七夕賞は1、2番人気での決着、簡単でしたね。私も最終的に◎ドゥラドーレス、△3コスモフリーゲンで馬連的中です。
ただし!
的中することはできても、しっかりと利益を出すことが難しいとはこのことよ。この2頭の馬連なら絞って勝負目でないと意味はない。コスモフリーゲンが臨戦的にも血統的にもいいことは分かっていたけれど、1番人気から行く以上、3勝クラスを勝ったばかりで2番人気の馬の評価は控え目にしなければ…との思うから、あえて評価は下げ気味で。
しかも、3着のオニャンコポンは過去30年のデータを検証しても、容易に引っかけることはできないタイプ。16頭中16番人気だったマデイラほど買えない馬ではないと言っても、近6戦中5戦が二桁着順、最高が9着という馬は、常識的にはなかなか拾えない…
終わってから振り返れば、オニャンコポンの近2走は東京、京都(不適な舞台)、それ以前はマイル以下ということで、久々に適条件を走れる臨戦面の上積みはあったのかもしれないけれど…とは言ってもなかなかね。
競馬新聞の陣営の談話で、「今回、状態だけは本当にいい」みたいなフレーズを見た時に、一瞬だけ「ほぉ、そうなんだ」と思ったけれど、まさに一瞬で右から左…
キングマンボ系の強いレースだから、血統派は買えたかもしれないけど、個人的にはオニャンコ以上に人気のなかったキングマンボ系のダンテスヴューの方に期待して、こちらは人気通りに大敗という。
この夏のG3はコレペティトールに始まって、マイネルメモリー、オニャンコポンと、荒れるだろうという見立ての更に上を突いてくる。だからといって闇雲の大穴を狙ってもいいことはないし、今週も一頭一頭精査しながら、可能性のある馬の発掘作業を頑張っていくしかないですな。
ということで小倉記念
七夕賞は上がりの速い馬の強さを切り口にして、実際上がり1位のドゥラドーレスが2着。おそらく上がり1位を出してくるのはドゥラドーレスだろうという見立ては誰にでも容易に想像できたことだけど、今週も似たような切り口で検証していきたい(今週は七夕賞ほど容易ではない)。
過去30年、小倉記念の上がり1位の複勝率は78.4%、上がり2位84.6%、3位が41.7%で、6位以下は4.0%。
七夕賞のように上がり1位がダントツではなく、上がり2位の方が成績がいいという状況ながら、上がりを持たない馬の成績不振は七夕賞と同等かそれ以上。
今回は上がりを使えそうな馬に限定しての見解を
イングランドアイズ(近2走上がり2位以内)→
昨夏の小倉で①②着はあるが、臨戦過程の良かった時ですからファベル(3勝クラスで頭打ち)の2着。今回は別段良い臨戦ではないし、前走上がり1位といっても同率1位のシェイクユアハート(1着)との再戦では、ハンデ差を加味したとしても楽ではなさそう。
オールセインツ(全7戦中6戦で上がり3位以内)⤴
新馬戦で下したアスクカムオンモアがプリンシパルS3着を経て現OP。1勝クラスで下したチェレスタがローズS2着。新馬直後に挑んだ京都新聞杯こそキャリア不足を露呈したが、2度目の重賞挑戦となった神戸新聞杯ではメイショウタバル、ジューンテイク、ショウナンラプンタといったG1級を相手に善戦。近2走は3勝クラスで取りこぼしているが、2走前は出遅れながらベローチェエラ、マイネルメモリーといった後の重賞馬を相手に健闘、前走は7ヶ月振りが影響した感じ。自己条件を使わずの重賞挑戦は、陣営の期待の表れ。友道厩舎としては、メリオーレムがいながらの参戦だけに色気がありそう。
カネフラ(近2走上がり3位以内)→
2走前の3勝クラスVは人気薄での激走ながら、2着馬が次走1着、3着馬も先週OPで3着とメンバーレベルは低くはなかったが(今回人気のメリオーレムは10着)、なかなか再現性は難しい。枠、展開ともに最悪だった新潟大賞典もこの馬なりに伸びてはいたし、恵まれればOPでもやれそうな印象だが、それは今回ではなく別の機会ではないか。いくら終いの脚が重要といっても、本馬のように3走続けて4角14番手以下という極端な後方待機馬となると、よほど恵まれないと厳しそう。
シェイクユアハート(前走上がり1位)⤴
2勝クラスで2着時の勝ち馬に、エーデルブルーメ、マイネルメモリー、ショウナンアデイブ、マイネルエンペラーといった後の重賞連対馬。勝ち味に遅い上に臨戦過程が良くないレースも含めて、これらの強敵に互してきたのだから、ハンデのG3程度なら引けは取らない。これが鮮度のある4歳時ならより自信を持って推せたが、5歳でキャリア過多という点がどう出るか。2年近くもの間ほぼ皆勤で使われてきた勤続疲労も少々懸念。ただ、チャンスがあるとしたら、殻を破った後の昇級戦こそと思っている。
ショウナンアデイブ(2走前重賞で上がり2位)→
