妙なので、まずは今週のマイルCSに集中。こちらは女帝アレグリアと王者インディに若い3歳馬たちが挑む構図となかなか面白そう。

 

グランアレグリアがこのレースを最後に引退。藤澤調教師にとっても最後のマイルCS。

何が感慨深いって、藤澤調教師にとって最初のG1制覇がこのマイルCSだったんだよね。今から28年前、シンコウラブリイが引退レースを見事に飾った一戦になるんだけど、ラブリイファンだった私にとっては昨日のことのように鮮明に思い出すレース。毎日王冠⇒スワンS⇒マイルCSを含む4連勝での引退だったんだよ。引き際の美学が過ぎるわってね。

シンコウラブリイは3歳の身で挑んだ前年のマイルCSでも2着していて、その時が私の馬券初当たりだったこともあって非常に思い入れの強い馬なんだけど、もう28年も前かいな。

年月の早さに驚愕すると同時に競馬の魅力の偉大さにも感嘆する。だって、私はこの29年、一週たりとも休まず競馬を続けてきたわけだから。途中で飽きて一時休戦とかも一切ない。29年もの長きに渡って一週たりとも馬券を買わなかった週がない(しかも土日とも)。どんだけJRAにお布施してんだよって話だけどな(笑)

当時は後楽園ウインズに行くしかなかったけど、例え熱発等の病に侵されていたとしても、行くことが義務であるかのように、毎週ドームの横を通って券売機に向かって歩いてた。そして馬券を買ったらすぐに帰宅するんだよ。レースを観るのは自宅。ウインズにとどまることはほとんどなかったな。定期もなかったから電車賃もバカにならなかったろうに。それでも雨の日も雪の日も熱発の日も通った。

 

さて、ラブリイに話を戻すが、私自身、藤澤調教師にお目見えする機会を得た時に「僕が競馬を好きになったきっかけはシンコウラブリイのおかげなんです」と伝えたほど思い入れがあるが、師にとってもラブリイに始まり、アレグリアで終わるぐらいの感覚があるかもしれないね。当然ながら有終の美を飾りたいだろうけど、師なら勝たせるために特別なことを施すではく、最後まで馬優先の理念の下に普段通りの調整を施してくるのだろうけど。

 

ところで、シンコウラブリイが有終の美を飾ったあの日のあのマイルCS、2着にはOP特別勝ちの実績しかなかったイイデザオウ、3着にはG3を2着(しかも3歳限定戦)の実績しかなかったドージマムテキ。ラブリイの強さを美化したい思いはあるけれど、レベルメンバーはかなり低かった。

方やグランアレグリアが今年対峙するメンバーは…

3歳春の時点で0.1差の着差しかなかったシュネルマイスター、あれから半年が経ち、アレグリアが緩やかながらに力を落とすのとは対照的に、若いシュネルは日々成長。それは毎日王冠でも証明された。

ダノンザキッドはキャリア一戦の身で挑んだ東スポ杯で後の菊花賞馬タイトルホルダーの完封した逸材。ホープフルSでもタイトルを返り討ちにし、菊花賞2着オーソクレースもねじ伏せた。弥生賞でタイトルホルダーに初めて敗れ、シュネルマイスターにもクビ差及ばずの3着だが、これは展開に拠るところが大きく、そこで1.3倍の人気を仰いだ本馬なら復調さえすれば、タイトルホルダー、シュネルマイスターに続いて大きな勲章を得る可能性も十分。

東のホープフルを制したのがダノンなら西の朝日杯を制したのがグレナディアガーズ。ここで完封したステラヴェローチェがクラシック3冠で③③④着なら本馬の力も本物。そのレース以後は②③③着ながら、ファルコンSは叩き台、NHKマイルCはテン33.7の激流を4コーナー2番手から踏ん張った内容は勝ち馬シュネルマイスターをも凌駕する内容。前走の京王杯は先を見据えた差し競馬にも対応したし、前哨戦と割り切れば上々の3着。

 

シンコウラブリイが引退レースを制した時の3歳馬ドージマムテキ(3着)とはわけが違う、相手が違う。これはグランアレグリアとて楽観できない状況だ。

というわけで、今年はグランアレグリア vs 3歳 vs 古豪(インディチャンプ・サリオス)の様相に異論を挟むものはいまい。

 

続いてはその馬たちの臨戦過程評価。

 

インディチャンプ(→)

