早々にレパードSを検証してみた。
火曜日段階なのでザックリだけど、このレースの特徴
- 1番人気馬が強い(4-2-3-1)→着外1頭はグレートタイム
- 距離短縮馬が強い(JDD組限定)
- 大型馬が強い(ダート重賞全般に言えること)
- 先行馬が強い(このコース全般に言えること)
- 前走も先行していた方がよい
- 上がりが速い馬が強い(上がり1位の複勝率80%、2位複勝率60%超、3位の複勝率50%超)
上がりが重視されるのは、先行馬が強い点と矛盾しているようだが、ある程度の位置で上がりを使えないと勝負にならないということ。
これらの傾向から導き出される馬は、いまのところミヤジコクオウしかいない。
今年はジャパンダートダービー組がこの馬しかいないからね。
JDD組は過去10年のうち9年で馬券に絡んでいる。
唯一絡まなかった2年前が、1番人気を裏切ったグレートタイム(ルメール)。
この馬の敗戦の理由は正直難しい。ただ、臨戦的には微妙だった。
というのも、それ以前の3戦が鳳雛S2着、ユニコーンS2着、JDD3着と一度も勝てていないから。
勝てていないということは能力が抜けているわけではなく、それで1番人気というのは多分にルメール人気もあったのかなと。
しかもレースは8枠から出遅れ。もともと自分で動いてというタイプではない上に、出遅れて位置取りが悪ければ尚更厳しかった。
出遅れたのも一概に偶然とはいえず、重賞を連続好走した心身の疲労が影響したのかも。
レース前は、ルメールなら3着くらいには持ってくるだろうと思っていたようにも思うけど、終わってみていまに振り替えれば、負ける理由はこんなにあったという感じで。
この馬はキャリア6戦。
このレースにおいて最も複勝率の高いキャリア数。
使い込まれていないから疲労の心配はなさそうだし、前走は地方の馬場の影響や距離の限界もあったかも。
エスポワールシチーの半弟だけど、エスポ君も有り余るスピードを制御しつつ2000mまではこなしたけど、本質はマイルがベストの馬だった。
本馬の父はヴィクトワールピサだけど、父のイメージほど長距離向きという印象はないし、これまでのレース振りからも1800mがベストという感じがするね。
ちなみに、母エミネントシチーは幾千世牧場と友駿クラブのトラブルに巻き込まれ、一時は殺処分が決まった馬。それが自身の力(いい仔を出して)でその処分を免れ、19歳にしてミヤジコクコウを生んだ。
エスポ君ほどの名馬を輩出し、しかもそれからかなりの年月を経て、再び重賞級の仔を生むとは実に素晴らしい。あの時、殺処分を免れて本当に良かったねと。
そんな競馬のロマンも乗せて、走れコクオウ!
~余談終了~
冒頭の好走傾向で上がりの速い馬が強いと挙げたけど、この馬はデビューからの6戦のうち4戦目まで上がり1位、5戦目が2位(とはいえ1位は最後方から直線だけ脚を使った馬のものだから4角3番手から2位の上がりを駆使した本馬が実質は1位?)、前走だけ上がりを使えなかったけど、その上がり41.4秒という数値自体が、本馬に向いた条件ではなかったという証だから、度外視可。
というわけで、そこそこの位置を確保しながらも上がり能力に長けたこの馬はやっぱりこの舞台に向いていると言えそう。
1番人気か2番人気かはまだ分からないけど、まぁどっちにしたって本命候補に違いない。
人気馬なのにここまで語ってしまったけど、人気馬を推奨する以上は自分の中でも確たる状況証拠がなければいけないので、それをツラツラと記してみた次第。
懸念材料は、厩舎力の弱さと馬主の勢いのなさかな。レパードSならその辺りはあまり重要視しなくてもいいかもしれないけど。
ミヤジコクオウと人気を争うのがデュードヴァン。
ダートは4戦して3勝2着1回。こちらもまだ底を見せていない。
川田騎手がラインベックではなく、こちらの手綱を取るのだから少なくともラインベックよりは脈ありなんだろう。
デュードヴァンもまた上がり能力の高い馬。
普通に考えれば上位争い必至の感はあるけど、前走の競馬ぶりはいただけない。
後方からのスタイルが板についてきちゃったからね。
それでも川田騎手なら軌道修正してある程度の位置は取ってくるかもしれないけど、そこで馬に戸惑いはないか。マイルまでしか経験がないというのも一抹の不安。
よって人気馬ならミヤジを選択するね。
そこでミヤジを軸とした時のヒモ候補として注目している何頭かをピックアップ。
- ショウナンマリオ
- テーオーケインズ
- ハギノアレグリアス
- バンクオブクラウズ
- メイショウダジン
- ライトウォーリア
- ラストマン
この中で出走確定しているのはライトウォーリアだけなんだよね。
これだけいても多いから、何頭か除外になってくれた方がありがたいけど、そう都合よく行くかどうか。
これらの個々の見解はまた明日。
今週も応援よろしくお願いします。
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。