狙い馬 競馬

先週競馬の雑談(失意のキャナルクルーズ)と週末重賞のこと

紫苑S

1着 ケリフレッドアスク(⤴)B
未勝利直後の昇級戦で2着、以降も段階的に格上げ戦を使い大きくは崩れていない。特に一見無謀な参戦にも映ったオークスで道中終始2番手から8着に踏みとどまったのは評価できる。自己条件の前走は、本来なら勝って然るべき一戦だったが、相手強化で善戦してきた本馬にとって相手弱化はそこまで歓迎要素ではなかったし、ひと息入った後の一戦かつ自己条件にしては相手も揃っていた。今回は相手強化の一戦となるが、条件は好転するし、相手なりのしぶとさを発揮しても不思議はない。

2着 ジョスラン(⤴)B
3着 ダノンフェアレディ(→)B

上記は週の始めのブログの見解でしたが、noteの最終見解でも〇ケリフレッドアスク、▲ジョスランにして、あとは◎のリンクスティップが能力通りに走ってくれればというところでしたが…

北村騎手はレース後の談話で、「結果論になりますが、ハナを切った馬が逃げ切ったので、ベストな選択肢は逃げた馬の後ろにいればよかったですね」と。

課題のスタートも決めたのだから是非そうして欲しかったですよ、この馬の真骨頂はきさらぎ賞で見せた持久力なんですから。今回は持ち味の半分も出せないままに終わりましたね。能力上位であっても、展開、位置取り、騎手の捌き次第でこうんってしまう。桜花賞3着馬が1勝クラスすら勝てていない馬(2頭)に先着を許してしまうのが競馬のこわさ(でもあり面白さなのかもしれませんが)を今回も痛感。

ケリフレッドアスクは相手弱化よりも相手強化で真価を発揮する馬として2番手評価まで推せたのに、詰めの甘さを露呈してしまいました。〇▲の馬連で60倍でしたが、個人的にはワイドしか押さえることができずトリガミ。本命が完敗でしたら、予想としても当然完敗です(すみません)。

北村騎手といえばこの後の最終のキャナルクルーズもきつかったな。。。

このレースは芝1200mにしては先行馬が少なく、パッと見、先行馬はキャナルクルーズくらいなもの。その上、相手強化で真価を発揮する配合だけに昇級戦もむしろプラス。よほどへまをこかなきゃ複勝圏は堅いと見ていたんです。

ところが、スタート抜群で初手ではハナに立つぐらいの勢いだったのに、消極的に控えて動くに動けない位置に入ってしまい、直線でもごちゃごちゃしたところから脚を余す形で5着まで。

再び北村騎手の談話「どんどん外から入られて力を出せませんでした。今日は僕がうまく乗れませんでした」

確かに外から入られたんですが、控える手を取らず、馬の力を信じて行く気を見せていれば、まず勝ったユキノエミリオの競馬ができていたはずだし、なぜリンクスティップでやらかしてしまった後のレースでまた同じようなやらかしを…とガッカリしましたよ。

まぁ何をいっても結果がすべて、買ったのは自己責任というのが競馬であり、まさに「これが競馬…」と呟くしかないのですが、参考にしてくれた方には申し訳なく。もともと自信のあった馬ですが、リンクスティップが飛んだことで、より自信を深めた後の結果だけにショックは大きかったです。

大怪我から復帰した北村騎手、性格も良く誠実なので応援はしているので、これを糧にまた頑張って欲しいものです。ジャスティンパレスでやらかした鮫島騎手が、それを糧にというわけでもないのでしょうが、この日の中山10R(ルージュラナキラ)、12R(ユキノエミリオ)ではトラックバイアスも考慮した完璧な立ち回りで勝利に導いていましたから。

ちなみに私が複勝勝負できる騎手は、川田、坂井、松山、ルメール、戸崎、(丹内)あたりで、機を見て確実に先行策を取る騎手ばかり。ハイペースに巻き込まれて自滅みたいなパターンがあったとしても、今回のリンクスティップやキャナルクルーズのように内目で何もできずに不発というケースは少なく、敗れたとしても納得が行くからです。

今週も川田=パイオニアスクエア、坂井=サディーク、丹内=コスモアンソロジーといった馬の複勝に助けてもらいました。そして、最後の最後に北村友=キャナルクルーズで散ったわけです(だから恨み節が出ちゃっているというのは、ある意味では図星ですが、全コロしたわけではないので、単に騎乗に納得できなかった思いの方が強いです)

そんな5天皇のひとり、川田騎手にはやられました、カンチェンジュンガに。

いつも終わって来られてみたら納得する馬は押さえるようにしているのですが、まさにカンチェンジュンガは来られてみたら普通にありの実力馬でしたし、何より川田騎手がママコチャではなくこちらに乗ってくるのが不気味ではありました。

この馬が8番人気の低評価。対照的に北九州記念組でも危険ゾーンの(決して臨戦過程は良くなかった)ヨシノイースターが最終的には3番人気。ママコチャとトウシンマカオで2議席埋まっている状況なら、3番人気のヨシノイースターよりもカンチェンジュンガだったか…と思ってみたり(レース後なら誰でも思いますやね)。

ただ、朝の時点ではヨシノイースターは5番人気だったし、やっぱり開幕馬場で先行有利という意識が働いてしまったことも確かで。◎ママコチャと▲トウシンマカオのワンツーで決まらないケースは普通にあると見ていたので、対抗にはこちらも謎の初騎乗だった坂井騎手のカルチャーデイを取ったのですが、結果的にこのカルチャーの逃げがカンチェンの追い込みを誘発したのは皮肉なものです。

 

