今は帰りの電車内。
競馬新聞を片手にスマホのアプリでこれを打っている。
通勤時間という世の中でも5本の指に入る無駄な時間を無駄にしないために、金曜夜の恒例行事となった予想タイムだ。
どのレースからチェックするかに決まりはない。
中央場所の1レースから見る時もあれば、単に新聞の最も見やすい位置にあったレースから取っかかることもある。
そして、本日最初に目に入ったのが函館10レースの恵山特別だった。
8頭立てのため、当初は真っ先に赤ペンで×をつけて、買わないレース群に仕分ける予定だったが、人気の一角マイネルデステリョの臨戦に一抹の不安を感じたので、これは面白いかも?と検証することにした。
さきほどの【函館の狙い馬】の更新では、このレースではタイセイメガロスの名を挙げたが、実はそのタイセイを2走前に封じているのがサマーエモーション。
タイセイが休み明けで出遅れたことを加味しても、二頭の力はほぼ同等といえるかもしれない。
休み明け3戦目でさらにパフォーマンスを上げてきそうなタイセイメガロス本命に変わりはないが、2走前同様にサマーエモーションとのワンツーも十分あるのではと思っている。
で、2頭はそのまま高評価するとして、別の視点から狙い馬を探っていくと、この少頭数の中に3頭も出走している前走・北斗特別組のいずれかは馬券に絡むとみた(まぁその中にサマーエモーションも含まれているのだけどね)。
では、北斗特別組の臨戦過程
アイロンワークス(→↘︎)
追い切り 函館W 55.1-39.6-13.1 馬なり
サマーエモーション(↗︎)
追い切り 函館W 65.1-51.3-38.1-12.7 馬なり
※前走時 函館W 72.5-56.6-41.3-13.3 馬なり
ファントムグレイ(↘︎)
追い切り 函館W 71.8-55.7-40.7-13.6 馬なり
同じ組でも臨戦過程は異なるものだ。
個々に解説すると、
アイロンワークスの前走は楽逃げを打ちながら3着にも粘ることができなかった(前走時は推していたんだけどね)。逃げるというカードを使った後というのがまず微妙。若馬の分の伸び代はまだあるだろうし、軽視はできないがそこまでの推し材料もなく。
サマモーションは、アイロンとは逆にこの馬の必殺技である逃げを打てずに敗れたもので情状酌量の余地がある。今回、その必殺技を繰り出せればなお有望だし、出せなかったとしても推す材料はある。
本馬は重賞馬ミッドサマーフェアをわざわざ海外まで連れていきドバウィを宿して生まれた期待の子(この程度の成績ではまだまだ納得いかんだろう)。
さらに追い切りも攻めている。3頭が同じ中一週とは思えぬほどバラつきがあるが、中でも本馬の5F65秒台は前走時のタイムと比較しても勝負追いといっていいだろう。
北斗特別では最先着だったファントムグレイは時に激走するある意味やっかいな馬だが、それが続くことは稀。何気にキセキの兄という良血だが、キセキですらムラ馬化しているし、本馬の前走は最善を尽くしての3着という印象もあり連続好走のイメージはない。
人気の一角マイネルデステリョの前走は、ノーマークの馬が大逃げし、2番手を追走した本馬自身も気分よく逃げるような格好。切れない本馬には最高の展開となりながら勝ちきれなかったことが痛い。
それに3着、4着馬が中央では1勝もできていない格下、5着馬も芝での勝ち鞍がないようにレベルに疑問の一戦でもあった。エイシンフラッシュの当条件、過去3年の戦績も(0-1-0-16)だし、ここは軽視して妙味を優先したい。
まとめ
◎タイセイメガロス
[若干スタートの出に不安はあるが、流れ次第で自ら動ける機動力もある。この手の自在味のあるタイプはルメールに合っていると思うし、近2走からもかなり函館には適性がありそうだ。母は米G1勝ち馬で本馬のいとこはレッドベルジュールと血の勢いもなかなか。崩れるとしたら中1週続きの疲労だが、それはないと判断しての本命]
○サマーエモーション
[前述の通り、臨戦過程が良ければ追い切りも良い。前走は先団争いで後れを取り、道中も終始後手と自分の走りができなかった。今回、必殺技(逃げ)を繰り出せば、再びタイセイメガロスを封じる走りが見られてもいい。Bコース替わりは本馬にとって有利に働く]
△マジストラル
[前走こそ謎の過剰な一番人気だが、今回は少頭数ながら先行馬がそれなりにいるので、漁夫の利的に自慢の末脚で圏内まで突っ込んでくるイメージが持てなくもない]
△アイロンワークス
[かつてサマーエモーションに7馬身差をつけて圧勝したことがある。重馬場なら有利。北斗特別組の2番手]
★エフティイーリス
[爆弾ならこの馬か。父産駒の当舞台複勝率は驚異の52%台。G1上位実績もあるエフティマイアの子でキャリアもまだ10戦。デビュー当時の走りは悪くなかったし、まだどこかで復活してもいいと思うのだが。近2走はいずれも明確な敗因があるし、それ以前はそれなりの走りは見せていた。そもそも2000よりは1800の馬だろうし、この手の馬が復活するとしたらこうした少頭数しかなさそうで]
8頭立てなら全馬に流すのが得策。マイネルは3連単なら3着厚め。
×マイネルデステリョ
×ギャンブラー
×ファントムグレイ
買い目はこんな感じ(変動あり)。
馬連
◎-○△△★
○-△△
3連単
◎○⇔◎○⇒全馬(強弱つける)
3連複
◎○-全馬(強弱つける)
◎-△△★
馬連
◎-○△△★
○-△△
当初買う予定のなかった地味なレースなのに、何の因果か理詰めで予想してしまった。
でも、自分の中では理詰めのつもりでも、どっかで間違っているものなんだよ。
結果はまた別ものだね。こうして予想を楽しませていただきありがとうって感じかな。
まぁ、これで結果も伴えば痛快なんだけど。
基本的に少頭数で勝負はしないので100円単位でパラパラと。
このレースまで資金が残っていればの話だけど。
あっさりマイネルに勝たれたとしてもそれもまた競馬。
推理ゲームの答え合わせを楽しみにしよう。
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。