先週末、「そうだ、京都に行こう!」のノリで千葉に行った。
本当は茨城県にあるワープステーション江戸(江戸時代の街並みを再現している観光施設)に行こうかと思ったのだが、ここはかつて行ったことがあるので、他に同じようなところはないかと探っていたら、千葉県の佐原(さわら)というところに、江戸時代を思わせる街並みがあるという。
古い街並み好きの血が騒ぎ、その日の朝(2/2)になって「行くべ!」と思い立った次第である。
まずは腹ごなし。
その土地土地でいかにうまいものを食うかに命をかけているので、たまたま通りかかった店に入ってみようという一か八かの選び方はしない。そんなことをしてハズレの店を引いてしまったら、その日一日の観光が台無しとなってしまうからだ。
ということで、今回も食べログを筆頭に、ネットの力を最大限に利用して、佐原周辺のうまそうな店探しをした結果、古民家を改築した場所で自然食の定食を提供してくれる店があるではないか。
「古民家」というキーワードに弱い私であるから迷わずその店の訪問が決まった。
ちなみに、「もっちり」「もちもち」というキーワードにも弱い私であるが、今はそんなのどうでもいい。
して、その古民家風の食堂に赴くと、無情にも「closed」の看板が…
この手の自然派志向の店は、土日に営業していなかったり、亭主の気分で突然休みになったりするからやっかいだ。
この店は日曜日に営業していることを事前に確認して赴いたというのに、どうやら今回は気まぐれで?お休みとなったようだ。
こうなると、土地勘のない佐原で第二候補の店を探すのは非常に難儀だ。しかし、ファミレスなどで妥協はしたくない。
本当はおふくろの味っぽい定食を食べたかったのだが、そのような店は他になく、かくなる上は事前に少しだけ候補に上がっていたカレーでもいっかとわずかながらに妥協した。
元来カレーは大好きなのだが、その日はカレーの気分ではなかったのでね。
それでも、その店はチェーン店ではないようだし、本格志向が漂っている。
古民家風に振られ気分でロッケンロールでカレー屋へレッツラゴー!
その店は突如住宅街に現れた。
こののどかな感じ、嫌いじゃない。いやむしろ好き。
庭に草木やハーブを栽培し、それをカレーにも入れてくれるらしい。
かつてガクトがこの店を訪れた時、本当はサラダだけにするつもりが、スパイスの香りにいざなわれ、ついついカレーも注文してしまったという逸話もある(ガクトは米を食べない人だからね)。
ガラス張りの店内からは庭園が見渡せて、店内にも観葉植物がいたるところに置いてある。
夫婦が定年後に始めた店という感じで理想の老後だなぁと感じたね。
シーフードカレーを注文。庭で採れたハーブなども入っているらしくじつに味わい深い。
くつろぎ空間で古民家に振られたことをすっかり忘れさせてくれた。
さて、前置きが長くなってしまったが、ここから小江戸と呼ばれる佐原の街並みはほど近い。
まずは伊能忠敬の住んでいた住居跡へ。
あの日本全国を股にかけ日本地図を作り上げた伊能さんが17歳から50歳くらいまで住んでいたと書いてあったっけな。
伊能さん、いいところに住んでいたんだね。
それでいて、この地に安住するでなく、地図製作の使命を全うしたのだから立派だよ。
今日、こうして迷わず未開の佐原までこられたのもあんたのおかげだ、伊能さん。
ま、リアルで言えばカーナビのおかげだけど(笑)
そんなこんなで、伊能さんに想いを馳せた後はいよいよ小江戸へ。
この小川を中心とした両サイドの建物が江戸っぽいそうだ。
どことなく川越の規模を小さくしたバージョン?
もしくはかつて訪れた伊豆下田の雰囲気もある。
日曜日だというのに川越ほどの活気はなかったが、川越の人口密度が高すぎるだけで、むしろこのぐらい閑散としている方がちょうどいい。
街並みというほど大げさなものでもないのだが、古い建物を見たり、川を眺めたりしつつ、のんびり歩くのも楽しいものだ。
決して大きな川ではないのだが、なんと白鳥が姿を現した。しかも白鳥号の後ろに(笑)
カモならそこいらで見かけるが、白鳥はなかなか間近で見ることはないのでテンションが上がる。
つがいかな。
どうやら船にも乗れたりするようだ。
この船に揺られつつ、佐原の歴史などを船頭さんが語ってくれるのだろう。
川の両サイドを往復しても1時間にも満たない規模だったが、非常に良い雰囲気だった。
時に人間に脅威を与える川や海という自然だが、私はこの水の雰囲気がとても好きだね。
さざ波に揺れる川面の姿や水の流れる音。こことは関係ないのだが、水田なんかも大好きだ。
古民家+川+水車の組み合わせなんて極上だよ。
おっと、だからどうしたって話に話題が転換してきたのでこの辺にしておこう。
実は今回の小旅行、本来の目的はここだったんだが、近くに香取神宮もあって当然のように訪れたのだが、これがまた良かった。
佐原の街並みからの香取神宮の日帰りプラン、絶対にお勧めできる。
私と感性が似ている人ならだけどね(笑)
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。
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