狙い馬 競馬

2025 カペラS 臨戦過程評価

チャンピオンズC、ダブルハートボンド消しました…

軸馬を選ぶ足掛かりとして
G1で3番人気以内が絡まないケースはまずない。
ならば3番人気以内の馬を検証して軸を探そうと。

結果、最も危険な人気馬はダブルハートボンド(この馬が来たら諦め)

ウィルソンテソーロは臨戦過程自体はいいが、3年目のG1で前年同様のパフォーマンスを見せることは容易ではないのでは?と

最も死角が少ないのはナルカミだろう。軸決定!

こんな見解を記していたのだから穴があったら入りたいくらい恥ずかしいのですが、これはもう予想する者の定めでもありますし、その恥、未熟さ、甘さを受け入れて、反省もして、再び前に進んでいくしかないですね。土日を通しては良い的中もあったのですが、肝心のG1がぁ…といった情けない結果に終わったことは申し訳ありません。

しかし、ダブルハートボンド、強かったなぁ。序盤にシックスペンスに被されてかなり精神的負荷の掛かる状況にもなっていたので、あの時点でもう厳しいだろ(ヨシ)なんて思ったのですが、みやこSに続いて正攻法の立ち回りから押し切ってしまうとは、本当に驚愕でしかないです。

ウィルソンテソーロも好走はしても3年目の戴冠はないと思っていたので、いずれも1着はないと思っていた同士の大接戦という…。馬券的には見ていて虚しくなる感じでしたが、レースとしては本当にすごいものを見せてもらったなぁと思っています。

ダブルハートボンドは僕だけではなく、多くのインフルエンサーが不安点を挙げていたように思います。競馬を長くかじった方、調教を見られる方ほど今回のダブルハートボンドに懐疑的な方が多かったような。むしろ初心者の方の方が、「えっ、この馬まだ1回しか負けてないの?しかも女の子。応援しちゃう」という感じだったかも。

競馬というのは常に大衆が流れる方の逆を突いてくる。周りと同じことをしていたら勝てないことを体現したのがダブルハートボンドの激走だったのかなぁと。まぁ、自分としてはどう転んでも買えない臨戦だったので、今回はしゃーないと諦めるしかないです。ただただ、人馬を、そして的中された方々を祝福します。

さて、今週は阪神JF。数十年ぶりに重賞勝馬がいないとか。それってもはや条件戦。よほど買いたい馬がいるならともかく(今年はいない)、キャリアの浅い若駒戦で勝負できるはずもなく、ザッと登録馬を見た感じでも、アランカール、アルバンヌあたりでしゃーないのかなと(例年であればこの馬たちですら怪しい戦歴だけど)。この2頭が人気の筆頭になりそうな状況では馬券的にも食指が動かず。

このレースの上位馬は確実にクラシックを賑わす重要な一戦だけれども、今年の登録馬は頭数こそ多いものの、大物感のある種牡馬(いわゆるクラシック血統)の産駒も少ないんですよね。いかにもクラシックと思わせるのは、エピファネイア×シンハライトのアランカール。やっぱりそこに落ち着いちゃうか…という感じで。

ということで、私の中の今週のメーンは中山のカペラSということで、こちらの見解を記そうと思います。

エートラックス(→)C
4月の東京スプリントを勝っているが、この時は臨戦過程が良い上にモレイラ騎乗、それでサンライズホークとタイム差なし。前走は内枠で揉まれる形が厳しかったとはいえ、臨戦過程が良かったのにOPで6着。上位との差はなかったが、上位陣で重賞通用レベルの馬はいなかった。4歳でピークアウトとも思わないが、もともと中央実績に乏しく、勢い的にもここでの巻き返しはよほど恵まれないことには。

カルチャーデイ(→)C
OPでロードフォアエースに完勝歴があり地力自体はOPでも通用。近4走は全て重賞で厳しいペースにさらされながら、前走以前の最大着差は0.4。今回は初ダート。半兄セミマルはダート馬だが父カリフォルニアクローム。本馬は芝ベターのファインニードル産駒だし、この舞台が初ダというのはかなりのハードル。

ガビーズシスター(⤴)A
昨年の覇者。当時の勢いは逸したが、今年はそもそも3戦だけ。サウジ3着は評価できるし、エートラックスに敗れた東京スプリントは物足りないが、海外遠征明けで0.2差なら酌量の余地。テレ玉杯も人気薄の地方馬2頭の後塵を拝した当たりに物足りなさはあるが、コース形状の向かない浦和の大外枠から4着ならこれも言い訳は利く。ここにきて去年よりズブさが出ている点は気がかりだが、臨戦過程自体は昨年以上。

クロジシジョー(→)B
2024年4月の東京スプリント2着以降12戦して馬券外は、東京盃5着(臨戦×)、根岸S5着(臨戦×&相手強い)、ドバイ4着(大善戦)、サマーCh7着(臨戦×)、JBCスプリント5着(臨戦×&相手強い)と自身の力は確実に発揮。今回の舞台は昨年2着でおそらくベスト舞台。前走1000mからの延長戦がどうかだが、臨戦自体も悪くはない。まともなら確実に上位に脚を伸ばしてきそう。