最悪の臨戦過程だった前走(新潟大賞典)は、穴であっても一銭もいらないと思える状況だったので、敗戦自体を悲観する必要はない。ただ、今回は2走前に好走しと同じ小倉であっても、臨戦過程の良かった大賞典に比べ、さして推せる要素のない臨戦。2走前こそ上がりを使ったが、ディープ産駒にしては切れに乏しく、今回は秀でた上がりは使えないのでは。強調材料に乏しく映る。
ディープモンスター(前走上がり1位、近3走上がり3位以内)⤴
G1級の集ったAJCC、金鯱賞は格負け、2走前のエプソムCは距離不足。目黒記念は久々の長距離だったが、もともと菊花賞5着で適性はあった。G2といっても、ホーエリート、マイネルクリソーラあたりが上位を占めたくらいでメンバーレベルがG3だったことも奏功。今回のハンデG3も本馬にとっては適鞍。東京で健闘したが、本質はO型コース向きだし、当コースではOP勝ちもある。前走がやや走り過ぎの感はあって、妙味面を加味するとおいそれと飛びつけない感じもするが、上位評価の一頭ではある。
ハピ(前走上がり2位)⤵
初芝の大阪ハンブルグCは幻の好走(直線で前壁がなければ好走の可能性は大きかった)だっただけに、新潟大賞典も走られてみれば納得。ただ、前走は道悪でパワーを要求される馬場だったし、ダート馬のパワーが有効に作用した可能性もある。芝適性を判断するにはもう1戦くらい見たいところだが、様子を見ているうちに再度の激走がないとも限らない。前走で好走しても人気にならないようなら押さえ、想定以上に人気するようなら軽視のスタンスで行こうかと。
マイネルメモリー(前走上がり2位)→
レース直後には無理無理…と思う馬でも、終わって改めて検証すると、小回りの函館2000mで乱ペースになれば出番があったかもと思えるくらいの地力と適性はあった。2~3走前はいずれもスローで本馬の父譲りのスタミナと底力を生かせない条件だったし、同様に大阪ハンブルグCで能力を発揮できなかったベローチェエラとの同時好走は必然だったのかも、と今なら思えたりもする。
そして今回の舞台は3勝クラスでシェイクユアハートを破った適舞台。例年上がり35秒台となるだけに、持ち前のスタミナと持久力を生かせそう。ハピ同様に人気薄での激走後だけに人気次第のところはある。前走で激走に導いた菱田騎手の降板は減点要素。
メリオーレム(近2走上がり3位以内)⤴
臨戦過程の良くない前走を勝ち切ったように前走は評価できるが、3~4走前には自己条件で1番人気を裏切っているように、やや過剰人気のきらいはある馬。条件的には東京から小倉替わりはプラス、神戸新聞杯5着からハンデG3なら力も足りる。2年連続当レースを制している川田騎手の継続騎乗も頼もしい。ただ、重賞でそこそこ人気に推されるなら、3勝クラスはもう少し楽に勝って欲しかった感はある。この馬も人気次第で評価を上下。
ラスカンブレス(全10戦中9戦で上がり2位以内)⤴
これまでの戦歴から今回も上位の上がりを使ってくる可能性が高い馬。デビュー以来、後方から立ち回るスタイルだったが、前走は好位から運び、かつ速い上がりを繰り出せたことも大きい(臨戦過程も良くなかったのでその点でも評価)。懸念要素は2000mへの短縮が決してベターとは言えない点。唯一、上がりを使えなかったが3走前が2400→2000の短縮臨戦で、今回は当時の中山以上にタイトな流れも予想される。鞍上弱化かつ初重賞、小回り小倉でこれまで通りの脚が使えるかが焦点。
今回は上がりを使えそうな馬の見解としたが、該当以外でも小倉のコース形状とペースがマッチするエピファニー、松山騎手が手放さないナムラエイハブ(ディープモンスターではなくこちらを選んだ)などは少し気になっている。火曜日時点の本命候補はオールセインツ、シェイクユアハートあたり(巡り巡って変わる可能性は十分あり)。
私事ながら洗面所の蛇口から水漏れして本日49000円の出費。経年劣化は仕方ないとはいえ、突発的な出費は痛い。ただ、水漏れで階下に水が行ってしまえば更なる痛手。とりもなおさず町の水道業者に連絡した(暮らし安心クラシアンは広告費の分お高そうなのでやめといた)。
以前は洗面所でもシャワーができる伸縮性のあるオシャレな蛇口。この家が売り出された数十年前はまだ売りのひとつとなっていた。ただ、今となってはその伸縮するところに亀裂が入り、水漏れの原因に…。そんな機能はいらんから一番安いのにしてくだせぇと依頼をかけたが、それでも49000円…
少しでも馬券でバックしたいもんだね。
↑特別戦からの注目馬
☆先週こちらで挙げた馬
ジョイボーイ(1番人気1着)
先週一番自信のあった馬。1.9倍だったし順当勝ち。将来性が高そうでまだ上を目指せそう。

1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。