秋競馬開幕の重賞は、京成杯◎グランデマーレ、セントウルS◎ジャンダルムでどちらも外れ…
特に自信のあったジャンダルムの不発(といっても鬼脚は使ってくれたけど…)は残念、無念。
もっと精進しなければ…と気持ちを新たに今週の重賞。
以前から言っているように重賞だろうが未勝利だろうが、予想にかける比重は変わらないのだけど、この秋からは予想力向上のためによりデータや情報が豊富で、かつ多くの方がチャレンジするであろう重賞予想にも力を入れていこうかなと。自身の力試しの意味も込めて。重賞はブログの方でアップしていこうかな。
そんなわけでさっそくローズS。
予想の前にまずは「その重賞ならどの馬をパッと思い出すシリーズ」だけど、ローズSといったら自分の場合は、スターバレリーナ。
この年の牝馬戦線は春はベガが2冠を達成。秋も無事ならこの才媛の3冠は間違いなしといったところだったが、体質の弱さが災いして本番のエリザベス女王杯へはぶっつけ参戦。
その間隙を突いてというわけではないけれど、夏の上がり馬としてベガに挑戦状を叩きつけたのがスターバレリーナであった。
この名前の響きが素晴らしい。
桜花賞終了後に何とかデビューにこぎつけ、オークスの一週前にようやく未勝利を脱した遅咲き上がり馬のサクセスストーリーを体現するに相応しすぎる馬名。
古馬を相手に500万、900万と連勝して挑んだローズSは、堂々一番人気に支持されて3馬身差の楽勝。ここで子供扱いした馬が、春の重賞ウイナー、ケイウーマンにホクトベガという面々だったこともこの馬の強さを際立たせ、まさに「スター誕生!」という感じだった。
本番のエリザベス女王杯でも、ファンは春の2冠馬(ベガ)ではなく、一気に表舞台に躍り出たスターバレリーナを1番人気に押し上げた。スター性があってストーリー性のあるこの手のタイプはみんな大好きだ(笑)
…しかし、大外枠も影響したのか、ここ数戦は完璧だったバレリーナの舞を全く披露する間もなく直線はズルズル後退。サクセスストーリー実らず、みんなガッカリ(苦笑)
勝ったのは、ベガでなければ(春2冠2着の)ユキノビジンでもなく、春にはベガの影に隠れ、ローズSでもスターバレリーナに完敗していたホクトベガであった。
これが「ベガはベガでもホクトベガ!」の名フレーズで有名なあのエリザベス女王杯である。
当時は伏兵の一頭に過ぎなかったホクトベガが勝ち切ってしまうのだから今も昔も競馬は難しいやね。
ちなみに2着はノースフライト。
このエリザベス女王杯では、ベガという母としても偉大だった2冠牝馬と、後に歴史的ダートの女王に君臨するホクトベガ、完全無欠のマイラーとして飛躍するノースフライトという歴史的名馬たちが相まみえ、さらには3着内を占めた何とも贅沢な一戦だったのだ。
それでも、それらを向こうに一番人気の支持を集めたのは紛れもなくスターバレリーナ。
彼女の勝利がよもやローズSで途絶えるとは予想だにしなかったが、決してこのまま尻すぼみに終わったわけではなく、古馬になってからも牡馬を相手に中距離戦線で幾度も互角の勝負を演じていたことは伝えておきたい。
という想い出ストーリーを記したからには、今年の注目馬はズバリ!上がり馬でしょう!
過去10年、条件クラスからの参戦馬が絡まなかったのは2年前の1度だけ。この年も条件上がりの馬は複数いたけれど、12頭立てで能力上位馬が力を発揮しやすい状況だったし、もともと阪神1800mは能力がそのまま反映されやすい舞台でもある。
今年は去年と同じ中京開催。去年は1勝クラスを勝ったばかりのオーマイダーリンと、1勝クラスで2着に負けていたムジカが馬券内。
そもそも1勝クラスを勝ったばかりのフアナが1番人気というところに不穏な気配は漂っていたが、何にせよ阪神1800mよりもタフな中京2000mでは流れ次第で波乱の目も十分、下級条件の馬にも出番があると見て良さそうだ。
しかし、今年は下級条件から勝ち上がってきた馬が多い。
・アンドヴァラナウト
・イリマ
・コーディアル
・ストゥーティ
・スパークル
・プリュムドール
・マリアエレーナ
・メイショウオニユリ
・レアシャンパーニュ
この中で前任者が他馬に乗るために今回手綱を取らない馬たち
イリマ(和田騎手⇒タガノディアーナ)
ストゥーティ、マリアエレーナ(松山騎手⇒アールドヴィーヴル)
スパークル(川田騎手⇒オヌール)
レアシャンパーニュ(松若騎手⇒エイシンヒテン)
は主力扱いからはオミットしたい。
重賞では騎乗依頼も早く先約のために騎乗できないというケースも多いだろうが、何にしても乗りなれた騎手が手を離れることはプラスには働かない。
そういう意味で、継続騎乗となるアンドヴァラナウト、コーディアル、メイショウオニユリの3頭は減点要素なし。ただ、頭の高いメイショウオニユリはかつてこの舞台で人気で大敗した過去もあり、舞台適性は高いと思えない。
ただ、本来はスターバレリーナのように2勝クラス勝ち上がってきた方が確率が高いので、マリアエレーナも悪くないとは思う。クロフネ産駒とは思えない切れ味は母父ディープインパクトの影響なのか。お母さんはワグネリアンの全姉だもんなぁ。
ということで上がり馬から上位評価したいのは、アンドヴァラナウト、コーディアル、マリアエレーナの3頭。特に最初の2頭は臨戦過程もいいし、1勝クラスを勝ったばかりとはいえまだ底知れずの状態でどんな走りを見せてくれるか楽しみ。
これらと春の規制勢力の激突の構図かな。ここは素直にアールドヴィーヴル、タガノパッションでいいだろうね。クールキャットは好凡走の波が激しいし、フローラSほど軽いレース質にはならなそうなのがどう出るか。ルメ騎乗で人気はするだろうし、人気込みで判断したい。
↑特別登録注目馬(A)
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。