狙い馬 競馬

ラジオNIKKEI賞の穴は逃げ先行馬から(逃げ馬臨戦過程)

今更ながら宝塚記念

楽逃げした後のユニコーンライオンが再び楽逃げできるという拍子抜けの展開で2着。馬券が当たれば何でもいんだろうけど、買っていない身としては何とも「つまらん」結果に終わってしまった。

しかし、これも負け犬の遠吠え。この展開を読み切った者こそが勝者になりえたわけで。スロー症候群が蔓延している昨今の競馬は、逃げ先行馬に常に警戒を置かねばならないなぁということを改めて思い知られた一戦だったかな。

 

というわけで今週のラジオNIKKEI賞も、コースの形状通りに逃げ先行馬が幅を利かすレースとなっている。過去10年中9年で4コーナー3番手以内の馬が3着内。他の1年も4番手の馬が馬券になっているのだから、単純に4コーナーで3番手以内にいそうな馬を狙えばいいという話になる。

近6年中4年で逃げ馬が馬券に絡んでいるが、いずれも8番人気以下と波乱の立役者になっている。今回は逃げられないだろう、もしくは逃げられたとしてもそうは甘くはないだろう(粘り切れないだろう)、そんな風に思われている馬があっさり逃げ粘るのがこのレースなのだろう。

 

ということで、今年もまずは前走で逃げている馬をピック。

・グランオフィシエ

・タイソウ

・ノースブリッジ

・ワールドリバイバル

 

逃げていないが4コーナー3番手内の馬は先行する可能性があり、これも前にいける強みのある馬という意味でピック。

・アイコンテーラー

・デルマセイシ

・ネクストストーリー

・プレイイットサム

 

上記の馬を検証して、軸とまではいかないまでも、有力なヒモ候補、穴候補の発掘作業をおこう。

 

グランオフィシエ(↘)

福島とは適性の異なる3戦連続東京という点がどうか。前走もスロー逃げから上がり勝負に持ち込んでのもの。母の戦歴(マイル以下で3勝)、血統(母系は持久力に富む血)からはむしろ福島の方が合っている可能性もあってさらにパフォーマンスを上げてくるケースも考えられるが、臨戦的な上昇度は乏しい。

 

タイソウ(↘)

陣営の期待も高かった馬がようやく軌道に乗って勢いづいて重賞に挑める点はいいとは思うが、前走は中盤に13秒台のラップを2度刻む中だるみのレース質。勝って当然の流れの中で2着馬にクビ差まで追い詰められたのは気になるところ。プリンシパルSでも推奨したくらいで素質はここでも通用すると思うが、広々としたコースで楽逃げした後の小回りの忙しい一戦。2戦目の京成杯のように戸惑うケースがあっても。

 

ノースブリッジ(↗)

前走は休み明けでタフな2400m戦。4番人気も過剰人気と思えるほどで戦前から厳しい戦いが予測された一戦。よって大敗も気にすることはないし、きつい経験を経た後の今回の臨戦過程は悪くない。母系は短距離志向の強い血筋(母はローレルゲレイロの妹)なので、そもそも2400mは長い可能性もあるし、良馬場の上がり勝負の向く配合でもない。小回りで持久力を生かす形は合いそうで面白そうな一頭。

 

ワールドリバイバル(↗)

近2走はスプリングS、皐月賞と相手も強く大敗も致し方ない。いずれのレースも後続の仕掛けが早く、逃げて目標となった本馬にはきわめて厳しい流れになっていたことも余計にきつかった。今回の流れがどうなるかは定かではないが、相手は格段に落ちるし、この2走の経験値が生きてもおかしくないだろう。この馬で評価したいのは3走前。流れに恵まれた逃げ切りといえばそうなのだが、この時の2着馬グラティトゥーは週中からブログランキング欄で当週の推奨馬として挙げていたくらいの馬。これが交わせそうで交わせなかったのが本馬ということで、噛み合えば思った以上にしぶといタイプ。

 

アイコンテーラー(→↗)

去年のバビットと同じ早苗賞からの臨戦。バビットが8番人気だったように新潟の1勝クラスということで軽視されがちだが、今走とはなかなかに相性の良いレース。スローの逃げでタイム差なしの辛勝だったバビットと違い、ハイペースを2番手から抜け出した本馬は、より今回の適性に合ったレース質の流れを勝ってきたともいえる。2走前に負かしたマテンロウアレスも勝ち味に遅いが能力の高い馬。これを4か月ぶりで完封したのだから、この休養期間に馬が変わったということだろう。それ以前の戦績が悪すぎて嫌煙したくなるが、今の勢いから無視はできない馬とみる。

 

デルマセイシ(↘)

前走は8頭中7番人気だったが、私としては臨戦過程が良かったし穴で推奨して激走してくれた。その臨戦過程の良さを生かしての好走ということで今回で上昇の余地は少ない。

 

ネクストストーリー(→↗)

前走は先行馬総崩れの流れだったし、そもそも東京1800mというキャラの馬でもない。2走前は牡馬陣を封じたように力がないこともない。ただ、さすがに牝馬限定OPで殿負けした後の牡馬混合の重賞というのはハードルが高い。前走で全く力を発揮していないので、臨戦だけの評価ならやや上昇とも見て取れるが、よほど恵まれないことには。

 

プレイイットサム(↗)

デビュー以来3戦目にして初めて差す形で勝ち切った前走は評価できるが、不思議とそれ以上の魅力を感じないのは前走の相手関係と少頭数のせいだろか。ひと息入ったが、稽古も悪くないし、デムーロの継続も心強いが現状はヒモまでかな。

 

以上から、期待を寄せている逃げ先行タイプは、ノースブリッジ、ワールドリバイバルあたり。アイコンテーラーは牝馬の51キロという軽量の恩恵はあるが、この手のタイプがこのレースには無縁なのがどうか。

軸はアサマノイタズラ、ヴァイスメテオール、シュヴァリエローズあたりを検討。荒れると睨んでいるので、人気馬2頭、穴馬2頭のニコニコフォーメーションを敢行しようかと。

 

 


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