競馬

2020 信越S 臨戦過程評価(今週の裏メーン)

Twitterでは少し触れたけど、今週は秋華賞以上に楽しみなのが新潟の信越S。

どの予想家も秋華賞に集中する今だからこそ、私はあえて別の道を探求しようではないか。

 

では早速、各馬の臨戦過程評価を交えての簡単な見解を。

登録頭数が多すぎるので、初めから厳しいと思われる馬は省いているので悪しからず。

 

臨戦家庭評価

アビーム(→↗)

前走は熱中症とのことで能力を発揮しきれなかったという意味ではやや上昇。ただし、そもそもなぜこの馬が一番人気?という過剰評価であったし、もともと安定感はあっても、昇級初戦の初OP戦で一番人気になるほどの力があるのかどうかも現時点では疑問。少なくとも前走のようなことはないだろうが、ここで確実に上位争いできる能力も示してはいない。一気に人気が落ちるなら妙味はあるので軽視はしないが、軸にすることはない。

 

アンコールプリュ(→)

このレースは3年連続出走。昨年は臨戦過程が悪く6着も、陣営がこの舞台に照準を合わせて使っているように合わない舞台ではない。今年も別段上昇の感じられる臨戦ではないが、昨年よりは悪くないし、稽古の動きからもひと頃の不振を完全に脱した感があるので、勝ち負けに加わってもおかしくはない。

 

ウーマンズハート(→↗)

あまりにもリズムを崩しているので半信半疑だが、クラシック路線を捨てての参戦で面白い臨戦だとは思う。稽古の動きもここ最近では一番良い雰囲気だし、デビュー当時の輝きを取り戻しつつあるような気も(あくまでも稽古だけだが)。相性の良い新潟だし、変わるならここしかないというタイミングでは。

 

カリオストロ(→)

前走に関しては初古馬の洗礼を浴びての最下位ということで度外視可能。激流を経験した後の今回なら割と走りやすい条件となるだろう。かなり気の勝ったタイプなので、果たして古馬相手の新潟で先行押し切りが可能かとなると、なかなかそのシーンは想像しずらいが。展開に恵まれた時の押さえ。

 

ギルデッドミラー(↗)

春先からクラシック路線には目もくれず独自の道を歩いているが、だからこそここも取りに来た一戦ともいえる。前走は初古馬相手の重賞ながら一番人気の支持を受け、そのプレッシャーの中でハイペースの先行策。上位を後方に位置した馬たちが占める結果を思えば相当に強い内容の6着。ベストパフォーマンスが4走前の1400m戦でもあったし、今回はおあつらえ向きの条件と言えそう。前走時は1番人気のオルフェーヴル産駒の危うさを危惧したが、今回の臨戦なら1番人気でも無難に走ってくるとみる。

 

ケイデンスコール(→↗)

NHKマイルC2着後は6戦して5回二桁着順と鳴かず飛ばずだが、休み明け、距離、展開、馬場等ほとんどのレースでそれなりの敗因はある。前走も休み明けで58キロを背負い、直線で最後にブレーキが掛かるシーンもあったので、叩き台と思えば悪くない。自分で競馬を作れない馬なのであくまで展開次第だが、人気次第では穴として押さえても面白い。

 

ジャンダルム(→↗)

中山マイルがベストと思うが、臨戦自体は悪くない。デビュー2戦目以後の17戦中15戦で重賞に出走しているため、その着順には大きな波があるが、2度走ったうちの1度のOP特別は勝っているように、OPなら上位を張れる力は持っている。母は新潟施行のスプリンターズSの覇者だし、案外この条件が合っていてもおかしくはない。藤井騎手から荻野騎手への乗り替わりで新味が出れば。

 

ストーミーシー(↗)

今年の全8戦中5戦が重賞、3戦がOP特別(今はリステッドって言うのかな?慣れない…)だが、後者ではいずれも3着以内に駆けているように、好走のタイミングが比較的分かりやすい馬。当然今回は走り頃のタイミング。2走前はまさか7番人気で(3番人気以内かと思っていた)、実馬券は買わなかった記憶があるが、今回も意外と人気しなければ買いだが、4走前には1番人気になっているしどんなもんだろ。今回も人気次第。臨戦は良くても、あまり人気で買いたいタイプの馬ではないので。

 

ダノンチェイサー(↗)

1年2か月の休養がなければ、もっと大きな舞台で走っていた馬だろう。さすがに復帰初戦こそ6着に敗れたが、前走で復調の兆しを見せ、抜群の臨戦過程でここに挑んできた。1年以上の休み明けの段階から乗り込み自体は十分すぎるほど豊富、動きを見ても即重賞戦線でも通用すると思えたほどだから、この中間も取り立てて稽古から上昇したという感じはないが(でも相変わらず良いは良い)、やはりレース勘という意味でも叩き3戦目というのはプラスに働くだろう。

 

ナランフレグ(→↗)

朱鷺S組(このレースの前哨戦的レースとみている)がたくさんいて、どれかは絡んできそうな予感がするので10回ぐらい見直した。本馬は3着プールヴィルから0.2秒差の7着。この7着のラインまではほぼ差がなく、展開次第でどうにでもなる感触を得た。

そして本馬は、アイビスSDから朱鷺Sに挑んでいた。アイビスSDだけでなくその前も直千だったので、完全に1000m仕様になっていたはずで、そこから2F延長の1400mという臨戦は決して良いとは言えないが、それでも上位と差のないところまできた。今回は1400m→1400mの臨戦だし悪くないだろう。そして、ここでダメでも次走どこかで1200m戦を使ってくれば抜群の狙い時となる。

 

プールヴィル(→)

去年の当レースの2着馬。この1400mという距離に絶対の自信を持っていて前走も休み明けでも3着と面目を保った。ただし、去年の臨戦過程が(↗)とすれば、今回は前走から平行線、可もなく不可もなく。前走は大外枠で多少の距離ロスはあっても終始スムーズに走れていたし、乗りなれた秋山騎手のさすがのアシストだった。今回は乗り替わり、やっぱり可もなく不可もなく。去年のこのレースは、本馬を含めた1~3番人気がそのまま3着までを占めてガッカリした記憶があるので、今年はこの馬あたりが飛んでくれないかなと。

 

レインボーフラッグ(→↗)

この馬は昔から走り頃が分りやすいタイプで、最近でも2走前に推奨して前走はノーマーク。とはいえ3着とハナ差4着まで差し込んできたのには正直驚いた。7歳にして未だいぶし銀的な輝きを放っている。前走時に比べたらやや上昇の臨戦になるので、高齢馬でも一応マークしておきたい。

 

以上、ここに挙げた馬たちは、いずれも可能性は秘めていると思うので、3連系の3列目なら全てに流すぐらいの勢いだ(多いけど…)。

ギルデッドミラー、ダノンチェイサーあたりが人気になるのは読めるのだが、それ以外は何とも言えない混戦なので、後は過剰人気と過小評価を見極めて軸馬を決めたら、どれを絡めていくかを詰めていく作業になるね。

 

 


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↑このレースは本命馬は特別登録を見た瞬間から決まっています。

ただ、この見解を書いているうちに自ら、あ、こっちの方がいいかもと揺らいだりもした(笑)。でも、きっと初志貫徹でいきやす。

 

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