サンライズアムール(→)B
OPで4勝+地方重賞1勝+近2走は重賞連続3着という地力上位馬。中山でも勝ち鞍があるし、ここもまともなら上位争いだろうが、ネックは出遅れ癖と揉まれ弱さ。JBCこそ最内から3着に踏ん張ったが、摩擦の少ない地方の1000m、前残りの流れをギリ3着という感じで。今回の舞台で内枠なら怖く、出脚がない分外枠も微妙とやや懸念要素も多い。

サンライズホーク(⤴)C
近3走は大敗続きだが、前走は出遅れたし、終始最後方のままで走れる態勢にあったとも思えず。近走で行けなくなっているので1200m替わりは微妙だが、1600mなら1200mの方が良い馬だし、地方とはいえ何度も重賞で上位争いした地力もある。厳しいとは思いつつ穴馬としてはマーク。

タガノミスト(→)C
昇級初戦でOP勝ちの前走は一定の評価は必要だが、重馬場の軽い馬場で摩擦が一切なく、鞍上の好アシストもあってのクビ差。いきなり重賞で通用するには足りない印象。

チカッパ(⤴)B
昨年の当レースは2番人気で6着だが、臨戦過程が悪い中で3着と0.1差。以降はコリアの2着以外は凡走で3歳時の勢いはないが、サウジはともかく、地方の3戦(さきたま杯、クラスターC、JBCスプリント)はいずれも前有利のバイアスで展開も向いていなかった。差し有利の当舞台で昨年以上の臨戦なら勝負になっていい。

テーオーエルビス(⤴)A
前走が楽勝すぎて逆に不安になってしまうぐらいだが、昨年のガビーズシスター、2年前のメタマックス、4年前のダンシングプリンスなど、連勝で勝ち上がってきた馬は普通に通用している。過去のそれらの馬に比べてもスケール感、3勝クラスの勝ちっぷりだけなら大きく凌駕する本馬。人気であっても無視できない。

ドンアミティエ(⤴)A
3~5走前にOP3連勝。一戦ごとに斤量も重くなるし、人気も背負ってマークされる立場にもなり容易ではない離れ業(そもそもその前に重賞に使う)。芝の函館SSでも3着に入る充実振りで、このレースの②⑧着馬がスプリンターズSで好走、4着馬は重賞V、5着馬は重賞2着。前走こそその充実一途の状況を一度リセットした後の一戦、13キロ増も祟って取りこぼしたが、叩いて絞れてくればそこで敗れたヤマニンチェルキ、クロジシジョー、サンライズアムールらにも劣らない地力がある。

ポッドベイダー(→)C
初ダートの前走でいきなり好走。それだけでも立派だが、それがOPという高いハードルだっただけに余計に価値がある。ただ、軽い馬場で内枠の不利がない状況下、鞍上の完璧なアシストがあったことを思うと、同舞台であっても再現可能かと言われると微妙。3歳にして既にOP3勝という実績はあるので、ノーマークの状況であれば警戒は必要かもしれないが、現状ではそこまで魅力を感じず。

ヤマニンチェルキ(→)B
3連勝中で破竹の勢いだが、昨年のチカッパと似たような戦歴だが、本馬はJBCスプリントに行かなかったことが吉と出そう。地方のパフォーマンスが良すぎる分、中央でパフォーマンスを下げないかの懸念はあるが、2走前にエンペラーワケアを下し、この時4着のハッピーマンが後にビダーヤに勝利。前走東京盃は臨戦過程が良かったにせよ、クロジシジョー、サンライズアムール、ドンアミティエらを完封。過去10年3歳馬は【4-0-1-7】でもあるし、一目置かざるを得ない。

 

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↑特別戦からの注目馬

【おまけ】

強かったなぁ、ブエナビスタ(本当に馬名がいい!)

抽選対象だったけど、出られれば絶対に勝つと分かっていたレベル。

なんせ未勝利直後で2.2倍の断然人気。4角16番手から余裕綽々の勝利。

この子がスペシャルウィーク産駒だったというのがまたいいんだよね。

スペシャルウィークほどの名馬でも牡馬はインティライミくらいだったけど、

いきなりブエナビスタを出したのがまさにスペシャル(後にシーザリオも)。

この牝系に燦然と輝く「シラオキ」の名は、ウオッカの牝系を遡っても見られるけど、

この日本古来の牝系だからこそ丈夫でタフだったんだろうか。

スペシャルウィークもブエナビスタも秋古馬3冠をフル稼働したし、

ウオッカもかなりタフなローテでも全くへこたれなかったからね。

もっとも私の大好きなシスタートウショウはシラオキ系でも体質は弱かったけど。

ブエナは牝馬をたくさん出したので、シラオキの血が再び脚光を浴びるようなスターホースが出ないもんかな

…と今年の阪神JFには興味がないようなことを言っておきながら、

過去に想いを馳せることができるのがまた競馬の良さでもあり

何だかんだ追い切りの水曜日くらいになったらワクワクしてくると思います。

 

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