前走安田記念の内容を物足りないとする向きもあるようだが、高松宮記念を迎える時の臨戦過程が良くて(私も本命にしたぐらいで)、安田記念を迎える時の臨戦過程は(→↘)ぐらいだったことを思えば4着なら「やっぱり地力はあるな」というのが当時の感想。遅めの流れがステイゴールド産駒の本馬には向いてもいなかった。今年は去年と同じ臨戦。良くもなければ悪くもないというところだけど、今年もまず崩れないだろう。休み明けを走らないという風潮は仕上げの問題だけ。今年取りこぼしている阪神カップ、阪急杯はいつもの前哨戦仕様で緩仕上げだったし、舞台も流れもベストだったとは言い難い。阪神マイルで本気仕上げなら崩れない。近親のリアルインパクトは3歳時に安田記念を勝って7歳時に豪州G1を勝った。そんなところからも顕著な衰えの心配もないのでは。

 

グランアレグリア(→↗)

天皇賞とマイルCSは同じG1でも格が違う。当然、天皇賞の方が断然格が上。天皇賞で上位争いできなかった馬ですらマイルCSなら勝ち負けという事例を何度も見てきた。よって天皇賞で3着した本馬ならアクシデントさえなければマイルCSは勝ち負けできる。懸念されるのは中2週での臨戦だが、これほどの馬を使ってくる以上は問題ないと判断したいし、今回よりも臨戦過程の良くなかった安田記念ですら2着を死守しているわけだから、今回も勝ち負けできるとみるのが自然。インディチャンプを崩れないと評したが、どちらも崩れなければ地力はアレグリアの方が上で。

 

グレナディアガーズ(→↗)

京成杯からマイルCS直行という例は少ないが、近年ではミッキーグローリーが京成杯1着からマイルCS0.2差5着。本馬の気質や中内田調教師の仕上げの特徴からもこのゆったりローテはいい方に出そう。しかも、京成杯で生涯初めて差す競馬を試みているし、今回はどんな形になっても対応できる強みがある。朝日杯を高速ラップで制しているだけに高速馬場向きの印象はなきにしもあらずだが、ガリレオの仔フランケルの産駒だし、パワー馬場にも対応できていい。

 

サリオス(→)

すっかり影が薄くなってしまった4歳世代。だからといって4歳馬全てが弱いというわけではなく、クラシックでは世代No2だった本馬の能力を貶める理由にはならない。3歳の身で毎日王冠を制したのがシュネルマイスターなら本馬も同様。昨年のマイルCSは大外枠を引いた時点で不利だった上に流れもスローの前残り。惨敗があってもおかしくない状況下でグランアレグリアと0.4差、インディチャンプと0.3差なら、3歳から4歳に成長した本馬の逆転があっても驚けない。大阪杯は特殊な不良馬場の内枠、安田記念はそもそも舞台設定が合わない上に最内枠で道中不利。近3走がいずれもG1のハイレベル戦で納得のいくレースは一度たりともなし。キャリアも浅くまだ見切れない(だからしぶとく人気になり続けるのだが…)。

 

シュネルマイスター(→↘)

母系はサドラーズウェルズ系ながらディープ並の切れ味を誇るキングマン産駒。当初は洋芝や中山で好績を挙げていただけに東京がわりでどうかとの見方もあったが、東京に変わってからの近3走のパフォーマンスが素晴らしい。特に2走前の安田記念。目標のNHKマイルCを勝利した後の中3週。決して楽な臨戦ではなかったはずだが、歴戦の猛者たちに割って入る3着。ただし、本来はレース間隔的にも悪くはないはずの毎日王冠からの臨戦は、過去3年、アエロリット、ダノンキングリー、サリオスといった勝ち馬たちがマイルCSでは撃沈している。前走が直線一気だった点も今回を迎えるにあたってはプラスとは言えず。

 

ダノンザキッド(→)

富士Sを軽く凡走してからマイルCSで逆襲した3歳馬といえばペルシアンナイトが有名。ペルシアンの皐月賞2着ほどの実績はないにせよ、本馬とてG1馬。そして、このレベルの3歳馬なら普通に通用するのがマイルCS。あとは本来の状態が戻っているかどうか。皐月賞は気性的な脆さを露呈しただけで能力とは関係のない敗戦。前走も22キロ増で外枠からの難しい競馬になりながらも崩れず4着。そこまで切れる馬ではないだけに完全な瞬発力の争いになったことも不利だった。今回の舞台は合いそうなイメージ。馬体が絞れてくれば首位争い可能。

 

もともと良いと思って残した馬たちだから良いことしか書けず、この見解に意味があったのか?という感じだけども、現時点ではグランアレグリアが一歩抜けていて、あとは横並びといったところか。強いて言えば2番人気になりそうなシュネルの評価を一枚落とすという感じかな。そのあたりは明日からの追い切り、枠順なども加味して序列を決めていきましょ。

 

 


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↑ほぼ上記の馬たちで決まりそうな予感だけども唯一穴馬として気になるならこの馬

 

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