そんなわけで、恨み節と反省ばかりをつらつら伸びてきましたが、今週の登録馬を見たら、日曜の中山最終後に萎えていた気持ちがムクムクと反骨精神をもたげてくるのが競馬の魅力というか魔力、もう麻薬みたいなものですね。酒もタバコも女もやらないので競馬くらいは許してください。

 

さて、セントライト記念は過去10年1~3番人気以内の決着が半分の5年。1~3番人気のうち2頭が好走した年が2年、1頭が好走した年が1年という堅めの重賞。

今年は1番人気ミュージアムマイル、2番人気レッドバンデ、3番人気ファイアンクランツあたりでしょうか。

前走1勝クラスを勝った直後のレッドバンデは過剰人気感はあるものの、2走前の青葉賞ではファイアンクランツと僅差。そしてこの馬は本当に稽古の動きが抜群で未勝利戦を勝つ前から相当な器と評価してもいました(この馬に出資できるチャンスがありながら、それを逸した自分を呪いもしました)。

ガイアフォースやローシャムパークも1勝クラスを勝った直後に好走しているので普通に走ってきそうな気はしますけど、なぜかこのコースのキズナ産駒の成績が過去3年で【1-2-3-33】勝率2.6、複勝率15.4と低調なのは気がかり(後で該当馬の詳細も調べますが)。

リンクスティップの件があるので多少の不安は感じつつ、やはりダービー組が強いレースで、皐月賞馬なら尚更のこと。軸はミュージアムマイルでいいのかなと。ただ、この馬も弥生賞はポカしているので、前哨戦仕様であれば死角がないわけではなく。

ファイアンクランツは稽古微妙、堀師のコメントが微妙なのがいつもながらに悩ましい。堀師ほどの名伯楽がなぜ毎回そのレースに合わせてしっかり仕上げてこないのさ?と思ってしまうほどの後ろ向きな談話が多い。まぁ今回に関しては前哨戦だし、師の性格自体が後ろ向きというか慎重なのかもしれないし、むしろ完璧を求めるからこその厳しい発言なのかもしれないけど。

鞍上は雷神モレイラのようですね。モレイラが乗ったら妙味もへったくれもないんですが、単純に自分の推した馬が納得のいく騎乗で力を出し切って、かつ好走して欲しいという方にはおあつらえのお方。回収率云々よりも安かろうが当てて気分よくなりたーい(早く人間になりたーい)という方にはうってつけ。実は私自身もそういう気質もあるので、モレイラの再来日は至上の喜びであります。

後はキャリア1戦の身でそのファイアンクランツを下したジーティーアダマン、ルメールのピックデムッシュ、そのピックデムッシュを前走で下したヤマニンブークリエまでですかね。サクラファレルやビーオンザカバーもいますが、今回もセントウルS同様にどこまで絞れるかが焦点ともなりそうで。もっともトライアル戦なので、馬券勝負というよりは次を見据えて見るレースというスタンスは変わりません。

そういえば、今週から西村騎手復帰ですか? 今週の騎乗馬の想定に「西村」の記載がありまして。これは嬉しいですね。まったく情報がなかったので一体全体どうしちゃったのさ?と思っていましたが、ひそやかに復帰のプランを整えていたんですね。

先ほど挙げた5天皇に追随する位置にいたのがこの西村騎手なんですよ。彼も基本、積極志向で気持ちのいい騎乗をしてくれますからね。モレイラと並んで今週から楽しみです。

ローズSは今のところ登録多過ぎ問題。普通に考えたらカムニャック、パラディレーヌ、ダンツアビーのオークス上位組と条件戦勝ち上がり組なんですが、今年はチェルビアットや、オークス大敗のタイセイプランセス、ビップデイジーあたりもまだ見切れない感があって非常に混戦。

ローズSといえば、その昔(31年前)、ヒシアマゾンとゴールデンジャック(馬番3番)の馬連7000円勝負したはずが、馬番を間違ってヒシアマゾンとアグネスパレード(馬番2番)の馬連になっていて、結果11.4倍を的中なんてことのあったゲンの良い重賞ではあるんですが、今となっては馬連1点にそんな資金をつぎ込む余裕と勇気はありませんね。セントライト記念同様に今後を見据えるための一戦という感じになりそうです。

馬券的に楽しみなのはチャレンジCでしょうか。個人的にはチャレンジCが9月に帰ってきたー!という感じです。もともと9月にあった重賞で、かつてはムービースターという南田洋子さんの出資馬がここをステップに秋天で好走していたりもしましたからね。ウィッシュドリームなんて馬もここから秋天3着していたっけなぁ。

ムービースターといいウィッシュドリームといいなんて素敵な響きなんだろう。単純だけどそれがいい。

昨今の馬名、どの馬とは言いませんが、覚えにくい、呼びにくい、オシャレを通り越しちゃった馬名も結構ありますからね。これも昭和に生きた男の「昔は良かった」なんて陳腐な発言になっちゃうんでしょうか。

でもって今年のチャレンジC。登録馬を見た瞬間に「この馬だ!」と思った馬が久々にいたのですよ。ちょっと不安点も多くて状態とかも見ながらになりますが、良い状態で出てこられそうなら狙ってみたいですね。

モレイラはオールナット騎乗のようで、これを持ってきちゃったら相当なもんですが、ハンデ戦なのでありっちゃありか。マイネルクリソーラにルメールも意外だし、アスクカムオンモアに西村騎手も面白い。これはやりがいがありますね。

 

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↑特別戦からの注目馬(追い切り、枠、状態、相手関係で評価が下がる場合はあります)

 

先週挙げた馬

モズミギカタアガリ、パイオニアスクエア(いずれも3着でした)

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